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連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・決戦以降-07b

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「主ぃ。ハッピー・バレンタイン!」
「ん?」

 す、と
 魔女の一撃から手渡されたチョコを、誠はじっと見つめた
 ラッピングすらしていない、蓋が開けられた箱に入った、そのチョコ
 綺麗なトリュフチョコだ

「どうしたんだ?突然」
「ひっひっひ。愛しい主にチョコを送っちゃ駄目かい?」

 けたけたと笑う魔女の一撃
 まぁ、確かに、彼女は契約者の誠を好いているらしい
 それは、誠もわかってはいるが…

 そのトリュフチョコを前に、どうしたもんかと誠が思案していると

 にゅい
 突然現れた、煙突
 そこから、赤いワンピースの巨乳少女が現れた!!!

「誠様!今日はバレンタイン!!さぁ、チョコの代わりに私をもむっ!?」

 …誠の手元が、動いた事すら
 魔女の一撃にも、少女にも、わからなかった事だろう
 しかし、誠が持っていた小さな箱に入っていたトリュフチョコは…次の瞬間、現れた赤いワンピースの少女の口に押し込められていた
 もぐもぐもぐ
 前にもこんなことがあったような、と思いつつも、少女は口に入れられたチョコを反射的に、食べた

 ………
 …………
 ……………

 きっかり、一分間の沈黙
 次の、瞬間

「-----ぁはぁっ!?あ、か、体が熱い………!?」

 びくんびくんびくん
 何だか、性的な興奮でも覚えているかのように、少女は悶え出した
 そんな様子を冷静に見下ろし…くるり、誠はこの場から逃げ出そうとしていた魔女の一撃の肩を、がしり、掴んだ

「やっぱり、変なもん入れてやがったな?」
「ひっひ、ただの媚薬さねぇ。気持ちよくしてあげようかと思ってねぇ?」
「俺の今の本命は翼だし、そもそもロリババアに興味はないって言ってるだろ」

 全く、こいつは
 誠は、ため息をついて…

 ニヤリ
 サディスティックに笑って、魔女の一撃を見下ろした

「…こう言う事をする奴には、お仕置きしないと駄目だよなぁ?」
「!!!あ、主、ちょっと待っ……!?」

 やりすぎた、と後悔しても、もう遅い
 魔女の一撃は、誠にたっぷり「お仕置き」されたのだった




終われ



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