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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者-24

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匿名ユーザー

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黒服Hと呪われた歌の契約者 24

黒服Yより)

 …これはまた
 ものの見事に、少女化したものだ
 やる気なさげな同僚が、マッドガッサーとマリ・ヴェリテと遭遇して、何とか逃げ延びてきたらしい
 ただ、ガスを吸ったのか…見事に少女化している
 うん、少女化
 なかなか良いぞ良いぞ
 しゅるり、黒服Hは思わず髪を伸ばす

「目の前で髪を伸ばされても困るんだけど」
「あぁ、ちょっとな」

 まぁ、安心しろ、色々想像しただけだ
 しゅるしゅる、伸びた髪を元に戻す

「「組織」でも、被害者が出ましたか……「征露丸」は服用していなかったのですか?」

 過労死候補ナンバー1のお人好しの黒服が、やる気なさげな黒服にそう尋ねる
 やる気なさげな黒服は、肩をすくめてきた

「支給されてないんだよね、これが」
「世界同時多発毒性都市伝説大発生で、「征露丸」ですら数が限られるって話だからな。全員に支給しきれてないんだろ。因みに、俺も前に何かの任務の時に支給されたのが使わないで残ってるだけで、今回は支給されてない」

 …まぁ、自分は「薔薇十字団」から、他の中和剤を流してもらえるからいいが
 とまれ、「征露丸」すらしっかりと数を確保できていない状況
 ますます、マッドガッサー一味相手には戦いにくい
 毒物や特殊な薬のエキスパート相手に、摂取しておけば一定時間、あらゆる毒物を中和できる「征露丸」がないのは辛い

「私の持っている分でよければ、渡しておきますか?」
「ありがとー。でも、もう女になっちゃってるし」
「女相手には女相手で別の効果があるんだぜ?」

 …いや、その効果が表れているところは是非見たいがな
 うん、あれだ
 女相手はエロい効果とか、なんとも素晴らしいじゃないか
 突然変異万歳
 そうなった状態を助けるというのも、また良いぞ良いぞ

「変な事考えてない?」
「いや、気のせいだ」

 しゅるりん
 うっかり伸ばしていた髪を、やる気のない同僚の突っ込みで元に戻す黒服H
 …これで、お人好しな黒服に辛うじて本性を知られぬままでいるのは不思議である

「マッドガッサーとマリ・ヴェリテ以外に、その場に仲間っぽいのいたか?」
「さぁ?もしかしたら、どこかで待機してたかもしれないけど、姿は見てないよ」
「…やはり、相手の全容がわからないのは不安ですね…」

 考え込んでいる、お人よしの黒服
 相手の全容がわからなければ、対処も難しい
 相手の顔がわからなければ、不意打ちを食らう可能性だってあるのだ

「「恐怖のナポリタン」の彼女、あの後、まだ何かわかってないの?」
「特に新しい情報なし、だそうだ。あぁ言う自分の意思でコントロールできない能力はやっぱきつそうだな」

 欲しい情報に限って、なかなか手に入らない
 まぁ、そう言う事なのだろう
 そればっかりは、どうしようもない

「とりあえず、「爆発する携帯電話」の奴の攻撃手段をちょっとは奪えるように、携帯を大量に購入してる男がいたらチェックするように通達はしてるけどな。捕まるかどうか」

 見つけ次第、誰かが後を付けるようになっている
 うまく行けば、隠れ家が見付かるのだが…

(……まぁ、もっとも)

 …隠れ家がわかっても、返り討ちにあったら、どうしようもないが

 …隠れ家は、ある意味で相手のテリトリーのようなものだ
 地の利は向こうにある事になる
 そんな場所では、戦いたくない
 どこかにおびき寄せる事ができればいいのだが

 ……もしくは

 相手が、隠れ家とは別の場所で…何か、大きな動きをしてくれれば
 その時が、きっとチャンスなのだろう



 まぁ、自分や自分の担当契約者が被害にあわない限りは、もっと被害が広がっても別に構わないか
 そう考えているが故に、黒服Hは、それ以上特に提案などを口にしようとはしないのだった




終われ



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