煉瓦の魔物

煉瓦の魔物視点:9

土を焼き煉瓦を作る、または、出来上がった煉瓦を土に還す魔物。
魔物として成ったのは、人間の恐怖と欲望からだったらしく、曰く、戦乱に於いて、煉瓦を崩すということは国取りに効果があることや、国を富ませるにあたり、民草の建築を統べる力が、ある意味贅沢な魔術であったことからのようだ。(12)

魔術の効果の高い、淡い砂色の鉱石を砕いて焼いている、人間の技術と本来の材料では、作れる筈のない特別製の煉瓦も生成できる(12)。

ネアの転職先候補とされた魔物でもある(1)。
商売としての需要があり、華美過ぎない容貌の煉瓦がネアのお気に召していた模様(9)。
面倒見の良さそうな兄貴分の気質で、多少打算的なところあり。(9)
ネア曰く、冬の夕暮れみたいな綺麗な赤い髪(12)。


ネアと出会った時には既に他に契約者(歌乞い)がいたため、大目に見積もって二年くらいは待ち時間が出てしまいそうだと転職先に決めかねていた。(9)
主人である歌乞いは下層の人間で、今は味のあるいい容貌をした老人だという。雨漏りのする小さな家に住んでいた描写がある。分厚い手を傷だらけにして煉瓦を作る男に、手を貸してやろうと思ったことが契約のきっかけの模様。(12)

ネアから手触りのいいベルベットの幅広の紺色のリボンが贈られるも、それが原因となってディノに練り直され違う生き物にされてしまう(1、12)
ディノに煉瓦の魔物の情報を売ったのはゼノーシュで、代わりに契約者の命を削らないやり方を教えて貰った(30)。

練り直された先は、どうやら鍋の魔物のようだ(108)。

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最終更新:2019年01月12日 02:18