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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 人肉料理店とその契約者-05

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人肉料理店とその契約者 05


「街に出てみませんか?」

 オーナーがそんな事を言い出した。いきなりどうした?

「この街は異常とも言える程都市伝説の気配が濃いんですよ。相当な数の都市伝説が存在していると思われます。その中にはこの状況を解決できる方も居るかもしれません」
「よっしゃ行こう!すぐ行こう!!今すぐ行こう!!!」

 元に戻れるんなら何だってやったるわ!もしかしたらあのガス野郎にも会えるかもしんねーしな!!

「見っけたら締め上げて元に戻る方法吐かしちゃる!!」
「では行きましょうか、少年」
「おぅっ!」

 夜の街を歩く二人。少しひんやりした空気が心地よい。

「ふと思ったんだけどよー?」
「どうしました?それらしい気配はまだしませんよ?」
「そっちはまかした。そーじゃなくて……その……オーナーの格好だよ。シャツ一枚って」
「??ですが今の季節だとこれくらいが調度いいですよ?」
「……ん、まぁいいか……ちょっくら飲みもん買ってくらぁ」
「?」

 逃げるように走りだす少年。オーナー、相変わらず無自覚に誘惑しているようである。

「――!ふむ、都市伝説の気配…あの男性、ですか」

 接触するべきか否か少し迷う。

「まぁ、いざとなったら異界へ飛べばいいですしね」

 声をかけてみる為、近付くオーナー。と、その時、急に男性が振り返り、ぶつかってしまう。

「おっと、申し訳ない」
「…けけっ、だいじょ……」

 固まる男性。いつぞやの少年をみているようだ。

「何か?」

 ……敵意ある都市伝説の使い手だったか?警戒心を強め男性を見るが、

「………けけっ」ブシュゥゥゥッ
 鼻血をだし気絶する男性。ものっそいデジャヴがオーナー襲う。

「っちょっ!?だ、大丈夫ですか!?」

 倒れる男性を慌てて支えるオーナー。そこに少年が戻ってくる。

「オーナー?…うわ、どうしたんだよ、その人!?」
「…いえ、声をかけようとしたんですがぶつかってしまいまして……そのまま鼻血を出して倒れてしまったんですよ」

 オーナーと男性の身長を見比べ、なんとなく、ほんっとーになんとなく理由を察する少年。

 オーナーと男性の身長を見比べ、なんとなく、ほんっとーになんとなく理由を察する少年。

「……とりあえずそっちの壁に寄り掛からせて、休ませよう。あとオーナーはちょっと離れててな?」
「?わかりました」

 ポンッと肩を叩き促すと訝しみながらも従うオーナー。
 持っていたハンカチで血を拭っていると、男性が目を覚ました。

「あ、目ー覚ました。大丈夫か?」
「…けけけっ。だいじょうぶ」
「あ、おい」

 スッ、と立ち上がると脇目も振らず歩きだす男性。
呼び止める暇もなく人込みに紛れていく。

「行ってしまいましたね…大丈夫でしょうか?」
「まーあの様子なら平気だろ?オレ達も都市伝説探しに戻ろーぜ?」

 そう言って少年も歩きだす。

「また会えるといいのですが」少年を追いつつそんな事を思うオーナー。
 果たして彼等の再会の場は平穏なる日常か、はたまた壮絶たる戦場か……
 二人は夜の街に消える。

 終



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