F 内分泌・代謝機能検査
小項目
- 視床下部,下垂体,甲状腺,副甲状腺〈上皮小体〉,副腎皮質・髄質,消化管,膵,腎臓,性腺・胎盤,心臓
101B88
検査と適応疾患の組合せで正しいのはどれか。
a ICG試験――――――――――胆石症
b 水制限試験――――――――腎不全
c インスリン負荷試験――――糖尿病
d Ellsworth-Howard試験―――副甲状腺機能亢進症
e デキサメサゾン抑制試験――Cushing症候群
× a
× b
× c
× d
○ e
正解 e
100G103
病態と検査の組合せで正しいのはどれか。
a 低カリウム血症―――ブドウ糖負荷試験
b 低カルシウム血症――Ellsworth-Howard試験
c 低クロール血症―――高張食塩水負荷試験
d 低ナトリウム血症――ピトレッシン試験
e 低リン血症―――――Fishberg濃縮試験
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
99F38
35歳の女性。人間ドックで右副腎部に径1.5cmの腫瘤を指摘されて来院した。身長 162cm,体重 58kg。脈拍 76/分,整。血圧 126/78mmHg。血液所見:赤血球 400万,Hb 13.0g/dl,Ht 40%,白血球 7000。血清生化学所見:空腹時血糖 96mg/dl,Na 142mEq/l,K 3.8mEq/l,Cl 102mEq/l。コルチゾール 18.5μg/dl(基準 5.2~12.6),アルドステロン 8.2ng/dl(基準 5~10),血漿レニン活性 2.1ng/ml/時間(基準 1.2~2.5)。
次に行う検査はどれか。
a インスリン負荷試験
b アルギニン負荷試験
c メトピロン負荷試験
d デキサメサゾン抑制試験
e フロセミド負荷試験
× a
× b
× c
○ d
× e
正解 d
診断 副腎性preclinical Cushing症候群が考えられる。(ただし,preclinical Cushing症候群の診断基準では,早朝血中コルチゾール値は基準値以内の場合が多い)