白い幼魔より
(裂邪>残念だが、こっから先は一方通行だ
どうしてもっつぅなら・・・俺の死体を越えていけ、小娘
(レクイエム>ふふふ・・・面白い冗談だ
だったら望み通り殺してやろう!
どうしてもっつぅなら・・・俺の死体を越えていけ、小娘
(レクイエム>ふふふ・・・面白い冗談だ
だったら望み通り殺してやろう!
レクイエムの白い刃が裂邪に向かう
それを、彼は左手に持った鎌で防ぐ
さらに彼女の腹部を捉え、右足を構える
それを、彼は左手に持った鎌で防ぐ
さらに彼女の腹部を捉え、右足を構える
(裂邪>貰tt―――――――
右足は、空を蹴った
目の前にいた筈のレクイエムの姿が、どこにも無い
目の前にいた筈のレクイエムの姿が、どこにも無い
(裂邪>チィッ、あの野郎何処消えやがった―――
(レクイエム>『コンフュタティス』
(レクイエム>『コンフュタティス』
レクイエムの蹴りが、裂邪の背中に命中する
鎌の柄を壁に突き刺し、激突から免れた
鎌の柄を壁に突き刺し、激突から免れた
(裂邪>・・・ッハ、霊は操るわ、テレポートするわ、それにさっきの蹴り、肉体強化やってんだろ?
何と契約してたんだ、あぁ?
(レクイエム>馬鹿が、敵に手の内を教える愚か者が何処にいる?
貴様が教えるなら考えてやってもいいが?
正直興味がある
(裂邪>お前と全く同じ理由で拒否する
(レクイエム>そうか
何と契約してたんだ、あぁ?
(レクイエム>馬鹿が、敵に手の内を教える愚か者が何処にいる?
貴様が教えるなら考えてやってもいいが?
正直興味がある
(裂邪>お前と全く同じ理由で拒否する
(レクイエム>そうか
また、レクイエムの姿が消えた
(レクイエム>残念だ!
再びの蹴り
しかし今度は蹴りの来る方向に鎌を向けた
何とか防いだ・・・が、
パキン、と甲高い音を立てて、鎌は真っ二つに折れた
しかし今度は蹴りの来る方向に鎌を向けた
何とか防いだ・・・が、
パキン、と甲高い音を立てて、鎌は真っ二つに折れた
(裂邪>くっ、もう使い物になんねぇか!
(レクイエム>これで軽くなっただろう?
(裂邪>あぁ、ある意味有難ぇよ!
(レクイエム>これで軽くなっただろう?
(裂邪>あぁ、ある意味有難ぇよ!
レクイエムが左腕にも白い刃を作り出しながら、ラッシュをかける
裂邪はそれを黒い爪で防ぎつつ、足も交えて攻撃を仕掛ける
しかしどれも避けられてしまう
その隙を突いて彼女は刃を振るう
それを防いでまた彼は爪を振るう
裂邪はそれを黒い爪で防ぎつつ、足も交えて攻撃を仕掛ける
しかしどれも避けられてしまう
その隙を突いて彼女は刃を振るう
それを防いでまた彼は爪を振るう
(レクイエム>ほぅ・・・なかなかやるな小僧
私と戦ってここまで抵抗した契約者はR-No.0とR-No.1以外で貴様が初めてだ
(裂邪>俺もお前みたいな奴とやりあったのはこれまでなかったよ
そんな性格じゃなかったら最高だったのに、なぁ!!
私と戦ってここまで抵抗した契約者はR-No.0とR-No.1以外で貴様が初めてだ
(裂邪>俺もお前みたいな奴とやりあったのはこれまでなかったよ
そんな性格じゃなかったら最高だったのに、なぁ!!
裂邪は彼女の顔に爪を立てる
それを右手で掴んで止め、そのまま蹴り上げる
一瞬宙に浮いた裂邪の腹部を、白い刃が捉えた
いざ彼の腹部を突かぬかんとした時、刃を爪で弾いて若干上へ飛び、
空中で身体を捻りながら、レクイエムの後頭部目掛けて蹴りを入れようとする
それを右手で掴んで止め、そのまま蹴り上げる
一瞬宙に浮いた裂邪の腹部を、白い刃が捉えた
いざ彼の腹部を突かぬかんとした時、刃を爪で弾いて若干上へ飛び、
空中で身体を捻りながら、レクイエムの後頭部目掛けて蹴りを入れようとする
(裂邪>今度こそ・・・っ!?
また、空を蹴る裂邪
今度は着地と同時に前方に飛びながら背後を見た
案の定、彼女はそこにいた
今度は着地と同時に前方に飛びながら背後を見た
案の定、彼女はそこにいた
(裂邪>ッヒヒヒ・・・これじゃ埒があかねぇ
(レクイエム>同感だ。このままでは貴様の死は目と鼻の先・・・
今の内に降参すれば、貴様のはらわただけで許してやるぞ?
(裂邪>悪ぃな、そいつぁ煮えくり返らせる為に必要なんでね
それに俺は、まだ諦めた訳じゃねぇ!
(レクイエム>・・・本当に、ここまでしぶといのは貴様が初めてだ!
(レクイエム>同感だ。このままでは貴様の死は目と鼻の先・・・
今の内に降参すれば、貴様のはらわただけで許してやるぞ?
(裂邪>悪ぃな、そいつぁ煮えくり返らせる為に必要なんでね
それに俺は、まだ諦めた訳じゃねぇ!
(レクイエム>・・・本当に、ここまでしぶといのは貴様が初めてだ!
レクイエムが切りかかる
だが、あろうことか、裂邪は己の融合を解きながら、
その一撃を避けるように仰向けに倒れかけた
だが、あろうことか、裂邪は己の融合を解きながら、
その一撃を避けるように仰向けに倒れかけた
(レクイエム>チッ・・・
(裂邪>ヒハハハハ・・・見せてやっからなぁ、貴様の【黄昏】をよぉ!
(裂邪>ヒハハハハ・・・見せてやっからなぁ、貴様の【黄昏】をよぉ!
とぷん
彼は己の影の中に沈んだ
彼は己の影の中に沈んだ
(レクイエム>あの小僧、異空間系都市伝説と契約してたのか・・・
一体何処に――――――――なっ!?
一体何処に――――――――なっ!?
真後ろから気配を感じたレクイエムは、大きく前方に跳んで様子を見た
そこには、先程までいなかった、洞穴に収まり切らない程の化け物の姿
龍のように長い体
昆虫のような6本の足
鋭い爪を有する巨大な腕
体中からのびる、先端が刃状になった触手
暗闇で赤い目を怪しく輝かせるそれは、咆哮の如き笑い声をあげた
そこには、先程までいなかった、洞穴に収まり切らない程の化け物の姿
龍のように長い体
昆虫のような6本の足
鋭い爪を有する巨大な腕
体中からのびる、先端が刃状になった触手
暗闇で赤い目を怪しく輝かせるそれは、咆哮の如き笑い声をあげた
(裂邪>【ヒハハハハハハハハハ!!
気ぃつけろよぉ? 力抑えらんねぇから前ほど優しくはないぜぇ?】
(レクイエム>その声・・・やはりあの小僧か・・・
ふふふふふ、貴様ぁ! どれだけ私を楽しませてくれるんだ!?
気ぃつけろよぉ? 力抑えらんねぇから前ほど優しくはないぜぇ?】
(レクイエム>その声・・・やはりあの小僧か・・・
ふふふふふ、貴様ぁ! どれだけ私を楽しませてくれるんだ!?
その声は歓喜に満ち溢れていた
彼女は胸元から新たな小ビンを取り出すと、またその中の水を宙に散らす
そして、両手に集まっている霊と、先程散った水に込められていた霊、
多くの死霊が彼女の周りに集い、各々が刃状になる
彼女は胸元から新たな小ビンを取り出すと、またその中の水を宙に散らす
そして、両手に集まっている霊と、先程散った水に込められていた霊、
多くの死霊が彼女の周りに集い、各々が刃状になる
(レクイエム>『トゥーバ・ミールム』!
(裂邪>【『シャッテン・シュナイデ』ェ!!】
(裂邪>【『シャッテン・シュナイデ』ェ!!】
純白の無数の刃と、漆黒の無数の刃が、
激しくぶつかり合い、激しく音を打ち鳴らせる
背後を狙って
側面を狙って
互いに切っ先を向けたが、互いにその攻撃を防ぐ
先に別な動きを見せたのはレクイエムだった
脚力を強化して一気に距離を縮め、化け物と化した裂邪の懐に潜り込んだ
激しくぶつかり合い、激しく音を打ち鳴らせる
背後を狙って
側面を狙って
互いに切っ先を向けたが、互いにその攻撃を防ぐ
先に別な動きを見せたのはレクイエムだった
脚力を強化して一気に距離を縮め、化け物と化した裂邪の懐に潜り込んだ
と思われたが、
その巨大な化け物の姿は一瞬にして消えてしまった
その巨大な化け物の姿は一瞬にして消えてしまった
(レクイエム>異空間に逃げたか? 次は何処かrぐっ!?
レクイエムの肩が抉られ、血が勢いよく噴き出した
彼女の肩だけではない
彼女の足や彼女の脇腹、
また、彼女の身体に留まらず、洞窟の壁や天井、地面までもが何かによって抉られる
ところが
今、この洞窟には彼女以外何もいない
彼女の肩だけではない
彼女の足や彼女の脇腹、
また、彼女の身体に留まらず、洞窟の壁や天井、地面までもが何かによって抉られる
ところが
今、この洞窟には彼女以外何もいない
(レクイエム>あ、あの小僧・・・何をした?
(裂邪>【「影の世界」と「現実世界」はイコールなんだよぉ!】
(裂邪>【「影の世界」と「現実世界」はイコールなんだよぉ!】
背後から、巨大な腕が襲い掛かる
間一髪のところで避け、彼女は身体に負った傷を修復した
間一髪のところで避け、彼女は身体に負った傷を修復した
(裂邪>【ヒハハハハハ・・・再生能力持ちか?ますます厄介だな小娘ぇ!】
(レクイエム>「影の世界」、か・・・ふふふ、なかなか面白いことをしてくれる
ますます気に入ったぞ小僧!
(レクイエム>「影の世界」、か・・・ふふふ、なかなか面白いことをしてくれる
ますます気に入ったぞ小僧!
瞬時に、彼女の姿が消えた
(裂邪>【ヒハハハハハハハ!無駄無駄ァ!
何処にいようが、俺の『シャッテン・シュナイデ』は貴様を仕留めるぞ!?】
何処にいようが、俺の『シャッテン・シュナイデ』は貴様を仕留めるぞ!?】
その時
パシャッ、とシャッターを切るような音が、小さく洞窟内に響き渡り、
パシャッ、とシャッターを切るような音が、小さく洞窟内に響き渡り、
(レクイエム>『レクス・トレメンテ』!
地面が沈み、盛り上がり
化け物の足場が、不自然に地殻変動を始めた
化け物の足場が、不自然に地殻変動を始めた
(裂邪>【くぅ・・・猪口才なぁ!!】
(レクイエム>それはどうも
(レクイエム>それはどうも
レクイエムは化け物の顔面に蹴りを入れた
と同時に化け物が消え、巨大な爪が見事にレクイエムの腹部にクリーンヒットし、
天井、そして地面に叩きつけられた
と同時に化け物が消え、巨大な爪が見事にレクイエムの腹部にクリーンヒットし、
天井、そして地面に叩きつけられた
(レクイエム>ガッ・・・ハァ・・・オ゙ア゙ァ!?
小さな身体が、それと比べ物にならない大きさの腕に踏み潰される
(裂邪>【ヒハハハハハ!いい様だなぁ?ヒーッハハハハハハハハァ!!!
もっと苦しめ!もっと叫べよ!
そうやって貴様も人間を殺してきたんだろ!?
だったら同じように醜く足掻いてみろよ!!】
もっと苦しめ!もっと叫べよ!
そうやって貴様も人間を殺してきたんだろ!?
だったら同じように醜く足掻いてみろよ!!】
そのまま、裂邪は彼女の身体を踏み躙る
暫く悲痛な叫び声が続いたが、すぐにそれも途絶えてしまった
その腕をあげ、彼はさぞ残念そうに、
暫く悲痛な叫び声が続いたが、すぐにそれも途絶えてしまった
その腕をあげ、彼はさぞ残念そうに、
(裂邪>【・・・あ?もう終わりかよ
ったく、早すぎるっつぅの・・・まぁいいや
シャッテン・ファウスt―――――――――ぎっ!?】
ったく、早すぎるっつぅの・・・まぁいいや
シャッテン・ファウスt―――――――――ぎっ!?】
止めを刺そうとした時だった
彼は突然苦しみだしたかと思うと、徐々に、徐々にその体躯は縮んでゆき、
元の―――人間の裂邪に戻ってしまった
彼は突然苦しみだしたかと思うと、徐々に、徐々にその体躯は縮んでゆき、
元の―――人間の裂邪に戻ってしまった
(裂邪>ッハァ、ハァ・・・マジ・・・かよ、もうちょっと、だってのに・・・
・・・ウヒヒヒヒ、いいさ、どうせ奴はもう
(レクイエム>お憑かれ様
・・・ウヒヒヒヒ、いいさ、どうせ奴はもう
(レクイエム>お憑かれ様
完全に、傷を完治していたレクイエムは、
右腕の白い刃で、裂邪の腹部を貫いた
血塗れた右手を引き抜くと、彼の腹部と口から大量の血が流れ出た
右腕の白い刃で、裂邪の腹部を貫いた
血塗れた右手を引き抜くと、彼の腹部と口から大量の血が流れ出た
(レクイエム>・・・ここまで、私を梃子摺らせたことだけは褒めてやる・・・
だがここで貴様も終わりだ
約束通り、この先は行かせて貰うぞ
だがここで貴様も終わりだ
約束通り、この先は行かせて貰うぞ
血だらけの少年を背に、彼女は他の契約者を殺す為、その先の道へ向かう
(裂邪>・・・ま・・・た・・・腹・・・かよ・・・ゲフッ
立ち止まり、その場で振り向くと、
倒れず、未だに立ち尽くしている裂邪の姿があった
倒れず、未だに立ち尽くしている裂邪の姿があった
(レクイエム>・・・貴様・・・まだ立てるのか?
(裂邪>馬鹿、野郎・・・俺がここで死んだら・・・お前に行かれちまうだろうが・・・
オ゙エッ・・・俺は、死なねぇ・・・お前には・・・殺されねぇ・・・
だから、また俺を、殺しに来い
いつでmウプッ・・・い゛つでも、相手になってやる・・・
俺を殺すまで、誰も、俺以外の人を殺すな・・・!
(裂邪>馬鹿、野郎・・・俺がここで死んだら・・・お前に行かれちまうだろうが・・・
オ゙エッ・・・俺は、死なねぇ・・・お前には・・・殺されねぇ・・・
だから、また俺を、殺しに来い
いつでmウプッ・・・い゛つでも、相手になってやる・・・
俺を殺すまで、誰も、俺以外の人を殺すな・・・!
既に光を失いかけているその目で、尚も彼女を睨みつける
(レクイエム>・・・ふふふふ、何を言い出すかと思えば、私に指図するのか?
そもそも、とっくに死にかけているお前をこれから殺す日など二度と来ないだろうが
(裂邪>言った、だろ? “俺はお前に殺されねぇ”、って・・・
そもそも、とっくに死にかけているお前をこれから殺す日など二度と来ないだろうが
(裂邪>言った、だろ? “俺はお前に殺されねぇ”、って・・・
裂邪は、先程レクイエムに折られた鎌の刃を持った
(裂邪>俺を殺すのは・・・俺だ
深く、胸に鎌を突き刺し
彼はその場に、静かに倒れた
彼はその場に、静かに倒れた
(レクイエム>・・・馬鹿が・・・そんな頓智に、私が釣られるとでも思っているのか・・・?
† † † †
(ローゼ>裂邪さん! 裂邪さん!!
数分後
既にボロボロになったその一帯にあったのは、
電源が切れかけた球体型の電灯と、
気絶から目を覚ましたローゼと、
そして・・・
既にボロボロになったその一帯にあったのは、
電源が切れかけた球体型の電灯と、
気絶から目を覚ましたローゼと、
そして・・・
傷一つ無く、その場で横たわっている、裂邪の姿があった
...To be Continued/幼魔は電脳世界を去りてへ