リリカ・ルシティーネ
登場作品:封緘のグラセスタ
解説
東ゴーティア迎撃匠合に所属するルシティーネ家の現当主。
のんびりとした性格をしており、一番の趣味は散歩でありながら極度の方向音痴である為、必ずといっていい程迷子になってしまう。
幼少時に両親に連れられて訪れた
黒の坑内で
正体不明の怪物の襲撃を受け、両親を含めた同行者全てが命を落とす中で唯一人生還したが、
肉体と魂が乖離してしまい、以降は大半の時間を
魔導操殻の身体に魂を宿して過ごさなくてはならない状態となった。
例外は
青き月が満月となる時であり、
リューシオンの力が高まるその間のみ元の身体に戻って活動ができる。
自身の身体におきた異常の原因を探り、問題を解決する為に
黒の坑の奥地を目指しており、
戦闘に向かない自分を護衛しながら地下迷宮の探索に付き合ってくれる戦士を探していたところ、
友人である
ダルフィアから
ジェダルの話を聞いて興味を抱き、彼と実際に会話をした結果、その力を試す事となり、
魔の災怨の迎撃任務に推薦した。
災怨の迎撃後、
ジェダルは
フルーレティと接触した事で
魔族と通じているという濡れ衣を着せられ、更には
悪魔へ変貌する疑いをもかけられてしまったが、
厳しい立場に置かれた彼を終始擁護し、議論の末に自身の管理下で責任をもって監視するという条件で彼を救った。
以降は
ジェダルを護衛として
黒の坑の探索を開始し、行動を共にする中で次第に彼に惹かれていく事となった。
なお自身の恋心を自覚したのは
ジェダルが自由民となった後も
祖国ベルガラードに帰還せず、協力を続けてくれる事を約束してくれた後。
ジェダルにとっては自身の命を繋ぐ為に選択の余地が無い契約相手ではあったが、その善良で真摯な性格によって早い段階で彼から信頼に値する相手と判断されている。
当初は自覚していなかったが、
ジェダルの方も無意識化ではずっと惹かれていた様であり、後に互いの想いが通じ合った事で結ばれた。
黒の坑で
不死体に似た謎の存在に遭遇してからは彼等を
不命体と名付けて調査を進めていたが、その過程で
不命体と化して生存していた両親と再会、
不命体の正式名称が
燐使である事、かつて自分達を襲撃した正体不明の怪物も
燐使であった事、そしてその研究に両親も携わっていた事を知った。
自分達を
燐使へと変質させようとする両親を前に一度は戦意を失いかけたが、
ジェダルの言葉で奮起し彼等を撃退、
既に完全に
燐使と化していた両親を救う事は叶わなかったが、
リューシオンの力で
燐使の特性が失われて崩壊しつつある彼等から全ての黒幕が
レギである事を伝えられた。
レギの暗躍を知った後はこれ以上悲劇を起こさせない為にも
燐使計画を止める事を決意、最終的に
リクシュマの肉体と融合した
レギの討伐を
ジェダル達と共に果たした。
また
レギを倒した事で彼の因子の力が失われた為、肉体と魂の乖離状態からも回復し、元の身体へと戻るという当初の目的も無事達成した。
その後は政務に不慣れな
ジェダルを
ベルガメリと共に支える日々を送っているが、
ジェダルが戦いの場に戻る時には付いていく覚悟も決めている。
雑感・考察
メインシナリオ上では本来の肉体に戻るのは一部イベントのみだが、アペンドでは人間態で戦闘に参加させる事も可能となる。
最終更新:2019年12月07日 23:53