喫茶ルーモア・隻腕のカシマ
聖水
山荘
あの日以来、眠れぬ夜が増えた
何度も寝返りをうち、嫌な汗が体からにじみ出る
「……クソッ」
起き上がり、キッチンへ向かう
酒を飲んで落ち着こう……
何度も寝返りをうち、嫌な汗が体からにじみ出る
「……クソッ」
起き上がり、キッチンへ向かう
酒を飲んで落ち着こう……
*
「……おまえも眠れないのか?」
リビングに行くと桃娘がグラスを手に持っていた
「のむれす?」
「……」
グラスの中には黄金色の液体
「ぁぃ、のむれす」
押し付けられ、つい受け取ってしまう
桃を絞ったジュースだろうか……グラスからは、ほのかに桃の香り
「おぃしぃれす」
意を決し、飲む
「……美味い」
わずかな甘みと口いっぱいに広がる桃の香り
それでいて、サラリとした後味
「おぃしぃれすね?」
「ああ、おいしいな」
きゃっきゃと笑う桃娘
さっきまで感じていた不安や不快感はいつの間にか消え
思考がクリアになる様な気がする
「もう一杯……飲みたいな」
「のむれす?」
「……あるのか?」
コクコクと頷き……ちょっと待っていろという様に、手でジェスチャーする
リビングに行くと桃娘がグラスを手に持っていた
「のむれす?」
「……」
グラスの中には黄金色の液体
「ぁぃ、のむれす」
押し付けられ、つい受け取ってしまう
桃を絞ったジュースだろうか……グラスからは、ほのかに桃の香り
「おぃしぃれす」
意を決し、飲む
「……美味い」
わずかな甘みと口いっぱいに広がる桃の香り
それでいて、サラリとした後味
「おぃしぃれすね?」
「ああ、おいしいな」
きゃっきゃと笑う桃娘
さっきまで感じていた不安や不快感はいつの間にか消え
思考がクリアになる様な気がする
「もう一杯……飲みたいな」
「のむれす?」
「……あるのか?」
コクコクと頷き……ちょっと待っていろという様に、手でジェスチャーする
「ん?……チョッ!……おま!」
何故か……ぱんつを脱ぎ、その場でしゃがみこむ
それにしても……相当エロいことになっているはずだが……
色気のかけらもない
不思議なことに、桃娘といても全く欲情しない
まぁ、相手はあほの子だから……そんな気分にならないのも当然ではあったし
欲情したとしても手を出すつもりは無い……というか、魔法のせいで未だに勃たない
彼女は人間なのだから、守るべき対象だ
それがこのゲームのルール
何故か……ぱんつを脱ぎ、その場でしゃがみこむ
それにしても……相当エロいことになっているはずだが……
色気のかけらもない
不思議なことに、桃娘といても全く欲情しない
まぁ、相手はあほの子だから……そんな気分にならないのも当然ではあったし
欲情したとしても手を出すつもりは無い……というか、魔法のせいで未だに勃たない
彼女は人間なのだから、守るべき対象だ
それがこのゲームのルール
桃娘は、グラスを股間の下に置き……
ジョロロロロロ……
「ぶはッ!!」
畜生ッ!小便かッ!俺は小便を飲まされたのかッ!!
「ぁぃ!せぇすぃ!!」
差し出されたが、受け取らず洗面所へと駆け込む
「……にょ?」
ジョロロロロロ……
「ぶはッ!!」
畜生ッ!小便かッ!俺は小便を飲まされたのかッ!!
「ぁぃ!せぇすぃ!!」
差し出されたが、受け取らず洗面所へと駆け込む
「……にょ?」
蛇口を捻り、バシャバシャと水を浴びる様にうがいをする
しばらくすると気分は落ち着き、思考はクリアになっていた
鏡を見つめる
ひどい顔だ
自分の顔を見たのは、いつ以来だろう……
「知識の泉…その英知を…我に分けたまえ」
気まぐれに魔法を詠唱する
自分のステータスを見るのは初めてだった
「?!」
絶句する
「そうか……これは……ゲームだったんだ……」
しばらくすると気分は落ち着き、思考はクリアになっていた
鏡を見つめる
ひどい顔だ
自分の顔を見たのは、いつ以来だろう……
「知識の泉…その英知を…我に分けたまえ」
気まぐれに魔法を詠唱する
自分のステータスを見るのは初めてだった
「?!」
絶句する
「そうか……これは……ゲームだったんだ……」
*
思い直し、リビングへと戻る
「せーすぃ……のむれす?」
首をかしげる桃娘
「……飲む」
ここは素直に飲むべきだろう……常識的に考えて……
きゃっきゃと、嬉しそうに笑う桃娘
「ぁぃ」
聖水とやらを受け取り……
……ゴクゴクと飲む
「せーすぃ……のむれす?」
首をかしげる桃娘
「……飲む」
ここは素直に飲むべきだろう……常識的に考えて……
きゃっきゃと、嬉しそうに笑う桃娘
「ぁぃ」
聖水とやらを受け取り……
……ゴクゴクと飲む
我々の業界では、むしろ御褒美です
本当にありがとうございました
本当にありがとうございました
「おぃさん……のむれす?」
「今日はもういい……それよりも……ぱんつを穿けぃッ!ぱんつをッ!!」
「今日はもういい……それよりも……ぱんつを穿けぃッ!ぱんつをッ!!」
あほの子と生活すると、こっちまでアホになりそうだった
だが、それは騒々しくも穏やかな日々……
だが、それは騒々しくも穏やかな日々……