バレンタイン
それは、日本ではチョコ会社の陰謀が働きつつも、想いを伝え合う日
それは、日本ではチョコ会社の陰謀が働きつつも、想いを伝え合う日
「マッドはん」
「うん?」
「うん?」
…大丈夫
我ながら、美味くできたと思う
大丈夫
我ながら、美味くできたと思う
大丈夫
「これ、受け取ってくれる?」
ラッピングも、綺麗にできた…と、思う
自信満々、と言う訳ではないけれど、自分なりに力作のそれを渡す
自信満々、と言う訳ではないけれど、自分なりに力作のそれを渡す
「お、サンキュ………あ、そうか。日本では、女が男に渡すんだったか…」
忘れてた、とそう言って
マッドガッサーが、懐から取り出したのは
マッドガッサーが、懐から取り出したのは
「…?マッドはん?それ…」
「道理で、売り場にいるのが女ばっかりだと思ったよ」
「道理で、売り場にいるのが女ばっかりだと思ったよ」
可愛らしく…恐らく、プロがラッピングしたのであろう、それ
「これは、俺から。受け取ってくれるか?」
……あぁ
「……もちろん!」
幸せだな、と
そう感じながら、彼女はそれを受け取って
きゅう、と、そのまま、マッドガッサーに抱きついた
彼女からのチョコを受け取っていたマッドガッサーも、彼女をぎゅう、と抱きしめてきて
そう感じながら、彼女はそれを受け取って
きゅう、と、そのまま、マッドガッサーに抱きついた
彼女からのチョコを受け取っていたマッドガッサーも、彼女をぎゅう、と抱きしめてきて
…二人はそのまま、そっと口付け合った
バレンタインは、愛しい人に、甘いあまぁい、贈り物を
fin