誰かの手が、自分に触れた感触がした
その感触を合図に、明日 晶は、意識を暗闇の底から引きずりあげられる
その感触を合図に、明日 晶は、意識を暗闇の底から引きずりあげられる
「………うん、これで大丈夫よ」
聞えた声は、聞き覚えが………あった
本日、盛大にやりあった相手ではないか
何の都市伝説と契約しているのか知らないが、右手で触れた対象を問答無用で破壊すると言う、シンプルにして、しかし、洒落にならない能力を持った女
高い身体能力は、都市伝説による恩赦ではなく、本人の身体能力という、ある意味で化け物
本日、盛大にやりあった相手ではないか
何の都市伝説と契約しているのか知らないが、右手で触れた対象を問答無用で破壊すると言う、シンプルにして、しかし、洒落にならない能力を持った女
高い身体能力は、都市伝説による恩赦ではなく、本人の身体能力という、ある意味で化け物
晶は身を震わせて、ゆっくりと目を開いた
「明日!」
「…委員長…」
「…委員長…」
…目を覚ました明らかに、上田がほっとしたような視線を向けてきてくれた
……記憶を探る
何故、自分はこのような、彼を心配させてしまうような状況に陥ったのか?
己の計約都市伝説の副作用で、少々頭が大変なことになっていた状態での出来事ではあるが、うっすらと覚えているはずだ
えぇと、確か………
何故、自分はこのような、彼を心配させてしまうような状況に陥ったのか?
己の計約都市伝説の副作用で、少々頭が大変なことになっていた状態での出来事ではあるが、うっすらと覚えているはずだ
えぇと、確か………
……
………
…………
………
…………
「-----っ!?」
痛い
激しい頭痛に、晶は眉を顰めた
激しい頭痛に、晶は眉を顰めた
思い出すな
本能が、そう、警告しているかのように
何があったのか、思い出せない
本能が、そう、警告しているかのように
何があったのか、思い出せない
本当に、何があったというのだ?
何かを、口に入れてしまったのが原因のような気がしないでもない感じはするのだが…
何かを、口に入れてしまったのが原因のような気がしないでもない感じはするのだが…
「…委員長、一体、何があったんだ?」
「明日は、知らないままでいい…………ただ、悪夢を見ていただけ、ただ、それだけでいいんだ」
「うん、あれは悪夢そのものでしかないから。考えたら負けだから」
「明日は、知らないままでいい…………ただ、悪夢を見ていただけ、ただ、それだけでいいんだ」
「うん、あれは悪夢そのものでしかないから。考えたら負けだから」
ぽんぽん
上田と、もう一人、少女…確か、友美と言う名前だった…に、肩を叩かれる晶
どうやら、思い出してはいけない記憶らしい
上田に迷惑をかけたような気がするから、できれば思い出しておきたかったのだけれども
どうやら、思い出したら正気度チェックが必要になるような出来事だったらしい
……ならば、思い出せない方がいいのだろうか?
上田と、もう一人、少女…確か、友美と言う名前だった…に、肩を叩かれる晶
どうやら、思い出してはいけない記憶らしい
上田に迷惑をかけたような気がするから、できれば思い出しておきたかったのだけれども
どうやら、思い出したら正気度チェックが必要になるような出来事だったらしい
……ならば、思い出せない方がいいのだろうか?
「大丈夫?まだ、どっか痛い?」
く、と
長い黒髪をポニーテールにして、二の腕やら脚やら、露出の高い…その癖して、胸元だけ鉄壁ガードな…服を着た女性が、晶の顔を覗き込んできた
…ほんの何十分か前まで、戦っていた相手
だと言うのに、彼女は本気で、晶を心配しているらしい
長い黒髪をポニーテールにして、二の腕やら脚やら、露出の高い…その癖して、胸元だけ鉄壁ガードな…服を着た女性が、晶の顔を覗き込んできた
…ほんの何十分か前まで、戦っていた相手
だと言うのに、彼女は本気で、晶を心配しているらしい
「いや、大丈夫」
「そう?なら、いいんだけど」
「そう?なら、いいんだけど」
晶の答えに、女性はほっとしたように笑った
すっく、と立ち上がる
すっく、と立ち上がる
「それじゃあ、またね?また、かぁいい猫耳姿見せてね」
「すんません、マジ勘弁してください」
「すんません、マジ勘弁してください」
女性の言葉に、上田が流れるようにスムーズな動きで土下座した
相当トラウマだったようである
相当トラウマだったようである
あらあら、と女性はくすくすと笑って、桜舞う中、人ゴミの中に消えていく
「いやぁ、どうなるかと思ったけど。サンジェルマンさんとやらを呼ばなくてもすんで良かった良かった」
「まったくだ……あとは、あの餅が最早完全に残っていない事を祈るだけだな」
「まったくだ……あとは、あの餅が最早完全に残っていない事を祈るだけだな」
ふっ、と遠い目をする上田
本当に、何があったのだろう
晶はどんどん、心配になってくる
本当に、何があったのだろう
晶はどんどん、心配になってくる
はらり、はらり
桜舞う、花見会場の中
一瞬、すぐ傍の桜の木が、ピンクに光ったような気がしたが
桜舞う、花見会場の中
一瞬、すぐ傍の桜の木が、ピンクに光ったような気がしたが
きっと、気のせいなのだろう
終わっておけ