「イアイアハスター」
「っちょ!?動いてるぞこれ!?包みを脱走してるぞ!?」
「だから、活きがいいって言っただろ?」
「最早食い物じゃねぇだろ、これはっ!!??」
「……翼、それに近寄るな。勝手に口の中に飛び込みかねない………死ぬぞ」
「だから、あたしの料理を生物兵器扱いするんじゃないよっ!?」
「っちょ!?動いてるぞこれ!?包みを脱走してるぞ!?」
「だから、活きがいいって言っただろ?」
「最早食い物じゃねぇだろ、これはっ!!??」
「……翼、それに近寄るな。勝手に口の中に飛び込みかねない………死ぬぞ」
「だから、あたしの料理を生物兵器扱いするんじゃないよっ!?」
何というカオス
って言うか、あれ、もう絶対柏餅じゃない
何か、新種の生命体だ
って言うか、あれ、もう絶対柏餅じゃない
何か、新種の生命体だ
すすす、とさり気なく、大樹をそこから避難させるように、ちょっぴりその体を押す望
うん、大樹の頭痛と胃痛が加速しかねない
いや、現時点で加速してるっぽいけど
うん、大樹の頭痛と胃痛が加速しかねない
いや、現時点で加速してるっぽいけど
「大樹さん、大丈夫?」
「あ…えぇ、大丈夫ですよ」
「あ…えぇ、大丈夫ですよ」
望の気遣うような言葉に、微笑んで返す大樹
ぽふぽふと、優しく望の頭を撫でてくれる
ぽふぽふと、優しく望の頭を撫でてくれる
…その手の感触に、望は赤くなってしまう
優しい手
その手が自分にだけ向けられるものではないと知っている
わかっている
……だが、それでも
こうやって、優しく頭を撫でられている、この瞬間だけでも
この手が、自分にだけ向けられているのだと、考えたい
優しい手
その手が自分にだけ向けられるものではないと知っている
わかっている
……だが、それでも
こうやって、優しく頭を撫でられている、この瞬間だけでも
この手が、自分にだけ向けられているのだと、考えたい
人を護る手
人を癒す手
この人の手は、誰かを傷つけるためではなく、誰かの命を奪う為ではなく
……誰かを護り、癒す為のあるのだ、と
撫でられる度、そう考える
人を癒す手
この人の手は、誰かを傷つけるためではなく、誰かの命を奪う為ではなく
……誰かを護り、癒す為のあるのだ、と
撫でられる度、そう考える
……と
そうやって、考え込んでいると
大樹が、じっと見つめてきているのに、気付いて
そうやって、考え込んでいると
大樹が、じっと見つめてきているのに、気付いて
「ど、どうしたの?」
ぼ~っとしてしまっていただろうか
慌てて、そう尋ねると
慌てて、そう尋ねると
「あぁ、いえ……少し、じっとしていてくださいますか?」
「え?」
「え?」
そっと
両頬に、手が当てられた
じ、と間近で見つめられる
顔の距離が、近い
両頬に、手が当てられた
じ、と間近で見つめられる
顔の距離が、近い
それは、まるで
これから、口付けでもするような………--------
これから、口付けでもするような………--------
「~~~~~~!!??」
思わず、自分の抱いた考えに真っ赤になってしまう望
そんな望の思考に、全く気付いていない様子で
つい、と
指先が、望の目尻に触れた
そんな望の思考に、全く気付いていない様子で
つい、と
指先が、望の目尻に触れた
「…あぁ、とれました。睫がついていたので……痛くありませんでしたか?」
「…………」
「望?」
「…………」
「望?」
-----ぷっしぅ
間近で見つめられたりなんだりで、思考がショートしたのだろうか
望は、耳まで真っ赤になって、硬直していたのだった
間近で見つめられたりなんだりで、思考がショートしたのだろうか
望は、耳まで真っ赤になって、硬直していたのだった
はないちもんめの人に土下座しつつ終わる