日も落ちきり、とっぷりと暗くなった学校街
都市伝説が出没しやすい、危険な時間
そんな時間帯に、一人、学校街を歩く影があった
特に何かを警戒した様子もなく、のんびりと歩く青年
都市伝説が出没しやすい、危険な時間
そんな時間帯に、一人、学校街を歩く影があった
特に何かを警戒した様子もなく、のんびりと歩く青年
…彼は、学校街を流れる川にかけられた、短い橋を渡ろうとして…立ち止まった
その、橋の…彼がいるのとは、ちょうど反対側に、別の人影が見える
俯いた…男か、女か、よくわからぬそれ
その、橋の…彼がいるのとは、ちょうど反対側に、別の人影が見える
俯いた…男か、女か、よくわからぬそれ
直後、彼は後方に跳んだ
それとほぼ同時……俯いていた人間の頭上から、爆発的な「気」の力が、降ってきて
それとほぼ同時……俯いていた人間の頭上から、爆発的な「気」の力が、降ってきて
その威力に、耐え切れずに
橋が、轟音と共に、崩壊した
橋が、轟音と共に、崩壊した
己の目前に、相手が迫ってくる
繰り出された攻撃を、ギリギリのところで避けた
繰り出された攻撃を、ギリギリのところで避けた
距離をとる
相手が何者かは、先ほどの技で、よくわかっている
だが、だからと言って……遅れなど、とるものか!
自分とて、あれからも鍛え続けているのだ
そう簡単に倒されるものか!!
相手が何者かは、先ほどの技で、よくわかっている
だが、だからと言って……遅れなど、とるものか!
自分とて、あれからも鍛え続けているのだ
そう簡単に倒されるものか!!
相手に、強烈な強気による「気」を叩きつける
だが、相手はまったく同じ「気」をぶつけてきた
二つの「気」がぶつかり合い、衝撃波を撒き散らす
だが、相手はまったく同じ「気」をぶつけてきた
二つの「気」がぶつかり合い、衝撃波を撒き散らす
「…っはは!!元気そうじゃねぇか、馬鹿弟子ぃ!!」
「……生きてやがったか、この野郎が」
「おうよ、俺はあと半世紀は生きるぜ」
「……生きてやがったか、この野郎が」
「おうよ、俺はあと半世紀は生きるぜ」
攻撃を仕掛けてきた相手…己の師匠である、禰門 樹を前に、青年、誠は盛大に舌打ちした
相手からの敵意は消えない
…まだ、やる気か
相手からの敵意は消えない
…まだ、やる気か
「いきなり現れて何の用だよ。俺ぁ、これから帰って、大飯喰らいの晩飯作る仕事が待ってんだ。とっとと帰らせろ」
「そうか、そうか……だったら、大人しく一発殴られなっ!!」
「そうか、そうか……だったら、大人しく一発殴られなっ!!」
何と理不尽
接近してくる樹から距離をとろうとして…その腕に、ロープが巻きついた
強引に樹の下に引き寄せられ、手刀が、心臓を狙って突き出される
接近してくる樹から距離をとろうとして…その腕に、ロープが巻きついた
強引に樹の下に引き寄せられ、手刀が、心臓を狙って突き出される
-----がぶり、と
その手に喰らいつく事で、心臓をつかみ出されることを、防いだ
樹を蹴り飛ばし、改めて距離をとる
その手に喰らいつく事で、心臓をつかみ出されることを、防いだ
樹を蹴り飛ばし、改めて距離をとる
「てめぇに殴られる理由が、思い当たらねぇんだが?」
「そうかそうか……わからないか」
「そうかそうか……わからないか」
ゆらり
樹が、かすかに怒りを背負って居る事が…誠には、はっきりと、わかった
樹が、かすかに怒りを背負って居る事が…誠には、はっきりと、わかった
「……同性相手は、非生産的だからいかんと言っただろうが、馬鹿弟子がぁあああああああ!!!」
ごぉう!!
樹を包み込む、オーラにも似た気
爆発的なそれが、誠に向けられた
樹を包み込む、オーラにも似た気
爆発的なそれが、誠に向けられた
自分では、打ち消しきれない
そう判断し、打ち出された「気」を避ける
それは電信柱に命中し、盛大に破壊した
そう判断し、打ち出された「気」を避ける
それは電信柱に命中し、盛大に破壊した
「うっせぇよ!どこで知ったか知らねぇが、恋愛は人の自由だろうが!」
「黙れっ!!しかもお前、相手はそれを迷惑がってんじゃねぇかっ!」
「それでも、あいつは俺を親友として、傍においていてくれる!」
「黙れっ!!しかもお前、相手はそれを迷惑がってんじゃねぇかっ!」
「それでも、あいつは俺を親友として、傍においていてくれる!」
…そうだ
翼は今でも、誠を、変わらず親友としてみてくれている
翼は今でも、誠を、変わらず親友としてみてくれている
だから、こそ
余計に、誠は翼から離れられない
以前よりもさらに、さらに……翼に、執着し続ける
余計に、誠は翼から離れられない
以前よりもさらに、さらに……翼に、執着し続ける
「そのうち必ず!!親友から恋人にランクアップしてみせるっ!」
「してたまるかぁあああああっ!!この、馬鹿弟子っ!!!同性にだけは走るなと、あれほど言ったってのに………その根性、叩きなおしてやらぁ!!」
「やってみろよ、糞師匠!!てめぇの知ってる俺と、同じだと思うんじゃねぇぞ!!」
「してたまるかぁあああああっ!!この、馬鹿弟子っ!!!同性にだけは走るなと、あれほど言ったってのに………その根性、叩きなおしてやらぁ!!」
「やってみろよ、糞師匠!!てめぇの知ってる俺と、同じだと思うんじゃねぇぞ!!」
ぶつかりあう、二つの力
それは、ある意味で、都市伝説同士のバトル並に、周囲への被害が甚大で
それは、ある意味で、都市伝説同士のバトル並に、周囲への被害が甚大で
あからさまに、近所迷惑以外の何者でもないのだった
困った事に、続くんぢゃ