「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・決戦以降-07a

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だれでも歓迎! 編集
「……えっと、マリ?」
「はい?」

 ……あぁ
 なんて、楽しそうな笑顔だろう
 絶対、ロクな事を考えていない笑顔
 寝台の上で壁際に追い詰められ、スパニッシュフライの契約者は、司祭の姿をしたマリをじっと見つめていた

「…その手に持った容器に入っている物は何かしら?」
「見ればわかるでしょう?」

 わかる
 その、甘ったるい匂いで、正体はすぐにわかる

「…チョコレート、ね」

 チョコレート、と言うか、チョコソース?
 それで、ナニをしようと言うのか
 一瞬で想像がついた自分も自分だろう

「今日は、バレンタインでしょう?」

 うん、そうだけど
 私からは、もう手作りのチョコレートあげたじゃない
 まだ、足りないと言うのか
 もう、と苦笑しながらも……そんなマリが、愛しい

「…あぁ。あなたが、チョコを味わう方が、お好みですか?」
「……もう、そうじゃなくて」

 困ったように、微笑みながら
 スパニッシュフライの契約者は、マリに抱きつく

「あなたがしたいようにすればいいけど……でも、シーツの洗濯、大変じゃないかしら?」
「大丈夫ですよ、誠さんなら、綺麗に洗濯してくれるでしょうから」

 もう、自分でもできるくせに、他人任せで
 どこまでも、欲望に正直なマリ
 ベート故の、その性格


 …だが、それが愛しくて
 元々は、自分の欲望を正直にぶつけてくる相手なんて、苦手なはずだったのに
 自分は、どうしようもなく、マリに惚れてしまっているのだ


「…怒られても、庇ってあげないわよ?」

 と、苦笑しながら、スパニッシュフライ契約者はマリと口付けて
 …するり、己の衣服に手をかけながら、マリの持っている容器に入っているチョコに、手を伸ばした





これ以上は年齢指定になるので終了




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