※投稿者は作者とは別人です
927 :名無し:2008/03/22(土) 10:09:23 ID:N/wmXKyk0
ここで私も一つ短編投下させていただきます。
カンザス州レブンワースにアメリカの陸軍大学がある。そこの陸軍大学で二人の男が髀肉の嘆をかこっていた。
一人はドイツ陸軍のモーデル中将、もう一人はソビエト陸軍のチュイコフ中将である。
モーデルの方は、たまたまアメリカ大使館付きの武官だったために転移に巻き込まれたのであるが、チュイコフの方は、中国軍軍事顧問をしていたが、蒋介石がアメリカの援助を得るために特別の使節団を送った際にこれに随行したために巻き込まれたのである。
現在、彼らは暇である。何故ならば、彼らの階級が高すぎたためである。そのため、現在、彼らは、陸軍大学で教壇に立っていた。もっとも、同じ中将でも米国戦車購入使節団長としてアメリカを訪れていた、石原莞爾は、アメリカ政府の顧問として活躍していたが。
「モーデル、君の所の軍人は随分と活躍しているようだね。陸軍ではバイエルライン大佐、空軍ではマルセイユ中尉、海軍では、リュート中佐やクレーマー大尉、SSでは、クルト・マイヤー少佐といった面々は素晴らしい功績を立てているそうじゃないか。」
「チュイコフ、それは素晴らしいことだが、私にはあまり意味のないことだ。なぜなら、それは、私のおかげではないからだ。」
「モーデル、君も前線行きの嘆願書は出したんだろ、どうだった?」
「まだ、時期を待てということだ、君のところは?」
「同じだ。」
「我々はこのまま朽ち果ててしまうのだろうか。」
「そんなことはない、いつかきっと時期が来るさ。」
「そう願いたいものだ。」
このような話をしているうちに、いつしか夜も更けていったのだった。
果たして、彼らに活躍の時は来るのだろうか。それはまだまだ分からないのだった。
短編投下終了です。
927 :名無し:2008/03/22(土) 10:09:23 ID:N/wmXKyk0
ここで私も一つ短編投下させていただきます。
カンザス州レブンワースにアメリカの陸軍大学がある。そこの陸軍大学で二人の男が髀肉の嘆をかこっていた。
一人はドイツ陸軍のモーデル中将、もう一人はソビエト陸軍のチュイコフ中将である。
モーデルの方は、たまたまアメリカ大使館付きの武官だったために転移に巻き込まれたのであるが、チュイコフの方は、中国軍軍事顧問をしていたが、蒋介石がアメリカの援助を得るために特別の使節団を送った際にこれに随行したために巻き込まれたのである。
現在、彼らは暇である。何故ならば、彼らの階級が高すぎたためである。そのため、現在、彼らは、陸軍大学で教壇に立っていた。もっとも、同じ中将でも米国戦車購入使節団長としてアメリカを訪れていた、石原莞爾は、アメリカ政府の顧問として活躍していたが。
「モーデル、君の所の軍人は随分と活躍しているようだね。陸軍ではバイエルライン大佐、空軍ではマルセイユ中尉、海軍では、リュート中佐やクレーマー大尉、SSでは、クルト・マイヤー少佐といった面々は素晴らしい功績を立てているそうじゃないか。」
「チュイコフ、それは素晴らしいことだが、私にはあまり意味のないことだ。なぜなら、それは、私のおかげではないからだ。」
「モーデル、君も前線行きの嘆願書は出したんだろ、どうだった?」
「まだ、時期を待てということだ、君のところは?」
「同じだ。」
「我々はこのまま朽ち果ててしまうのだろうか。」
「そんなことはない、いつかきっと時期が来るさ。」
「そう願いたいものだ。」
このような話をしているうちに、いつしか夜も更けていったのだった。
果たして、彼らに活躍の時は来るのだろうか。それはまだまだ分からないのだった。
短編投下終了です。