「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - とある組織の構成員の憂鬱-43i

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
 ………そろそろ時間だ
 「彼女」は、屋上に向かう事にした
 しかし、その瞬間……教室の扉が、開いて

「…あら、ギリギリだったわね」

 入ってきた人々の顔を見て、彼女はどこか挑発的に笑う
 かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
 彼女の足元では……大量の蜘蛛が、不気味に蠢いていた



○月×日 23:20 一年生教室


「それで?結論は出たのかしら?」
「あぁ」

 銀髪の青年が、ゆっくりと、蜘蛛を従えた少女に答える

「マッドガッサーとの取引は…オススメできない」
「あら、どうして?」
「あちらさんが、取引に応じてくれる可能性が低いからだ」

 寺生まれ的な雰囲気を放っている青年が、少女の疑問に答えた
 それに、長身で細身の黒服が続く

「彼らは、取引を好みません。それも、あなたが彼らに持ちかけようとしている取引は、彼らになんのメリットもない…そうとなれば、尚更です」

 取引を嫌い、他人に利用される事を嫌う彼らが
 そんな取引に応じるとは思えない
 それどころか…

「…彼らの暴走の、後押しをしてしまう可能性すら、あります」
「流石に、そこまではいかないんじゃない?」

 どこか気楽に、少女は肩をすくめた
 しかし、いや、と銀髪の青年が軽く首を振る

「…どうも、ここに向かうまでに話を聞いた所によれば…マッドガッサー達は、ある意味、追い詰められている状態で、今回の計画を発動したようだ。
 追い詰められた人間…いや、都市伝説だが…それほど恐ろしく、行動が予測できない存在はいない」

 危険なのだ
 取引を持ちかける
 その行為、事態が

「…それに、だ。もし、あちらさんが取引に応じてきたとして、だ。女体化の薬を渡されたとしよう」

 例えば、の仮定の話で、寺生まれの青年が少女を諭すように、言う

「…その薬が、本当に「女体化」の薬であると、飲まなくとも判断はできるか?」
「…………?…………………!!」

 ---その可能性に、気づいたのだろう
 ぴくり、少女が表情を強張らせた

 例えば、だ
 マッドガッサー達が、この少女の取引に応じたとしよう
 応じて、女体化の薬を渡してきたとしよう
 だが
 その薬が、本当に「女体化」の薬であると…そう、言い切れるか?
 もしかしたら、まったく別の薬かもしれない
 もしかしたら、命を奪う毒薬である可能性すら、否定はできないのだ
 何らかの能力で、飲まなくとも判断できる者もいるだろう
 例えば、この銀髪の青年のように
 だが…この少女には、そんな力はなかったのか
 表情を強張らせ、少女は答えてくる

「…できない、わね。それこそ、相手を信じるしかないわ」
「相手が、あなたを信じていなければ…それは、裏切られるでしょうね」

 警戒心の強い彼らの事だ
 仲間の言葉なしでは…いや、仲間の言葉があっても、他人を信じるのが難しい状況
 そう簡単に、信じてはくれまい
 この少女が持ちかけようとしている取引は……自殺行為にすら、等しいのだ

「それでも、あなたは取引を持ちかけますか?」
「………」

 黒服の言葉に、考え込む少女
 …時間が、ない
 この数分間の間に返事がなければ、すぐにでも屋上に向かわなければならない




 ----ミサイルの発射準備が始まるまで、あと、5分しか、ないのだ





to be … ?







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