(マッドガッサーと愉快な仲間たちから)
「…?どうかしました?」「いや、何か教会のほうが騒がしいなぁ、と」
そういえば、いつもは静かすぎるほどに何も聞こえない夜なのだが、今夜はなんだか騒がしい。
教会のほうからは何やら騒ぎが起こっているような雰囲気さえする。
教会のほうからは何やら騒ぎが起こっているような雰囲気さえする。
「…まさか、恨み魂じゃ…ありませんよね…?」「あるわけないだろ。教会に出る都市伝説なんていねぇだろ…多分」
…内心、恨み魂が原因ではないかと考える。が、彼は彼女に、そして自分自身に言い聞かせるように言う。
「それに、恨み魂が反応するということは恨まれるような悪人だろ?だったら何されても文句は言えねぇし、俺たちが反省する義理もねぇってこと」
「そ、そうですよね!…恨まれる人が、悪いんですよね…」
「そ、そうですよね!…恨まれる人が、悪いんですよね…」
なぜかしゅんとする幽名。…そんな顔をされるとすごく困ってしまう。
「…お前は、心配しなくていい」
…ふと、あの日のことを思い出す。
あの日の幽名は…目標を達成した…彼女の因縁を晴らした…はずなのに…泣いていた。
あの日の幽名は…目標を達成した…彼女の因縁を晴らした…はずなのに…泣いていた。
笑いながら、泣いていた。
ふと、あの時と同じように、幽名の頭をなでてやる。
そして、あのときと似たようで、少し違う言葉をかけてやる。
そして、あのときと似たようで、少し違う言葉をかけてやる。
「俺のやることは、全部俺の意思だ。だからお前が気負うことは、何もねぇんだ」
それに、今度はもっと違う言葉をかける。
「ただ、俺が死んだ時は…一緒にあの世に行ってくれよ?」
…その言葉に、幽名はあのときと違う表情を俺に向ける。
「…じゃあ、私と一緒に天国に行けるように、頑張って生きてくださいね?」 満面の…笑み。
「う…ぜ、善処します」
(まぁ、あなたと一緒なら地獄でもどこでも行きますけど…)「ん?何か言った?」「い、いえ!?ななな、何も言ってませんよ!?」
(まぁ、あなたと一緒なら地獄でもどこでも行きますけど…)「ん?何か言った?」「い、いえ!?ななな、何も言ってませんよ!?」
夜の森…教会から少し離れたところで交わされた会話は、聞く人によっては恨まれかねない会話である。トイウカオレガウラム
己の力が騒ぎのものだとは知らず、己の恨む者の一味がその教会にいるとは知らず…
己の力が騒ぎのものだとは知らず、己の恨む者の一味がその教会にいるとは知らず…