ニーナを保護して、数日がたった
「お帰りなさい」
「うん、ただいま」
「うん、ただいま」
星が、借りた物件に帰ると、ニーナが出迎えてくれるようになった
部屋はきちんと掃除されているし、夕食の準備もちゃんとしてくれている
どうやら、星が帰る時間に合わせて、家事をしてくれているらしい
探し物は、日中行っているようだ
部屋はきちんと掃除されているし、夕食の準備もちゃんとしてくれている
どうやら、星が帰る時間に合わせて、家事をしてくれているらしい
探し物は、日中行っているようだ
「お風呂も沸かしていマスが、食事とどちらを先にしマスか?」
「ん~…お腹すいてるし、食事が先かな」
「では、用意してきマスね」
「ん~…お腹すいてるし、食事が先かな」
「では、用意してきマスね」
てちてちと、キッチンに向かうニーナ
その後姿を見送りながら
その後姿を見送りながら
「………意識してないんだろうなぁ」
と
星は小さく、苦笑した
星は小さく、苦笑した
「それにしても、ずいぶんと家事が手馴れてるね」
夕食も終わり、風呂も済ませた後
何気なく、星はニーナにそう言ってみた
教会での奉仕活動を思い出すと言っていたから、単に慣れているのだろうか
そう考えると
何気なく、星はニーナにそう言ってみた
教会での奉仕活動を思い出すと言っていたから、単に慣れているのだろうか
そう考えると
「はい。カイン司祭の下で、家事は完璧に覚えました」
と、返事が返ってくる
「カイン司祭?」
「そうデス。私に、戦闘技術を初めとして、たくさんの事を教えてくださった方デス」
「そうデス。私に、戦闘技術を初めとして、たくさんの事を教えてくださった方デス」
戦闘技術、と、やや引っかかる言葉は出たものの
どうやら、その人を尊敬しているようだ
どうやら、その人を尊敬しているようだ
「へぇ、じゃあ、家事もその人から?」
「いいえ」
「いいえ」
ふるふる
はっきりと、ニーナは首を左右に振った
はっきりと、ニーナは首を左右に振った
「…カイン司祭は、尊敬できる方なのデスが……ご自分の私生活は…と、言うか、家事はまったく出来ないお方でした。料理をすれば怪我をし、食器を洗ったり掃除をすれば食器や家具を壊し…」
「………それは酷い」
「………それは酷い」
なるほど
単に、覚えらざるをえなかっただけか
単に、覚えらざるをえなかっただけか
「そ、それでも!尊敬できるお方なのデス。エイブラハム司祭様の次に尊敬しているのデス」
カインという人物をフォローするように、そう言うニーナ
必死な様子が、微笑ましい
必死な様子が、微笑ましい
「そうか、尊敬できる人の下につけたことは、幸運だよね」
「はい!」
「はい!」
どこか誇らしげに、微笑むニーナ
その様子は、歳相応の少女そのものだ
その様子は、歳相応の少女そのものだ
その胸元で揺れる木で作られたロザリオを、星は何気なく見つめた
(これが、都市伝説っぽいんだよなぁ…それっぽい気配がするし)
一緒に生活し始めてわかったが、能力を使わなくとも、何となくそれが感じ取れるのだ
実際、使っているところでも見ない限り、何の都市伝説かはわからないが…
実際、使っているところでも見ない限り、何の都市伝説かはわからないが…
(契約者、なんだよなぁ……何か変なオカマに探されてるって言うし、おかしな事に巻き込まれないといいんだけど)
「??どうかしましたか?」
「ううん、何でもないよ」
「??どうかしましたか?」
「ううん、何でもないよ」
首をかしげるニーナの様子に、星は適当に誤魔化してみせた
……この少女が、おかしな事に巻き込まれなければいい
そうは、思うのだが
……この少女が、おかしな事に巻き込まれなければいい
そうは、思うのだが
(……多分、もう巻き込まれているんだろうね)
もしくは
この少女事態が、何かの事件の引き金となってしまうのか
どちらかなのだろう、と
そう、感じ取れてしまうのだった
この少女事態が、何かの事件の引き金となってしまうのか
どちらかなのだろう、と
そう、感じ取れてしまうのだった
to be … ?