「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 夢幻泡影 in Fantasy-02

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だれでも歓迎! 編集
        10月31日が何の日か、ご存知かな?


            …そう、ハロウィンだ


       ハロウィンといえば?…お菓子か、それもいい


          私は「カボチャ」を連想する


        カボチャが、姿を変えて、少女を幸福へと導く…

         そんな物語を、聞いた事があるはずだ






      可哀想な少女が、一夜にして幸福を手に入れた、一発逆転の物語





            キーワードは…「ガラスの靴」


(ミナワ>「シンデレラ」ですか!? 「ジャック・オ・ランタン」ではなくて!?

という訳で『夢幻泡影 in Fantasy』、誰も期待してなかったのに第2回
今回は「シンデレラ」。 プリマは貴方です

(ミナワ>へ? わ、私ですか?

もちろん! さぁ、行きなさい少女よ!

(ミナワ>え、ちょっ、ほえぇぇぇぇぇぇぇぇ――――――












ある所に、シンデレラという少女がいました

(シンデレラ>ふぅ・・・お義母様、床掃除が終わりました

彼女は本当の母親を亡くし、その姉の元で暮らしているのだが

(義母>ふん、ようやく終わったかこの役立たずが

この義母、性格がとても悪いと有名であった
少しでも気が触れると、死霊の沢山入った水をかけられ、未来永劫呪われるとか何とか
見た目はどうみてもロリ巨乳なのだが、娘が2人いて、その2人も性格が悪い
1人は龍を召喚して町を1つ消したり、1人はアクセサリーを配っては雷を落としたとか
ところでこの3人、シンデレラのボロ切れのような服とは比べ物にならないくらい豪華なドレスを着ていた
 ・・・失礼、1人はタキシードだ

(シンデレラ>あ、あの・・・失礼ですがどちらへ行かれるのですか?
(長女>今日は城で宴があるんだ。 オレ達はそれに招待されていてな
(次女>つーわけで家の事は全部よろしくねーってカンジィ?
(義母>そういうことだ。 隅々まで、埃1つ残さず掃除しておけ!
    我々が帰るまでに終わっていなければ・・・殺す

そう言い残し、義母達は早々と家を出て行った。

(長女>・・・なぁ、次女よ
(次女>ん?ナニナニ?
(長女>何故オレ達はいつもこんな役しか回ってこないんだ?
(次女>作者の都合じゃね? てゆーかまだ2回目だし
(義母>どうした?母親である私に隠し事でもあるのか?
(長+次>(何でコイツこんなにノリノリなの!?)

本編でまだ1回しか出てないのにね☆



それはおいといて一方シンデレラは

(シンデレラ>はぁ・・・お城かぁ・・・いいなぁ、私も王子様と・・・

うっとりと、天井を見上げるシンデレラ
彼女は王子の姿を、遠くからだが見た事がある
黒いローブを着た側近を従えた、黄金の装飾が施された黒い服を着た若い王子
彼と、一緒に踊ってみたい・・・彼女はいつも、そう願っているのだが

(シンデレラ>・・・でも・・・お義母様方が許してくれる筈が無いし・・・

悲しそうな顔をして俯く
そして、首に提げたペンダントを開くと、赤毛のしょうj―――女性の写真

(シンデレラ>お母様・・・もし貴方が生きていらっしゃったら・・・私は、王子様と踊る事ができましたか?



――――シンデレラ~、おやつの時間よ~? お紅茶でもいかが?

――――あらぁ、よくできたわねぇシンデレラ~!

――――あらあら、シンデレラったら。 おほほほほほ♪



亡くなった母との思い出が、頭の中でシャボン玉のように現れては、ぱちん、と儚く弾けてゆく

(シンデレラ>・・・・・お母様・・・・・

ぽつり、母の写真に涙が落ちた

(???>お困りのようですね

突然の訪問者。 シンデレラが慌てて振り返ると、そこには緑色の髪の少女の姿。

(シンデレラ>あ、あの・・・貴方は?
(魔法使い>「魔法使い」です。論理的に科学的に社会的に考えて「魔法使い」なんて馬鹿馬鹿しいと思いますが、
      何故か私がこの役に抜擢されてしまったのでご了承願います
(シンデレラ>は、はぁ・・・と、ところで、魔法使いさんが私に何かご用ですか?
(魔法使い>貴方をパーティに招待します
(シンデレラ>えぇぇ!? お、お城のパーティの招待って、魔法使いさんのお仕事だったんですか!?
(魔法使い>貴方天然ですか?そんな訳ありませんよ。
      どこの世界に魔法使いにパーティの呼び込みをさせる王子がいるんですか?
(シンデレラ>そ、そうですよね・・・でも私、やっぱり行けません
(魔法使い>? パーティに出席したいのでしょう?
(シンデレラ>はい、出席したいです。したいですけど・・・私の服、これしかなくて・・・
(魔法使い>・・・その程度なら

魔法使いはアタッシュケーsもといポシェットから小ビンを取り出し、さらにその中の種を取って飲み込む
すると、彼女の手から青く輝くバラが咲き、花びらが散ってすぐにそれらはドレスのような形となる

(シンデレラ>わぁ、キレイ!
(魔法使い>都市伝説と幼気の力があればこの程度・・・コホン、早くそれに着替えてください
(シンデレラ>こ、これを・・・私が、ですか?
(魔法使い>当然です。 あぁ、あとこの靴を

魔法使いは四次元ポシェットから、透明な靴を取り出し、シンデレラに手渡した

(シンデレラ>すごい・・・ガラスの靴ですか?
(魔法使い>それも履いてください。 サイズは合ってると思うので

そして彼女はすぐにそれらに着替え、魔法使いが四次元ポシェットから取り出した大きな鏡を見る

(魔法使い>お似合いですよ
(シンデレラ>これが・・・私・・・? 本当に?
(魔法使い>やはりサイズも合ってましたか。まぁ組織の技術をもってすれb・・・コホン
      では馬車も必要になってきますね

魔法使いが再び種を飲み込むと、今度は大きな黄色いカボチャがなり、
それは瞬時に、蝋燭に火が灯された馬車となった
―――――――――否、馬車ではない

(シンデレラ>な、何ですかあの生き物は?
(魔法使い>中国にいるとされる「獏」という生き物です

「獏車」だった

(獏>ったく、何で俺様までこんな役しか回ってこねぇんだ・・・
(火>獏の旦那、台詞台詞!
(獏>おぉっと、乗りな嬢ちゃん! 城へはすぐに着くぜぇ!?
(シンデレラ>え、あ・・・
(魔法使い>行ってください。 私ができるのはここまでです。
(シンデレラ>あの・・・ありがとうございます!
(魔法使い>礼なんていりません。 ・・・あぁ、夜中の0時には帰ってきてください。
      幼気が・・・コホン、魔法が解けてしまうので
(シンデレラ>は、はい! では、行ってきます!

こうして、馬syゲフンゲフン、獏車はシンデレラを乗せ、城を目指して夜の町を駆け抜けた





城―――
パーティ会場には、様々な女性が来ていた・・・しかも全員ロリ系

(王子>おぉ~! お前あそこ見ろよ! ロリ巨乳にロリギャルに男装ロリだぞ!
    うおぉあっちにもド派手な格好したロリっ子発見!
    あーあのショートヘアのロリもいいなぁ・・・クオリティ高すぎだろチクショウ!
    あぁ~ロリいいよロリ! ロリ最高ヒャッホォォォォォ!!!
(側近>貴様イイ加減ソノ性癖治セ! 次期国王トシテ国ヲ治メル者トシテノ自覚ガナイノカ!?
(王子>うるせぇなお前は。仕方ないだろ!?
    この城で最高の腕を誇る精神科医も白旗振って降参したんだぞ!?
    誰も俺のロリコンは治せないのさ! てかロリコンこそ男のステータス!
    政略結婚の相手が未成年なんて当たり前! 嫁に飽きて娘と[ピー!]なんて当たり前!
    時代はロリコンによって紡がれ、そしてロリコンの血が受け継がれていったんだ!
    遅ヵレ早ヵレ避ケラレヌ運命(サダメ) ソーゥ我コーソーガ ロォォォォリィィィィコォォォォォォォン!!
(側近>ヨクソノ名曲ヲ変エヨウト思ッタナ!? サンホラファンニ消サレテモ知ランゾ!?
(王子>いいよいいよ命掛けてかかってこいよ俺ぁ王子だぜ?
(側近>コンナ時ダケ権力振リカザシオッテ・・・
(王子>でも・・・どれもこれも俺の財産目当てで来たんだろうなぁ・・・
    あぁ、俺を心から愛してくれる理想のロリはいないのかな?
(側近>途中マデ良カッタト思ッタラ台無シダナ
(王子>ほっとけ

ギギィ・・・と大きな扉が開く
百以上の目がそちらに向けられる
現れたのは、青い髪、青い瞳、青いドレス、そしてガラスの靴の少女―――シンデレラだ

(シンデレラ>うわぁ・・・ひ、広いでs
(王子>Shall we dance,rady?
(シンデレラ>ふえ!?
(側近>早ッ!? 玉座カラ扉マデ軽ク100mハアルゾ!?
(王子>黙れシェイd―――ン゙ン、とにかく! 早くオーケストラの準備にかかれ!

王子が命令すると、黒いローブの男が何人にも増え、それらはヴァイオリン、トロンボーン、シンバル・・・
様々な楽器を各々持ち、曲を演奏し始める

(王子>さぁ、踊ろうかお嬢さん
(シンデレラ>え、でも私、踊った事なんて・・・
(王子>大丈夫、僕がリードするから

どっかで聞いた事のある台詞を吐き散らしながら、ロリk・・・王子はシンデレラの手を取り、踊りだす
回る度にふわりと揺れる青薔薇のドレス、ちらりと見えては小さな輝きを放つガラスの靴
そして何より、彼女の青空のように澄んだ目が、周りのロr女性達をも魅了した

(次女>わーぉ・・・マジヤバイ・・・
(長女>あ、あぁ・・・言葉も出ない・・・
(義母>・・・何者だ、あの小娘ェ・・・


(王子>ねぇ、君はどこのお姫様?
(シンデレラ>え、いや、その・・・
(王子>あぁ、言えないならいいよ。僕は君と踊れるなら、それでいい
(シンデレラ>わ・・・私もです、王子様♪
(王子>ッ!
(シンデレラ>? ど、どうかなさいましたか?
(王子>う、うぅん、何でもない。 君となら、永遠に踊れる気がするよ
(シンデレラ>私も、ずっと王子様とこうして踊って――――――あ!

シンデレラは時計を見た
悲しきかな、時はまもなく子の刻を示そうとしていた
魔法使いとの、約束の時―――魔法が、解ける
シンデレラは王子を背に、一目散に城を飛び出した

(王子>あっ! 待って!

王子も彼女を追う。 しかし、既にシンデレラの姿はどこにもなかった
ただ、ガラスの靴が1つ、物悲しく転がっているのみ

(王子>これは、彼女の・・・片割れを失った靴、か・・・ヒヒッ、今の俺と同じじゃないか
    でも待ってろよお嬢さん・・・靴は必ず、揃えてやるから!






翌日、王子が黒いローブの男達を従えて、町中を練り歩いていた
昨夜拾ったガラスの靴を、この町に住む全てのロr女性に履かせて回っているのだ
しかし・・・

(王子>見つからない・・・これだけ探しても見つからないなんて・・・
(側近>王子ヨ、次ガ最後ダガ?
(王子>そのようだな。 ここでもダメなら次は隣町へ、それでもダメなら隣国へでも行くけどね
(側近>失礼ダガ王子ヨ、何故ソレ程マデニアノ少女ニ執着スルノダ?
(王子>簡単なことさ。 俺の事を・・・心から愛してくれていたからだ

ガチャッ

(義母>王子、よくぞ参られた
(長+次>いらっしゃいませ
(王子>早速だが、これを

王子はガラスの靴を置く。 義母が履こうとするが・・・

(義母>なっ・・・
(王子>入らない・・・次。

結局、長女も次女も足が入らなかったのだった

(王子>ここもダメか・・・
(側近>仕方ナカロウ、デハ隣町ヘ行ク仕度ヲサセネb
(王子>ん、この家、もう1人いるかな?
(義母>っ!? な、何故そんなことを?
(王子>青い髪の毛が落ちている・・・あんたら3人の髪は、青くないけど?
(側近>(何トイウ無駄ニ洗練サレタ無駄ノナイ無駄ナ視力!?)
(義母>く・・・だがあの子は・・・
(王子>呼んでくれ。出なければ容赦しない。俺の武勇伝は、聞いた事くらいあるだろう?

実はこの王子、この国における最高戦力として有名で、別名「不殺の王子」
つい先日も、百人の黒いフードの側近達を従えて敵国と戦争をしたのだが、
死傷者は一切無く、たった4分で終わってしまったという
降伏した敵の兵曰く、『黒い怪物が現れた』とのこと

(義母>・・・シンデレラ
(シンデレラ>は、はい

家の奥から、シンデレラが現れる。 服はやはりボロ切れのようなものだが、彼は既に感じていた

(王子>き、君、は・・・!?
(シンデレラ>え・・・?
(王子>と、とりあえずこれを履いてくれ!

ガラスの靴を差し出す王子
シンデレラはそれを、ゆっくりと履いてみせる
当然の如く、彼女の足はすっぽりと、ガラスの靴に入った

(義+長+次>何!?
(王子>やっぱり! 君の目を見た瞬間に分かったよ!

ぎゅっ、とシンデレラに抱きつく王子

(シンデレラ>ひゃっ! お、王子、様?///
(王子>ずっと、君のような人を探していた。 僕を、心から愛してくれる人を・・・
    お願いだ。 僕と・・・いや! 俺と、結婚してくれ!
(シンデレラ>ぁ・・・は、はい♪

わあ!と外から歓声があがる
ぽっ、と頬を赤らめるシンデレラを、王子はお姫様抱っこして、観衆の前に現れる

(シンデレラ>え、あ、あああああの王子様!?///
(王子>やだなぁ、もうお前は俺の妻なんだ。 「王子」じゃないだろ?
(シンデレラ>あ・・・・・・あ・な・た♪
(魔法使い>幸せそうで何よりです
(シンデレラ>あ!魔法使いさん! この節はお世話になりました!
(魔法使い>いえいえ。ところで、貴方にプレゼントがありまして
(シンデレラ>プレゼント、ですか?

魔法使いは四次元ポシェットの中から、黒と白がはっきり分かれた、丸い生き物を取り出す。

(生き物>バクククク、やっと言えるバクよ
(シンデレラ>?
(生き物>良い夢見られたか?

バクッ!!








ガバッ!
(ミナワ>ほえ!? い、今、何だか・・・とても、幸せな夢を見ていた気が・・・///
(リム>(ダメだバク・・・お姉さんが段々主に毒されていってるバク・・・)



   めでたしめでたし

(ミナワ>うぅ・・・何故だかちょっと惜しい気がしますぅ・・・///

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