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連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・秘密の裏ネタ-03

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秘密の裏ネタ 03


―――この物語はどうせIFであり幻想に決まってます
            本編と関係あるはずもありません―――







 教会の中に持ち込まれている冷蔵庫は、かなり大きい
 マリ・ヴェリテが大食漢なせいもあるが、何人かで共同で生活しているのだ、当たり前だろう
 元々学校町に住んでいた「爆発する携帯電話」の契約者や「13階段」の契約者は学校町に住居があるが、隣町から来た「魔女の一撃」の契約者などは、こちらで新たに住居を借りる盾間を省く為にも教会で共同生活をしているのだ
 …まぁ、そんな事情はさておき、冷蔵庫はかなり大きく、常に食材なり飲み物なりが用意されている
 「爆発する携帯電話」の契約者は、何気なく冷蔵庫を開けてペットボトルを一本取り出す
 中身をコップに注ぎ、それを飲み干した訳だが……そのペットボトルに、何やら黒のマジックで注意書きが書かれていた事に
 さっぱりと、気付いた様子はなかった


 さて
 発見したこの据え膳をどうしてくれようか
 教会に来た所、丁度皆出かけているところだったのか、しぃん、と静馬選りかえっていて
 誰かいないものか、と探していたら…キッチンで座り込んでいた「爆発する携帯電話」の姿を見つけた
 ぺたり、座り込んで…キッチンに入ってきた「13階段」を、熱を含んだ瞳で見あげてきた

「……あつ、ぃ」
「とりあえず、この冷蔵庫の中のもんは飲む前にラベルとかしっかり確認しとけ。わりとマジで」

 魔女の一撃め、いいトラップを仕掛けてくれたじゃないか
 お陰で、目の前に見事な据え膳が出来上がっている

 女体化したところ、見事に「13階段」のストライクゾーンど真ん中になった「爆発する携帯電話」
 それが、媚薬によって体と思考が性的欲求を強く求めた状態になっていて
 しかも、服装は「スパニッシュフライ」の契約者辺りに着せられた物なのか、可愛らしい女性物の服
 そして…今、教会にいるのは、自分と「爆発する携帯電話」だけ
 これは、チャンスだろう、色んな意味で

「…けけっ……こ、れ…どうすれば、いいん、だ…?」
「どうにかしてほしいか?」

 しゃがみこみ、視線を合わせてそう尋ねれば、「爆発する携帯電話」はこくこくと頷いてくる
 女性との性的な接触の経験などない「爆発する携帯電話」
 今の自分の体の状態をどうしたらいいのか、わからないに違いない
 …よし、これは人助けなのだ
 苦しんでいる仲間を助けてやるだけなのだ
 自分にそう言い聞かせ、まずは「爆発する携帯電話」の体を横抱きに抱きかかえる
 …アレだ、キスで薬の効果が切れるって事に関しては「(∩゚д゚)アーアーきこえなーい」って事で!
 「爆発する携帯電話」を抱きかかえたまま、空き部屋に向かう
 そこの寝台に「爆発する携帯電話」を寝かせて……ガチャリ、扉に鍵をかけた

「ん……」

 頬を紅潮させ、瞳を潤ませている「爆発する携帯電話」
 服がすれただけでも体が刺激を感じるのか、小さく体を震わせている
 服を脱がせようと手を伸ばして…手を、止める
 女に対する免疫が低いせいで、未だに風呂で一人で体を洗えていない「爆発する携帯電話」
 …ヘタに服を脱がせたら、自分の裸で大変な事になりそうだ

「しゃあねぇな…」

 たまには、服を着たまま、と言うのもいいか
 そう考え、服の上からその控えめなふくらみに手を伸ばす
 その形を確かめるように、そっとなぞって…

「----っひぅ」

 びくり、大きく震える「爆発する携帯電話」の体
 予想以上の反応に、思わずぱっと手を離す

「どうした?痛かったか?」
「っけけ……違う……でも、わからない…」

 ふるふると、「爆発する携帯電話」が首を左右に振ってくる
 …もう一度
 今度は、軽く胸を揉んでやる

「っひゃ………!?」

 大きく体を震わせる「爆発する携帯電話」
 途惑うように、こちらを見あげてくる

「ゃ……何か、変、だ」
「変じゃないって、痛くはないんだろ?」
「………くけっ」
「なら、大丈夫だ。ちゃんと楽にしてやるからな」

 服の上から、胸の柔らかさを味わっていく
 小さいが、形はいいし柔らかい
 何よりも…こちらが触るのに反応して、体を震わせる様子が可愛すぎる
 …やべ、こいつ、元々男だよな
 うっかりとそれを忘れそうだぞ、これは

「ふ、ぁ………んぅ……っ」

 口から漏れ出す声が恥ずかしいのか、声を抑えている「爆発する携帯電話」
 その様子に、ぞくぞくする
 もっと声を聞きたいが、耐えている様子を見るのも楽しい
 …どこまで、声を耐えられるだろうか?

「…くけっ…?…13階段…?」

 手を、服の下に滑り込ませる
 下着を押し上げ…直接、そのふくらみに触れた

 びくりと震えたその反応を楽しみながら、胸の中心の、硬く立ち上がってきていたそこを指先で摘む

「ひぁ…っ!?」

 くに、くに、と
 つまみ、軽く押しつぶす
 「爆発する携帯電話」の口から漏れ出す嬌声が、だんだんと大きくなっていく

「や、ぁ……っ、13階段…何か、おかしい……っ」
「おかしくないって。普通の反応だから」

 まぁ、媚薬のせいで普通よりは敏感だろうが

「で、も………体、もっと…熱く……っ」
「も~っちょっと、我慢してろよ?ちゃんっと楽にしてやるから」

 耳元でそう言ってやれば、かかってきた吐息がくすぐったかったのか体を震わせたが、こくりと頷いてきた
 こっちを信じている、と、そう言う事なのか?
 一度は命を狙ってきた相手を、こうやって簡単に信用してどうするんだ、こいつは
 だから、マリにうっかり性的な意味で食われかけるんだぞ
 …まぁ、今、まさに、俺に性的な意味で食われかけている最中だが

 片手を、スカートの中に滑り込ませる
 太ももを滑りながら、ゆっくりと指を上へ上へと移動させて…下着の隙間から、指を侵入させた
 ぐちゃり、そこはもうぐっしょりと濡れている

「…ひゃ、ぅ…!?」
「……狭いな。ま、仕方ねぇか」

 この感じだと指二本、ギリギリ入るかどうか
 一本でも、このきつさじゃあ……最後までは、無理か
 流石に最後までやったらヤバそうだから、そこまでする気はなかったが…

「あ、ゃ……な、に…?………ぁ、んん……」

 両手で口を塞いで、声を出さないようにしている「爆発する携帯電話」
 もう、そうしないと声を抑えられないと言う事か
 媚薬の効果もあるとは言え、俺の手でこうなっていると思うとゾクゾクしてくる
 ぐちゃり、ぐちょり、水音を立ててやりながら、慎重に指を二本に増やしてみたが…やはり、ギリギリだ
 これで最後までとか、確実に無理だろう
 贅沢は言うまい

 こいつの嬌声、結構クる
 中の敏感な場所を探しながら、両手を押さえつけてやれば、「爆発する携帯電話」は頬を赤く赤く染めて、こっちを見上げてきて
 その両目は、熱っぽく潤んでいて
 …俺の理性が、かんっぜんにギリギリだ

「あ、ふぁぁ………ゃ、あ、何か……おかし…………ひゃぁうっ!?」

 大きく、背中を弓なりに撓らせる「爆発する携帯電話」
 …くてん、とその体が寝台に沈む

「大丈夫か?」
「……ぁ」

 はぁ、と荒く呼吸している「爆発する携帯電話」
 ぼぅっとこちらを見あげてくる視点は、定まっていない
 …こいつのことだ、絶頂の感覚なんざ、知らないだろう
 生まれてはじめての感覚に、思考が付いていっていないようだ

(…そろそろ、正気に戻してやるか)

 今の行為で、ある程度薬の効果は抜けただろうが、完全じゃない
 一応、楽にしてやると約束はしたのだから、ちゃんと楽にしてやろう
 そう考え、「爆発する携帯電話」の顎を取った
 そのまま、唇を重ねようとして…

「………お?」

 するり
 腕が、こちらに絡んできた
 「爆発する携帯電話」が、まっすぐに見つめてきている

 その目は、以前、熱を伴ったままだ

「ん……13階段…」

 ぎゅう、と
 しっかりと、こちらに抱きついてくる

 ……おぉぉ、待て、ちょっと待て
 こっちの理性はわりとギリギリだぞ
 息子はとっくに立ち上がった状態だ、こいつを正気に戻したら自力でどうにかするか、とっ捕まえている連中で済ませようかと思っている、この状況でこうやって抱き疲れると…!?

「…お前、は……熱く、ない、のか?」
「へ?」
「…俺、は……お前に、何か……しなくて、いいのか?」

 じっと、じっと
 熱で潤んだ瞳で、こちらを見つめ、「爆発する携帯電話」はそう言ってくる
 自分が何をされたのか、はっきりとわかってないだろうに、こちらをどうにかしようと言うのか

「いや、俺は大丈夫だから」

 とりあえずだ、理性の糸が残り2,3本しか残ってないのだから
 一旦離れてくれない事には、マジでヤバ…

「くけっ…?………でも」

 …す、と
 「爆発する携帯電話」の手が布越しに、そこに触れた

「…お前も、ここ……熱い……」

 -----ぷつーーーんっ、と
 理性の糸が一本切れた音を、今確かに聞いたぞっ!?
 これで残り1,2本
 本当にギリギリだっ!?
 落ちつけ、落ちつけ俺
 このまま最後までは不味い
 手前!その手前で止めておかないと……!

「待て、落ちつけ。お前には、ちょっとばかり難しいから…」
「……俺じゃ、できない……か?」

 ……っ潤んだ瞳で赤い頬で見あげながら首をかしげるなぁあああああ!!??
 切れそうだぞ!?残りの理性の糸ももうちょっとで切れそうだぞ!?今、一杯一杯だぞっ!?

 そこに触れながら、「爆発する携帯電話」は、こちらを見つめ続けている
 今すぐにでも口付けすれば、媚薬の効果は溶けるというのに、その目に囚われて、体が動かない

「…それじゃあ、やってみるか?」

 こちらの、この言葉に
 「爆発する携帯電話」は、こっくりと、頷いてきた






「---ん、ふ」

 ぴちゃり
 舌が、熱を這っていく
 そっと熱に手を添え支え、たどたどしい、ぎこちない様子で舌を這わせてきている「爆発する携帯電話」

 あー……やばい
 この様子見てるだけで、かなりクる
 つか、慣れてない様子が逆にいい
 むしろ、慣れてたら相手は誰だって事になるわ

「…ふ、ぁ、これで、いい……のか?」

 ぴちゃ、と熱に舌を這わせたまま、こちらを見あげてきた「爆発する携帯電話」
 この状態で、そうやって見あげられると、ますますクる

「あ、あぁ…いいぞ」
「ん……」

 こちらの答えに、「爆発する携帯電話」は少し嬉しそうに、笑って
 再び、行為を再開してくる

「…っそう…そのまま、咥えてみろよ」
「……ん」

 はむ、と
 「爆発する携帯電話」は、言われた通り、熱の先端を咥えてきた
 濡れた感触に、ざわり、体中が熱くなる
 …と言うか、まるで調教でもしているような錯覚を感じて、倒錯的なものを感じてしまう
 ……まぁ…相手が元男だったり、媚薬の効果が続いてる時点で、充分倒錯的かもしれないが

「んん……ふ、……ん、ぁ」

 ぴちゃり、じゅぷり、濡れた音が耳に入り込んでくる
 …あー、やばい
 残り一本でしかもギリギリの理性の糸が、マジで切れそうに…

「……ぁ、13階段……?」

 ずるり、一旦、「爆発する携帯電話」の口から、熱を引き抜く
 このままじゃ理性が持たねぇ、本気で最後までヤってしまいかねない……っ

 だが、引き抜く瞬間、「爆発する携帯電話」が、またこっちを見あげてきて
 完全に抜いてない状態で喋ったものだから、先端にこいつの吐息がかかって…

「、っ」
「…ぁ」

 耐え切れなかったそれが、「爆発する携帯電話」の顔にかかる
 白濁したもので汚れたその顔で、「爆発する携帯電話」はどこか不思議そうな顔をしていた
 って、っちょ、しまった!?

「大丈夫か!?」
「………けけっ…?」

 くそ、出すもん出したせいで賢者タイムになっちまった…
 いや、いいんだけどな!冷静になれたから!!
 このまま冷静にならなかったヤバかった、うん、マジでやばかった

「…だい、じょうぶ…お前も、熱いの……なおった、か?」
「あぁ、なおった、問題ない」

 むしろ、賢者タイム突入により調子に乗った事後悔しきりです、ありがとうございました
 とにかく、自分の息子をしまいこんで、「爆発する携帯電話」の体を抱き上げる

「…誰も帰ってきてないといいんだが」
「……くけっ…?」

 うん、流石にこの状態を見られるのは色々と気まずい
 誰も帰ってきていない事を祈りながら、部屋の鍵を開けて…とにかく、浴室に急いだ




 浴室で体を洗ってやっている間も、「爆発する携帯電話」はぼ~っとしたままだった
 ただ、媚薬の効果が続いていたせいで、時折ぴくり、体を跳ねらせて
 …結局、風呂場でも一回イかせてしまった訳だが
 大丈夫かこいつ、のぼせてないだろうな

「……んん」

 こてん、と
 完全に、寝台に沈み込んでいる「爆発する携帯電話」
 ……いい加減、媚薬の効果を解除してやるか

「ほら、こっち向け」
「…け?」

 顎を捉え、こちらを向かせて…そのまま、唇を重ね合わせた
 確か、触れるだけの口付けでも、効果は解除されたはず

「ん………ぁ……」
「…体、楽になったか?」
「……くけけっ」

 こくり
 頷いてくる、「爆発する携帯電話」
 うん、これでいい
 ……ただ、問題は
 媚薬の効果があった間の記憶は消えてないって事なんだがな!!
 さぁ、どうする俺
 流石に、あそこまでやったらこいつだってわかるだろ、自分が何をされたのか
 どうする俺、どうするっ!?

「…あー、その…悪かった」
「……けけっ?」

 「爆発する携帯電話」は、こちらの言葉に首を傾げてきている
 …まさかだが、あそこまでされて、その意味がわからなかった訳じゃないだろうな、こいつ

「……嫌だろ?俺にあんな事されんのは」
「けけっ?……お前相手なら、嫌じゃない、ぞ?」

 ………
 ……………
 え、何、今の空耳
 俺の脳味噌、どっかおかしくなったか?

「あ、いや、お前」
「…嫌いじゃない、から……嫌では、ないぞ…?」

 …待て待て待て待て
 正気か、こいつはっ!?
 あぁ、こいつの事だから…どうせ、仲間だから、とか、そう言う意味で言っているのかもしれないが
 だとしても何かこうっ!?

「…お前な、そう言う事、誰にもで言うなよ」
「……くけっ?」
「それと、俺にそう言ったんなら…他の連中とは、あぁ言う事するなよ」

 こちらの言葉に、「爆発する携帯電話」は首を傾げてきて
 …だが、こっくりと、そう頷いてきて


 …あぁ、畜生
 どうして、こいつは元々女じゃなかったんだろうな
 そう思わずには、いられなかった





終わる



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