ごっごっごっごっご
目の前で、御手洗さんが俺が持ってきた薬を一気飲みしている
さすが御手洗さん、あからさまに飲みたくない色した薬でも、目的のためなら躊躇なく飲める
そこに痺れるがまぁ、憧れはしない
目の前で、御手洗さんが俺が持ってきた薬を一気飲みしている
さすが御手洗さん、あからさまに飲みたくない色した薬でも、目的のためなら躊躇なく飲める
そこに痺れるがまぁ、憧れはしない
ごくんっ
細くなった御手洗さんの喉がなって…
…………
細くなった御手洗さんの喉がなって…
…………
「うごふっ!?」
びくんびくんっ!!
御手洗さんは、激しく痙攣しはじめた
……っちょ
御手洗さんは、激しく痙攣しはじめた
……っちょ
「だ、大丈夫か、御手洗さんっ!?」
「ごふっ……いえ、大丈夫です、若………男 御手洗便器、この程度の苦さぁあああ!!!」
「ごふっ……いえ、大丈夫です、若………男 御手洗便器、この程度の苦さぁあああ!!!」
あ、苦いんだ
やっぱ、半端なく苦いのか
ぐぐぐぐ、と苦味に耐える御手洗さん
ふむ、今のところ、まだ変化は見えないが…
やっぱ、半端なく苦いのか
ぐぐぐぐ、と苦味に耐える御手洗さん
ふむ、今のところ、まだ変化は見えないが…
「………う!?」
「!」
「!」
…びくり
再び、御手洗さんの体が痙攣し………変化が、始まった
再び、御手洗さんの体が痙攣し………変化が、始まった
細くなっていた御手洗さんの体が、元の筋肉質な体に戻っていっている
膨らんでいた胸も平たくなって…筋肉的に盛り上がった
膨らんでいた胸も平たくなって…筋肉的に盛り上がった
数秒後
そこには、間違いなく元の姿に戻った、御手洗さんの姿があった
そこには、間違いなく元の姿に戻った、御手洗さんの姿があった
「はぁ……っ、わ、若、俺の姿、どうなってます?」
「どっからどう見ても元の姿だ」
「おぉ!?」
「どっからどう見ても元の姿だ」
「おぉ!?」
ぱんぱん
自分の体に触れて、確認している御手洗さん
そして、俺に背中を向けて…何か、ごそごそやってる
うん、あれだ
男して、なきゃいけないもんがちゃんとあるかどうか確かめているんだろう、多分
自分の体に触れて、確認している御手洗さん
そして、俺に背中を向けて…何か、ごそごそやってる
うん、あれだ
男して、なきゃいけないもんがちゃんとあるかどうか確かめているんだろう、多分
「……しゃああああああ!!戻ったぁあああああああ!!!!!」
「良かったな」
「良かったな」
うん、良かった
とにかく、御手洗さんを元に戻す事ができた
俺がほっとしていると
とにかく、御手洗さんを元に戻す事ができた
俺がほっとしていると
「…若!ありがとうございました!!この御手洗便器!!若から受けたご恩は忘れませんっ!!」
だんっ!と
御手洗さんは、そう言って俺に頭を下げてきた
っちょ、待て待て
御手洗さんは、そう言って俺に頭を下げてきた
っちょ、待て待て
「どういたしまして。だから、そう頭を下げないでくれよ。俺は、元に戻る薬を持ってきただけなんだから」
…その情報だって、先生から聞いたものだ
それも、先生が、先生の弟さんから聞いたという情報を、又聞きしただけ
…ただ、それだけで
御手洗さんを女にした元凶を、どうにかできた訳でもない
…俺なんて、何もできていないようなもんだ
それも、先生が、先生の弟さんから聞いたという情報を、又聞きしただけ
…ただ、それだけで
御手洗さんを女にした元凶を、どうにかできた訳でもない
…俺なんて、何もできていないようなもんだ
「いえ!これも全て若のお陰!!この御手洗便器の命!!これより、若にお預けしやす!」
「御手洗さんは親父の部下だろ。親父が引退するまで、親父に預けておいてくれよ」
「御手洗さんは親父の部下だろ。親父が引退するまで、親父に預けておいてくれよ」
俺には、まだ他人の命を預けられるなんて、無理だ
自分のことを守るので、精一杯
クラスメイトたちですら、きちんと護れているかどうか危ういのだ
自分のことを守るので、精一杯
クラスメイトたちですら、きちんと護れているかどうか危ういのだ
「っく、なんと謙虚なお方…さすがは、組長の息子さんだ……!」
…何か、御手洗さんが勝手に感涙してるが、スルーしとこう
それより、伝えるべき事が
それより、伝えるべき事が
「…何か最近、御手洗さんみたいな男が襲われてるらしいんで、気をつけてくださいよ?」
うん、何かガチムチの男ばっかり襲われてるって、警察の人が言ってたから
ぶっちゃけ、男に戻った御手洗さん、条件ぴったりだから
一応、警告しとかないと
ぶっちゃけ、男に戻った御手洗さん、条件ぴったりだから
一応、警告しとかないと
「はい!しかし、俺としては若の方が心配です。このままご自宅までお送りしま」
「いや、平気だ。それじゃあ、御手洗さん、本気で気をつけて」
「いや、平気だ。それじゃあ、御手洗さん、本気で気をつけて」
そう言って、その倉庫を後にした
…よし、誰もいないな
誰かに見られてないな
よし、問題ないぞ
…よし、誰もいないな
誰かに見られてないな
よし、問題ないぞ
「みー?終わったの?」
「あぁ」
「あぁ」
ひょこりっ
顔を出してきた花子さん
…うん、その
御手洗さんとの会話をあんまし聞かせたくなくて、外で待っていてもらったのだ
その花子さんと並んで、俺は家路につく
顔を出してきた花子さん
…うん、その
御手洗さんとの会話をあんまし聞かせたくなくて、外で待っていてもらったのだ
その花子さんと並んで、俺は家路につく
「けーやくしゃの知り合い、元に戻って良かったね!」
「あぁ」
「あぁ」
…そうなんだけど
でも、他にも元に戻れず困っている人はいるだろうし、結構複雑だ
あの薬、もっと安価でたくさん出回ればいいのに
困っている人がいるのだから、そうなった方がいいだろうに
世の中ってのは、うまくいかないもんだ
でも、他にも元に戻れず困っている人はいるだろうし、結構複雑だ
あの薬、もっと安価でたくさん出回ればいいのに
困っている人がいるのだから、そうなった方がいいだろうに
世の中ってのは、うまくいかないもんだ
(…クラスの男子共、結構休んでんだよなぁ…)
もしかしたら、被害にあっているかもしれない
あまりに休みまくっているせいで、しかも、インフルエンザの流行も重なって、明日から高校は学校閉鎖だ
…その、学校閉鎖の間に、問題が解決すればいいのだが
あまりに休みまくっているせいで、しかも、インフルエンザの流行も重なって、明日から高校は学校閉鎖だ
…その、学校閉鎖の間に、問題が解決すればいいのだが
花子さんと並んで歩きながら、花子さんに気づかれないよう…俺は、こっそりとため息をついたのだった
終われ