ディートハルト王子について
- 外見年齢は7〜8歳くらいです
- 元々母親が持っていた固有魔術に加え、ロクサーヌの守護もあり、愛情系統の特殊な魔術領域を持っています(王とヴェンツェルは把握しています)
- 王族としてはかなり可動域が低いです
彼は、やはり人外者との関係が大きな力となる王家において、今後、王族らしからぬ程に人間的な戦い方を強いられる人物になるのだと思います。
愛情を司るロクサーヌと契約したことで、感情への魔術介入を嫌う高位の人外者の守護は今後望み難い状況にあり、実はこの契約はかなりの悪手でして…
父である国王からそれでもロクサーヌを選ぶのかと問われた上で無理を通して契約をしましたので、子供なりの思考で(他の兄達よりは可動域が低めなので割と歳相応に近い精神年齢です)、どんな手を使っても自分を評価させ、彼女を選んだことを周囲に認めさせたいという焦りもあるようです。
ロクサーヌのことは喪った母親を感じさせる存在として慕っていますので(ロクサーヌが知ればショックでしょうが…)、彼が奪われまいとしているのは未だに母親なのかもしれません
まだ“頭がいい子供”でしかない彼にとって、本当は
ヒルドや
ドリーのような存在こそ必要だったのではないでしょうか。
とは言えやはり、作中では少し異質な捻れ方をしてゆく登場人物なのかもしれません。
可動域については、四領の中では格段に土地の魔術が弱いアルビクロムの王子らしい体質とも言えます。
最終更新:2022年04月22日 22:35