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ChilloutVR
最終更新:
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ChilloutVRまとめ
- 概要
- 始め方
- UnityとCCK
- アバターをアップロードする
- ワールドをアップロードする
- VRChatから移植する場合
- 成人向けコンテンツとゾーニング
- ゾーニング早見表
- VRChatとの違い
- 制作時によくある注意点
- 関連用語
- 外部リンク
概要
ChilloutVR(CVR)は、AB Interactiveが開発する無料のソーシャルVRプラットフォーム。
VRモードのほかデスクトップモードでも利用でき、ユーザーが制作したアバター、ワールド、Propなどを利用できる。
VRモードのほかデスクトップモードでも利用でき、ユーザーが制作したアバター、ワールド、Propなどを利用できる。
コンテンツ制作にはUnityと公式のContent Creation Kit(CCK)を使用する。
VRChatと似た制作環境を持つ一方、アバターやワールドの設定項目、アップロード方法、成人向けコンテンツの扱いなどはChilloutVR独自の仕様となっている。
VRChatと似た制作環境を持つ一方、アバターやワールドの設定項目、アップロード方法、成人向けコンテンツの扱いなどはChilloutVR独自の仕様となっている。
成人向けコンテンツそのものを全面禁止しているサービスではなく、
公式のContent Tag、Mature Content Access、Private Instanceなどを利用してゾーニングする方式を採用している。
公式のContent Tag、Mature Content Access、Private Instanceなどを利用してゾーニングする方式を採用している。
主な特徴
- VR / Desktop両対応
- Unityによるアバター・ワールド制作
- 公式SDKに相当するCCK(Content Creation Kit)を使用
- Full Body Tracking対応
- Face Tracking対応
- アバター、ワールドのほかPropをアップロード可能
- Suggestive / ExplicitなどのContent Tagによるゾーニング
- 成人向けコンテンツ用のMature Content Accessあり
始め方
ゲームを導入する
ChilloutVR本体はSteamから無料で導入できる。
ゲームを遊ぶだけならSteamアカウントから開始できるが、
アバターやワールドをアップロードする場合はChilloutVRアカウントへの移行・登録を行う。
アバターやワールドをアップロードする場合はChilloutVRアカウントへの移行・登録を行う。
クリエイター用アカウントを準備する
コンテンツをアップロードする場合はCommunity Hubを利用する。
大まかな流れは以下。
- ChilloutVRを起動
- SteamアカウントからChilloutVRアカウントを作成
- メール認証を行う
- Community Hubへログイン
- Profile Settingsを開く
- Access Key ManagementからCCK Master Keyを取得する
CCKへログインするときに使用するのは通常のアカウントパスワードではなく、
このCCK Master Keyなので注意。
このCCK Master Keyなので注意。
UnityとCCK
CCKとは
CCK(Content Creation Kit)は、ChilloutVR向けのアバター・ワールド・Propを制作、ビルド、アップロードするための公式制作キット。
VRChatでいうSDKに近い立ち位置。
CCK 4とCCK 3
現在はCCK 4が現行系。

CCK 4では
- 新しいBuild Panel
- Content Browser
- Account Switcher
- 新しいBuild Pipeline
- UnityをPlay Modeにしなくてもアップロード可能
などが導入されている。
CCK 3はLegacy扱いで、今後の開発はCCK 4が中心。
新規制作なら基本的にCCK 4を使用する。
Unityについて
ChilloutVRのコンテンツ制作はUnity上で行う。
CCKごとに対応Unityバージョンが決められているため、
適当な最新版Unityを入れるのではなく、公式CCKページから指定されているUnityを導入するのが安全。
適当な最新版Unityを入れるのではなく、公式CCKページから指定されているUnityを導入するのが安全。
CCK 3 LegacyではUnity 2021.3.45f2が案内されている。
CCK 4は対応Unityが更新される可能性があるため、
制作開始時に公式Documentationの「Setup Unity and CCK」を確認することを推奨。
制作開始時に公式Documentationの「Setup Unity and CCK」を確認することを推奨。
※同一UnityプロジェクトへCCK 3とCCK 4を同時に入れることはできない。
CCK 4を入れる
- 対応Unityをインストール
- 新規Unity Projectを作成
- CCK 4をダウンロード
- UnityへCCKをImport
- CCK Control Panelを開く
- ChilloutVRのユーザー名とCCK Master Keyでログイン
CCKを更新する際は古いCCK関連フォルダが残っていると問題になることがある。
重要なプロジェクトは更新前にバックアップ推奨。
重要なプロジェクトは更新前にバックアップ推奨。
アバターをアップロードする
必要なもの
- Unity
- CCK
- ChilloutVRアカウント
- CCK Master Key
- Humanoidなどでセットアップ済みの3Dモデル
Blenderなどで制作したFBXをUnityへインポートして使用できる。
基本手順
- UnityへアバターのFBX・Texture・Materialを入れる
- SceneへアバターPrefabを配置
- Humanoid Avatarとして正常に動くか確認
- アバターのRoot GameObjectへ「CVR Avatar」を追加
- View Positionを設定
- Voice Positionを設定
- Animatorを確認
- 必要ならBlink、Viseme、Eye Movementを設定
- Content Tagを設定
- CCK BuilderでValidationを確認
- Local Testで動作確認
- Build / Upload
- Community Hubで詳細設定を確認
- 必要に応じてSubmit for Publication
CVR Avatarを追加すると、必要なCVR Asset Infoも自動的に追加される。
最低限確認する場所
View Position
一人称視点の位置。
通常は左右の目の中央付近に設定する。
通常は左右の目の中央付近に設定する。
Voice Position
ボイスが発生する位置。
通常は頭部・口付近を基準にする。
通常は頭部・口付近を基準にする。
Blink
まばたき用BlendShapeを設定できる。
Viseme
口パク用BlendShapeを設定する。
Eye Movement
対応するアバターでは自動視線を利用できる。
アップロード前チェック
- View Positionが頭の外へ飛び出していない
- Humanoid Boneが正常
- Animator Errorがない
- MaterialがMissingになっていない
- 表情が破綻していない
- Scaleが極端ではない
- Content Tagを付け忘れていない
CCK 4ではLocal Testを使用して、
アップロード前にChilloutVR上でアバターを確認することもできる。
アップロード前にChilloutVR上でアバターを確認することもできる。
ワールドをアップロードする
必要なもの
- Unity
- CCK
- ChilloutVRアカウント
- World用Scene
成人向けイベントの実例
ChilloutVRでは、
成人向けコンテンツを単に閲覧するだけでなく、
実際にユーザー参加型イベントへ利用された記録もある。
成人向けコンテンツを単に閲覧するだけでなく、
実際にユーザー参加型イベントへ利用された記録もある。
2025年には、
DLsite等で頒布・記録された企画の中に、
DLsite等で頒布・記録された企画の中に、
ChilloutVR上で視聴者参加型のR18イベントを開催した事例
が確認されている。
内容としては、
成人向け表現を前提としたソーシャルVRイベントで、
参加者がChilloutVR内へ集まり、
成人向けワールドやアバターを用いて交流する形式だった。
成人向け表現を前提としたソーシャルVRイベントで、
参加者がChilloutVR内へ集まり、
成人向けワールドやアバターを用いて交流する形式だった。
これは、
''ChilloutVRが成人向け3Dコンテンツを表示できるだけの場所ではなく、
成人向けイベントそのものを開催する空間としても利用されている''
成人向けイベントそのものを開催する空間としても利用されている''
ことを示す事例の一つである。
2025年時点ですでにこのような利用例が存在していたことから、
ChilloutVRでは、
ChilloutVRでは、
- 成人向け同人イベント
- 視聴者参加型企画
- 成人向けアバター展示
- 成人向けワールドイベント
などへ発展する可能性もある。
もちろん、
実際の開催時にはChilloutVR側の年齢制限、
Explicit設定、
公開範囲、
各種コンテンツガイドラインに従う必要がある。
実際の開催時にはChilloutVR側の年齢制限、
Explicit設定、
公開範囲、
各種コンテンツガイドラインに従う必要がある。
しかし少なくとも、
''「成人向け表現が可能かもしれない」という仮説ではなく、
2025年にはすでに視聴者参加型R18イベントの開催記録が存在する''
2025年にはすでに視聴者参加型R18イベントの開催記録が存在する''
という点は、
ChilloutVRの文化を考える上で興味深い。
ChilloutVRの文化を考える上で興味深い。
基本手順
- Unityで新しいSceneを作成
- 床、建物、Lightingなどを配置
- Colliderを設定
- World管理用GameObjectを作成
- 「CVR World」を追加
- Spawn Pointを設定
- Respawn Heightを設定
- 必要に応じてReference Cameraなどを設定
- Mirror、Video Player、Pickupなどを追加
- Content Tagを設定
- CCK BuilderでValidation
- Local Test
- Build / Upload
- Community Hubで管理
- 公開する場合はSubmit for Publication
CVR Worldを追加するとCVR Asset Infoも自動追加される。
Spawn Point
プレイヤーがワールドへ入ったときの出現地点。
複数登録可能。
床の内部にSpawnを置くと、
参加直後に床へ埋まったり落下する原因になるため少し上へ配置する。
参加直後に床へ埋まったり落下する原因になるため少し上へ配置する。
Respawn Height
プレイヤーがワールドから落下した際、
リスポーンを発生させるY座標。
リスポーンを発生させるY座標。
高所や浮島ワールドでは特に設定しておく。
Local Test
CCK 4ではアバターとワールドをローカルテストできる。
Worldの場合はオフラインのテストインスタンスとして起動できるため、
いきなり公開アップロードするより先に動作確認しておくとよい。
いきなり公開アップロードするより先に動作確認しておくとよい。
VRChatから移植する場合
Blenderで制作したMesh、Armature、Texture、Materialなどの素材自体は流用しやすい。
ただし、
VRChat SDK専用Component
Udon
PhysBone
Expressions Menu
Avatar Descriptor
World Descriptor
などをそのままChilloutVR用機能として使用できるわけではない。
VRChat SDK専用Component
Udon
PhysBone
Expressions Menu
Avatar Descriptor
World Descriptor
などをそのままChilloutVR用機能として使用できるわけではない。
CVR Avatar、CVR World、CCK用Componentなどへ設定し直す必要がある。
そのため
「Unitypackageを入れれば完全自動移植」
というより、
「Unitypackageを入れれば完全自動移植」
というより、
「3D素材は流用しつつ、プラットフォーム固有部分をCVR向けに組み直す」
と考えた方が安全。
成人向けコンテンツとゾーニング
ChilloutVRは成人専用サービスではない
ChilloutVRには13歳以上の一般ユーザーも存在する。
成人向けコンテンツが許可されているからといって、
Public Instanceで自由に成人向け行為をしてよいわけではない。
Public Instanceで自由に成人向け行為をしてよいわけではない。
成人向けコンテンツを扱う場合は
「Content Tag」
「Mature Content Access」
「Instanceの公開範囲」
を正しく使い分ける必要がある。
「Content Tag」
「Mature Content Access」
「Instanceの公開範囲」
を正しく使い分ける必要がある。
Content Tag
CCKではコンテンツへ内容を示すTagを設定する。
成人向けに関係する主なTagは以下。
Suggestive
性的なニュアンスはあるがExplicitではないもの。
例
- 露出度の高い衣装
- ビキニ
- 色気を意識したポーズ
- Suggestiveなダンス
Suggestiveだけであれば、必ずしもPublic Instanceから禁止されるわけではない。
Explicit
明確な成人向け・性的内容。
例
- 性器の露出
- 明示的な裸体
- 性的行為用Animation
- 性的Collider / Interaction
- 成人向け音声
- 性的用途を中心としたWorldやProp
Explicitを設定する場合はSuggestiveも併せて付けることが推奨されている。
Mature Content Access
ExplicitおよびGoreの閲覧にはSteamの
Mature Content Access DLCが使用される。
Mature Content Access DLCが使用される。
このDLCは無料。
ただし単なる「無料DLC」ではなく年齢ゲートとして扱われている。
利用者は
- 18歳以上
- かつ居住地域で成人向けコンテンツへアクセスできる成年年齢
を満たす必要がある。
成人向け行為を行う場所
Adult-Only / Explicitな行為はPrivate Instanceで行う。
Public扱いになる主なInstanceは以下。
- Public
- Group Public
- Friends of Group
- Friends of Friends
- 誰でも参加可能設定のGroup Members Only
これらでは明示的な性的行為・性的ロールプレイ・性的Animationの実演などは禁止。
成人向け交流会やイベントを開く場合は、
Private Instanceとして運用する。
Private Instanceとして運用する。
成人向けイベント
Adult-Only / Explicitイベントを開催する場合、
主催者には参加者の年齢確認が求められる。
主催者には参加者の年齢確認が求められる。
単に
「18歳以上と書いてあります」
だけで済ませるのではなく、
公式規約を確認したうえで運営すること。
「18歳以上と書いてあります」
だけで済ませるのではなく、
公式規約を確認したうえで運営すること。
ChilloutVRの歴史
ChilloutVR(CVR)は、
ユーザー制作のアバターやワールドを中心とするソーシャルVR/ソーシャルサンドボックスである。
ユーザー制作のアバターやワールドを中心とするソーシャルVR/ソーシャルサンドボックスである。
Steam上では2017年6月にはアプリ情報が確認されており、
2021年2月8日にSteamで早期アクセスとして一般公開された。
2021年2月8日にSteamで早期アクセスとして一般公開された。
Steam版では、
- VRモード
- Desktopモード
- カスタムアバター
- カスタムワールド
- Full Body Tracking
- オンラインマルチプレイ
などに対応している。
公式はChilloutVRを、
''user-content-driven multi-universe sandbox''
すなわち、
ユーザー制作コンテンツを中心とした
「マルチユニバース型サンドボックス」と位置づけている。
ユーザー制作コンテンツを中心とした
「マルチユニバース型サンドボックス」と位置づけている。
Steam早期アクセス開始後も開発は継続されており、
2025年から2026年にかけても継続的にアップデートやHotfixが公開されている。
2025年から2026年にかけても継続的にアップデートやHotfixが公開されている。
2026年現在もSteam上ではEarly Access扱いであり、
完成済みの固定されたサービスというより、
完成済みの固定されたサービスというより、
現在進行形で発展しているソーシャルVR
と見るほうが近い。
VRChatの代替候補として
ChilloutVRはしばしばVRChatと比較される。
どちらも、
- ユーザーが自分のアバターを持ち込める
- Unityを利用したワールド制作ができる
- VRとDesktopの両方で利用できる
- ユーザー主催イベントが可能
- 3Dクリエイター文化が存在する
という共通点を持つ。
一方で、
アカウントシステム、
SDK、
コンテンツ規約、
アバター仕様、
コミュニティ文化などは別物である。
アカウントシステム、
SDK、
コンテンツ規約、
アバター仕様、
コミュニティ文化などは別物である。
そのため、
VRChatの完全コピー
というより、
同じ「ユーザー制作型ソーシャルVR」というジャンルに属する別プラットフォーム
として見るのが正しい。
ユーザー制作文化
ChilloutVR公式は、
コミュニティクリエイターをプラットフォームの重要な存在として扱っている。
コミュニティクリエイターをプラットフォームの重要な存在として扱っている。
Unity Editorと専用Content Creation Kitを利用し、
- アバター
- ワールド
- インタラクティブコンテンツ
- ゲーム的なワールド
などを制作可能。
つまりChilloutVRは、
運営側が用意した固定コンテンツを消費するゲームというより、
運営側が用意した固定コンテンツを消費するゲームというより、
ユーザー自身が仮想空間を増殖させるプラットフォーム
という側面が強い。
ChilloutVRに野獣先輩ワールドを建てたらどうなるのか?
ここからは完全なネタ考察。
もしChilloutVRに、
野獣先輩ワールド
を建てたらどうなるのか。
もちろんChilloutVRと野獣先輩に公式な関係は一切ない。
しかしソーシャルVRとは、
ユーザーが自由にワールドやアバターを制作する場所である。
ユーザーが自由にワールドやアバターを制作する場所である。
つまり理論上、
ネットミームをテーマにしたワールド
というもの自体は成立する。
野獣先輩、ChilloutVRへ
仮に野獣先輩ワールドを作るとする。
入口。
普通の住宅街。
中に入る。
急に、
- 謎の青いソファ
- ネットミーム展示
- MMDステージ
- 古いインターネット文化の年表
- 野獣先輩関連のネタ展示
などが並んでいる。
こうなると、
淫夢博物館型ワールド
になる。
ただ単に語録を鳴らすだけではなく、
2000年代から2020年代までネットミームがどう変化してきたか
を展示する文化史ワールドにしてしまえば、
妙に真面目な空間になる可能性もある。
妙に真面目な空間になる可能性もある。
野獣先輩はアバターになるのか?
さらに、
野獣先輩アバター
という発想も出てくる。
野獣先輩ワールドがなぜ妙に似合うのか
ChilloutVRはユーザー制作型サービスである。
つまり、
ユーザーが変なものを作る余地そのものがサービスの一部
である。
ソーシャルVRでは、
- 真面目な都市再現
- 美しい自然
- ゲームワールド
- ホラーワールド
- ミーム
- 意味不明な実験作品
が同じプラットフォーム上に共存できる。
そこへ野獣先輩ワールドが一つ増えても、
ソーシャルVRとしてはむしろ正常
なのかもしれない。
VRChatではなくChilloutVRで作る意味
もしVRChatで公開しづらい内容や、
VRChatとは別の文化を作りたい場合、
VRChatとは別の文化を作りたい場合、
ChilloutVRへ移植・新規制作するという選択肢もある。
過去には、
VRChatから削除・非公開化されたワールドの作者が
別プラットフォームへ活動の場を広げる例も存在する。
VRChatから削除・非公開化されたワールドの作者が
別プラットフォームへ活動の場を広げる例も存在する。
つまり、
一つのソーシャルVRに依存しない
という考え方である。
野獣先輩ワールドのようなネタでも、
VRChat版
ChilloutVR版
ChilloutVR版
を分けて作れば、
同じテーマが別文化へ進化する可能性もある。
同じテーマが別文化へ進化する可能性もある。
ChilloutVRの未来
ChilloutVRの未来を考える上で重要なのは、
ユーザー制作コンテンツをどこまで増やせるか
である。
2026年現在、
VRChatと比べればユーザー数や日本語圏コミュニティは小さい。
VRChatと比べればユーザー数や日本語圏コミュニティは小さい。
しかし逆に考えると、
文化がまだ完全に固定されていない
という特徴もある。
小さいからこそ文化を作れる可能性
大規模プラットフォームでは、
すでに、
- 人気ワールド
- 人気アバター
- 有名イベント
- 定番文化
が形成されている。
一方、
規模が小さいサービスでは、
新しいユーザーが文化そのものを作る余地が大きい。
規模が小さいサービスでは、
新しいユーザーが文化そのものを作る余地が大きい。
例えば、
- 日本人向けワールド
- ケモノ文化
- クリーチャー系アバター
- 同人誌イベント
- 自主制作ゲーム
- 実験的インタラクティブ作品
などを早期に持ち込めば、
ChilloutVR独自文化
になる可能性がある。
VRChat難民の受け皿になる可能性
ソーシャルVRでは、
規約変更やモデレーション、
技術仕様変更などによって、
規約変更やモデレーション、
技術仕様変更などによって、
「今まで公開できていたものが公開しづらくなる」
ということが起こり得る。
その場合、
ユーザーは別サービスを探す。
ユーザーは別サービスを探す。
ChilloutVRは以前から、
そうした
そうした
VRChat以外の選択肢
として語られてきた。
もちろん、
ChilloutVRにも独自の規約は存在するため、
ChilloutVRにも独自の規約は存在するため、
何でも無制限に許される避難所
ではない。
しかし、
複数のソーシャルVRが存在すること自体は、
クリエイターにとって選択肢が増えるという意味で重要。
複数のソーシャルVRが存在すること自体は、
クリエイターにとって選択肢が増えるという意味で重要。
モンスター・ケモノ文化との相性
ChilloutVRではカスタムアバターが利用できるため、
- ケモノ
- ドラゴン
- リザードマン
- ロボット
- 怪獣
- 異星人
- 四足キャラクター
など、
人間型美少女以外の文化も発展できる。
VRChatで確立したケモノ文化が
ChilloutVRへ移植されれば、
ChilloutVRへ移植されれば、
別のケモノ圏
が形成される可能性もある。
ChilloutVRと同人文化
ChilloutVRで特に面白い可能性が、
同人文化との接続
である。
日本の同人文化には、
- 同人誌
- 漫画
- 小説
- 音楽
- ゲーム
- 3Dモデル
- フィギュア
- グッズ
などが存在する。
一方、
ソーシャルVRでは、
ソーシャルVRでは、
- ワールド
- アバター
- 衣装
- 3D小物
- ゲーム
- 写真
- イベント
などが制作される。
両者はかなり近い。
3Dワールドは「歩ける同人誌」になれる
普通の同人誌では、
ページをめくる。
しかしVRでは、
作品世界の中を歩く
ことができる。
例えば、
漫画家が自作漫画の舞台を3D化する。
小説家が作中の街を再現する。
イラストレーターが自分の絵を巨大ギャラリーとして展示する。
音楽サークルがライブ会場を作る。
こうなると、
同人作品そのものが空間になる
のである。
バーチャル同人即売会
さらに発展すると、
ChilloutVR内で
同人即売会
を開催することも考えられる。
会場ワールドを作る。
サークルごとにブースを置く。
ブースには、
- 同人誌表紙
- 漫画サンプル
- 3Dモデル
- 音楽試聴
- ゲーム体験版
- 外部販売ページ
などを配置する。
ユーザーはアバターで会場を歩く。
つまり、
コミケの3D空間版
である。
コミケとの連携
さらに現実のコミックマーケットと連動する可能性もある。
例えば、
リアル会場
+
ChilloutVR会場
+
ChilloutVR会場
を同時開催する。
リアル会場へ行けない人はVRから参加。
リアルのサークルスペースにはQRコードを置く。
読み込むと、
ChilloutVR内の展示ブースへ飛ぶ。
逆にVR側から、
BOOTHなどの通販ページへ移動する。
こうなれば、
リアル同人即売会とバーチャル即売会のハイブリッド
になる。
実際にVRと同人文化は接近している
VRChatではすでに、
アバターを題材にしたイラスト依頼や漫画制作が大きな文化になっている。
アバターを題材にしたイラスト依頼や漫画制作が大きな文化になっている。
2026年にはSkebがVRChatとのログイン連携を開始し、
同社によれば
VRChatアバターを描いてもらう「うちの子リクエスト」が
Skeb全取引のおよそ20%を占める一大ジャンルになっている。
同社によれば
VRChatアバターを描いてもらう「うちの子リクエスト」が
Skeb全取引のおよそ20%を占める一大ジャンルになっている。
つまり、
VRアバター文化とイラスト・同人文化の融合
はすでに始まっている。
ChilloutVRでも同じ流れが起こる可能性はある。
VRChatと同人作家の摩擦
ただし、
ソーシャルVRと同人文化が接続すると、
必ずしも問題なく進むとは限らない。
ソーシャルVRと同人文化が接続すると、
必ずしも問題なく進むとは限らない。
特に、
- 成人向け表現
- スクリーンショット
- ワールド作者の権利
- 二次利用
- プラットフォーム規約
などが衝突することがある。
VRChaHとJapan Shrine騒動
2019年には、
VRChatを題材にした成人向け同人ゲーム
「VRChaH」をめぐって、
Japan ShrineなどのVRChatワールドのスクリーンショット利用が問題になった。
VRChatを題材にした成人向け同人ゲーム
「VRChaH」をめぐって、
Japan ShrineなどのVRChatワールドのスクリーンショット利用が問題になった。
ゲーム側はVRChat運営へ確認し、
スクリーンショット使用そのものについて回答を得ていた一方、
VRChat由来の性的に露骨なコンテンツ利用について注意を受けたと報告している。
スクリーンショット使用そのものについて回答を得ていた一方、
VRChat由来の性的に露骨なコンテンツ利用について注意を受けたと報告している。
その後、
制作者側は背景画像を別素材へ差し替えた。
制作者側は背景画像を別素材へ差し替えた。
一方でJapan Shrine側では、
自作ワールドが意図しない成人向け作品へ利用されることへの懸念が生じ、
当時公開していたワールドを削除する判断につながった。
自作ワールドが意図しない成人向け作品へ利用されることへの懸念が生じ、
当時公開していたワールドを削除する判断につながった。
この事件は、
同人文化の自由な二次創作
と
VRワールド作者が自分の作品をどう扱ってほしいか
と
VRワールド作者が自分の作品をどう扱ってほしいか
が衝突した代表的な事例の一つである。
「同人作家がVRChatに行ったらBAN」の話について
ネット上では、
同人・成人向け制作文化とVRChatの規制が衝突してBANされた
という話が語られることがある。
ただし、
今回検索した範囲では、
今回検索した範囲では、
「同人作家だったためVRChatへ行ったらBANされた」という単純な一件
を裏付ける一次資料は確認できなかった。
一方で、
2026年にはセンシティブ寄りのワールド制作者が
複数回のアカウント停止を受けたとする実体験が公開されている。
2026年にはセンシティブ寄りのワールド制作者が
複数回のアカウント停止を受けたとする実体験が公開されている。
あるワールド作者は、
センシティブ系ワールドに関連して
短期間に複数回BANされたことを報告しており、
別の記事では水着姿のポスターが置かれたワールドでも
1週間の停止処分を受けたとしている。
センシティブ系ワールドに関連して
短期間に複数回BANされたことを報告しており、
別の記事では水着姿のポスターが置かれたワールドでも
1週間の停止処分を受けたとしている。
またVRChat側は、
コンテンツに関する停止処分について
完全自動AI BANではなく、
通報などをもとに人間のモデレーターが判断していると説明していると報告されている。
コンテンツに関する停止処分について
完全自動AI BANではなく、
通報などをもとに人間のモデレーターが判断していると説明していると報告されている。
したがって、
同人作家だからBANされる
というより、
''同人・成人向け文化で普通に扱われる表現が、
ソーシャルVR側のコンテンツ規約に引っかかる可能性がある''
ソーシャルVR側のコンテンツ規約に引っかかる可能性がある''
という理解のほうが正確。
同人文化とプラットフォーム文化は同じではない
同人イベントでは許容されている作品でも、
オンラインゲームやソーシャルVRでは
別の規約が適用される。
別の規約が適用される。
逆に、
ソーシャルVRで普通に行われている行為でも、
同人作品へ転用する場合には
著作権や利用規約の問題が出る可能性がある。
ソーシャルVRで普通に行われている行為でも、
同人作品へ転用する場合には
著作権や利用規約の問題が出る可能性がある。
つまり、
コミケでOK=VRでもOK
ではない。
VRでOK=同人誌で自由に使える
でもない。
双方の文化と規約を理解する必要がある。
ChilloutVRは同人作家の新天地になれるか?
ここでChilloutVRへ話が戻る。
もし、
- 漫画家
- 同人作家
- イラストレーター
- ゲーム制作者
- 3Dモデラー
がChilloutVRへ大量に参加したらどうなるのか。
かなり面白い。
漫画家がワールドを作る
漫画の背景を3Dで制作。
その背景をそのままChilloutVRワールドとして公開。
読者が漫画の舞台を歩く。
キャラクターの部屋を見る。
作中に登場した店へ入る。
こうなると、
漫画のファンブックが3D空間になる
。
同人作家がアバターを作る
自分のオリジナルキャラクターを3D化。
ChilloutVRアバターとして公開。
ファンが利用する。
さらに、
同人誌
↓
アバター
↓
ワールド
↓
ゲーム
↓
アバター
↓
ワールド
↓
ゲーム
へ展開する。
一つのキャラクターIPを、
個人サークルだけで巨大化させることも可能になる。
個人サークルだけで巨大化させることも可能になる。
コミケのサークルスペースをそのまま保存
現実のコミケは数日で終了する。
しかしVRなら、
サークルスペースを永久保存
できる。
コミケ終了後も、
- ポスター
- 頒布物サンプル
- 展示
- サークル紹介
を3D空間に残せる。
これは、
同人イベントのデジタルアーカイブ
にもなる。
同人イベントそのものがワールドになる未来
将来的には、
夏コミ
冬コミ
オンリーイベント
ケモノ系即売会
ゲーム制作イベント
冬コミ
オンリーイベント
ケモノ系即売会
ゲーム制作イベント
などが、
リアル会場+VR会場
を同時に持つ可能性もある。
そしてVR側では、
- 24時間開場
- 海外参加
- 物理的スペース制限なし
- 巨大展示
- 3D作品の試着
- ゲームの実演
など、
リアル即売会では難しい展示が可能になる。
リアル即売会では難しい展示が可能になる。
ChilloutVRの未来は「第二のVRChat」ではないかもしれない
ChilloutVRが将来成功するとしても、
単純に、
VRChatを倒して置き換える
必要はない。
むしろ、
VRChat
=巨大な総合ソーシャルVR
=巨大な総合ソーシャルVR
ChilloutVR
=より小規模で実験的なクリエイター空間
=より小規模で実験的なクリエイター空間
のように、
別文化として共存する可能性がある。
別文化として共存する可能性がある。
同人・人外・実験文化の場所
もしChilloutVRに、
- 同人作家
- ケモノ制作者
- モンスター3D制作者
- インディーゲーム開発者
- 音楽サークル
- ネットミーム文化
が集まれば、
バーチャル秋葉原+コミケ+同人ゲームイベント
のような独自文化になるかもしれない。
結論
ChilloutVRは、
単なるVRChat代替サービスではない。
単なるVRChat代替サービスではない。
ユーザーがアバターとワールドを持ち込み、
文化そのものを作れるプラットフォームである。
文化そのものを作れるプラットフォームである。
そのため未来には、
野獣先輩ワールド
のようなネットミーム空間から、
漫画家の作品世界
同人即売会
コミケ連動ワールド
ケモノ・モンスター展示会
まで、
まったく違う文化が同居する可能性がある。
そして重要なのは、
一つのプラットフォームだけに
創作文化を集中させないことである。
創作文化を集中させないことである。
VRChatで難しいことをChilloutVRで試す。
ChilloutVRで生まれた文化を別のサービスへ持っていく。
リアルのコミケとVRイベントを接続する。
そうなれば、
ソーシャルVRそのものが同人活動の新しい媒体
になるかもしれない。
そしてその片隅に、
なぜか野獣先輩ワールドが存在する。
それくらいカオスなほうが、
ソーシャルVRらしいのかもしれない。
ソーシャルVRらしいのかもしれない。
ケモノアバターの場合
ChilloutVRのContent Guidelinesには、
Furryを含む「Visually Non-Human Avatar」について個別基準がある。
Furryを含む「Visually Non-Human Avatar」について個別基準がある。
全身が毛や鱗で覆われたAnthropomorphic Animalは、
人間型裸体とまったく同じ基準では判定されない。
人間型裸体とまったく同じ基準では判定されない。
ただし
- 性器
- 生殖器
- 明示的な性的部位
などが見える場合はExplicit対象。
「ケモノだから全部セーフ」という意味ではない。
迷った場合はTagを付ける方が安全。
ゾーニング早見表
| 内容 | Content Tag | Public | Private |
| 通常のアバター | 不要または該当Tag | ○ | ○ |
| 水着・Suggestive衣装 | Suggestive | 原則可能 | ○ |
| Explicit機能を持つアバター | Explicit + Suggestive | 表示・行動に注意 | ○ |
| 明示的な裸体の露出 | Explicit | × | 成人のみ |
| 性的Animationの実演 | Explicit | × | 成人のみ |
| 性的ロールプレイ | Explicit相当 | × | 成人のみ |
| 成人向けイベント | Explicit相当 | × | 年齢確認したPrivate |
※Content Tagを付ければPublicで成人向け行為をしてよい、という意味ではない。
「コンテンツの分類」と「ユーザーの行動規則」は別に考える。
「コンテンツの分類」と「ユーザーの行動規則」は別に考える。
VRChatとの違い
ChilloutVRもVRChatもUnity系のユーザー制作型ソーシャルVRだが、
SDK/CCKや各種Componentは別物。
SDK/CCKや各種Componentは別物。
ChilloutVRでは成人向けコンテンツについて
Suggestive / ExplicitなどのTagとMature Content Accessが公式に用意されており、
成人向けコンテンツを単純に存在禁止するのではなくゾーニングする仕組みが用意されている。
Suggestive / ExplicitなどのTagとMature Content Accessが公式に用意されており、
成人向けコンテンツを単純に存在禁止するのではなくゾーニングする仕組みが用意されている。
ただし成人向け行為はPrivate Instanceに限定されるため、
「CVRならどこでもNSFW可能」という理解は誤り。
「CVRならどこでもNSFW可能」という理解は誤り。
制作時によくある注意点
CCKのバージョンが違う
古い解説ではCCK 3を使用している場合がある。
現在新しく始める場合はCCK 4を基準にするとよい。
Unityを勝手に最新版へ更新しない
CCK対応Unityを使用する。
Unityプロジェクトを更新すると戻せない場合があるためバックアップ推奨。
VRChat用Componentを残したままにしない
VRChat SDK依存部分はCVR用Componentへ置き換える。
Tagを付け忘れない
Suggestive、Explicit、Horror、Gore、Flashing Effectsなど、
該当する内容にはContent Tagを設定する。
該当する内容にはContent Tagを設定する。
いきなり公開しない
まずLocal Testで確認してからUploadする。
関連用語
- CCK
- Content Creation Kit。ChilloutVRの公式制作環境。
- CVR Avatar
- アバターRootへ追加する主要Component。
- CVR World
- ワールドへ追加する主要Component。
- Community Hub
- アカウント、CCK Key、アップロード済みコンテンツなどを管理するWebサービス。
- Mature Content Access
- Explicit / Goreコンテンツ用の年齢ゲート。
- Suggestive
- 成人向けを示唆するがExplicitまではいかないコンテンツ分類。
- Explicit
- 明確な成人向けコンテンツ分類。
外部リンク
- ChilloutVR公式
- ChilloutVR Documentation
- CCK Setup
- Content Tags
- Content Guidelines
- Behaviour Guidelines
- Mature Content Access DLC









