---H-No.1からの、通信
H-No.2は、それを確認した瞬間、即座に応じる
H-No.2は、それを確認した瞬間、即座に応じる
「どうした?」
『F-No.0の邪魔が入った。プランCに変更する』
「了解」
『F-No.0の邪魔が入った。プランCに変更する』
「了解」
すくり、立ち上がるH-No.2
…ようやく、自分が動く時が来た
…ようやく、自分が動く時が来た
「ハーメルンの笛吹きに関しては、どうする?」
『あれには、興味が沸いた。あれは、F-No.0が研究していた「異常(アブノーマル)」の一人。あれの他にも、もう一人異常を確認した。後に、二人とも回収する』
「了解……あなたは、まずはどこに?」
『門条 晴海の遺児を優先して回収していく。穀雨 鈴の遺児はその後だ』
『あれには、興味が沸いた。あれは、F-No.0が研究していた「異常(アブノーマル)」の一人。あれの他にも、もう一人異常を確認した。後に、二人とも回収する』
「了解……あなたは、まずはどこに?」
『門条 晴海の遺児を優先して回収していく。穀雨 鈴の遺児はその後だ』
かつての、自分達の実験体
自分達の元から逃げ出したそれらの残した子供達
あれらは、貴重な検体だ
他の連中に渡して溜まるか
自分達の元から逃げ出したそれらの残した子供達
あれらは、貴重な検体だ
他の連中に渡して溜まるか
『H-No.2、お前は、H-No.360の始末が終わり次第、私に合流するように』
「了解」
「ねー、僕はーーー??」
「了解」
「ねー、僕はーーー??」
ずい!と
H-No.3が、通信に割り込んできた
H-No.2が迷惑そうな表情を浮かべるのだが、H-no.3はそれを気にする様子もない
H-No.3が、通信に割り込んできた
H-No.2が迷惑そうな表情を浮かべるのだが、H-no.3はそれを気にする様子もない
『お前は、今まで通り待機していろ』
「えー!僕もH-No.2みたく、誰かをぶっ殺したい~!」
「えー!僕もH-No.2みたく、誰かをぶっ殺したい~!」
ぶーぶーと、H-No.3が不満をもらす
だが、そんな不満をH-No.1が聞き入れるはずもない
H-No.2はH-No.3を押しのけ、通信に戻った
だが、そんな不満をH-No.1が聞き入れるはずもない
H-No.2はH-No.3を押しのけ、通信に戻った
「……それでは、これより、行動に移ります」
『あぁ、健闘を祈る』
『あぁ、健闘を祈る』
…通信が、切れた
纏わり付いて来るH-No.3を引き剥がす
纏わり付いて来るH-No.3を引き剥がす
「H-No.3、お前はここで待機しているように」
「つまんない~~!」
「我侭を言うな。もう子供でもあるまいに」
「つまんない~~!」
「我侭を言うな。もう子供でもあるまいに」
子供なのは、姿だけだろうに
ため息をつきながら、H-No.2は、その研究施設を後にする
…今は、任務に集中しなくては
ため息をつきながら、H-No.2は、その研究施設を後にする
…今は、任務に集中しなくては
…己がすべき事は、H-No.360の抹殺
あの失敗作を始末する事
……あぁ、そうだ
あいつは失敗作の癖に、H-No.96に余計な事を吹き込むなど、随分と色々な事をしでかしてくれた
せっかくだ
あいつの大切なものを奪い、苦しめてから殺してやろう
あの失敗作を始末する事
……あぁ、そうだ
あいつは失敗作の癖に、H-No.96に余計な事を吹き込むなど、随分と色々な事をしでかしてくれた
せっかくだ
あいつの大切なものを奪い、苦しめてから殺してやろう
H-No.2はその美しい顔に、サディスティックな笑みを浮かべて
一人、暗闇の中へと身を躍らせていき、姿を消した
一人、暗闇の中へと身を躍らせていき、姿を消した
…そして
一人、研究施設に残されたH-No.3は
その幼い顔立ちに、おうぅ、と不満そうな表情を浮かべて
一人、研究施設に残されたH-No.3は
その幼い顔立ちに、おうぅ、と不満そうな表情を浮かべて
「…いいもん、こうなったら、勝手にやってやるもん」
と、そう呟いて
彼もまた、暗闇の中に姿を消していった
彼もまた、暗闇の中に姿を消していった
後に残されたのは、非人道的な実験の、憐れな被害者
培養液につけられた、人の形を保っているだけの、それは
意志を失った瞳に、ただ、辺りの風景だけを写し続けているのだった
培養液につけられた、人の形を保っているだけの、それは
意志を失った瞳に、ただ、辺りの風景だけを写し続けているのだった
to be … ?