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軍政コーポラティズム
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The New Order
軍政コーポラティズム | ||
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英名 | Stratocratic Corporatism |
別名 | ||
登場作品 | The New Order | |
上位イデオロギー | 国家社会主義 | |
主要なイデオローグ |
軍政コーポラティズムそれ自体は、ファシズムではない。しかし、ファシズムの教義から着想を得ているのは事実だ。それは、社会を全体主義的、コーポラティズム的に組織化し、軍部が強く社会の主導権を握っていることに表れている。そのような社会では、軍、ひいては国家全体を支えるため、軍人以外の人々が動員されるのである。
軍政コーポラティズムは、コーポラティズム的、全体主義的な構造を超えた他の特徴も持ちうる。このような政府は、必ずではないにしろ、しばしば人種優越思想の要素を含んでいるのだ。ナチズムのように似非科学的な支配民族の称揚によって行われるわけではないが、軍政コーポラティズム社会は、民族精神や神話を呼び起こすことで人種優越思想を煽るのが常である。
このような社会において、平和は終わることなく連鎖する戦争の合間に過ぎない。従って、国家の持つ全ての物理的・道徳的資源は戦時動員のため、永遠に用意され続けなければならないのである。この種の政府は、いかにして自立心旺盛な大衆に、人々が直接関わる範囲を超えた国家の「運命」に目を向けさせるかという問題と頻繁に向き合うこととなる。愛国組織への強制加入、社会からこぼれ落ちた人々の労働力としての動員、成長し続ける軍隊を支えるためという名目での「形だけの犠牲」の継続的な要求などを行う政権に、手の届かぬものはなにもないのだ。そのような国が敗北するはずがない。国民は政府を信用し、そのような声明が真実であると考え続けているのである。
(TNO日本語化Modより引用)