「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 夢幻泡影-40b

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Retsuya

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だれでも歓迎! 編集
(裂邪>・・・何処行った?
(ミナワ>見失ってしまいましたね・・・

どうやら俺達は迷子になったらしい
友美ちゃんを追っていたはずだったんだが、何処で失敗したのやら

(ミナワ>ど、どうしましょう?
(裂邪>待ってろ、今探してみるわ

「鬼火伝承」の力を引き出して、友美ちゃんの居場所を検索しよう―――と、思ったけど

(裂邪>ミナワ、
(ミナワ>分かってます

『バブロッド』を構えるミナワ
俺も、「レイヴァテイン」を鎌に変えて戦闘態勢に入った
背後からぞろぞろと、何かが迫る気配

(裂邪>あのムキムキマッチョか・・・それもあんなに!
(ミナワ>確か、友也さんは「兄貴」とか仰ってましたけど
(裂邪>「兄気」?
(ミナワ>発音が違うと思います、「兄貴」かと
(裂邪>まぁいいや、ちょっと無茶するぞ、やれるか?
(ミナワ>勿論です、何処までもご一緒します!
(裂邪>よし、愛してる!

俺とミナワは、大勢の「兄貴」の群れに突入した



    †    †    †    †    †    †



ミナワは『バブロッド』をくるくる回し、スイカ大のシャボン玉を展開する
そして、その内の1つを先端につけ、「兄貴」を殴り、

(ミナワ>『ブレイカブル』!

シャボン玉を爆裂させる
よろめく「兄貴」を無視して、別のシャボン玉を取って次の「兄貴」を捉え、また起爆させる
それを何度も繰り返し、さらに『バブロッド』をポータブルモードに変形して周囲に細かいシャボン玉を拡散し、
周りの「兄貴」の身体に付着させ、

(ミナワ>“壊れて消えた”!

付着したシャボン玉が、「兄貴」達の皮膚を包んで一斉に消え、それらは血みどろになって倒れる
ふぅっ、と一息吐き、もう一度『バブロッド』をロッドモードにして構えた

ミナワの方は、これで問題なかった
問題なのは、

(裂邪>ぅがぁっ!?

裂邪だ
先程、「兄貴」を滅多切りにしていたのだが、
返り討ちにされ、さらに他の者の攻撃を受け、たった今壁に激突したところだった

(ミナワ>ご、ご主人様!!
(裂邪>ちっくしょう、何でこいつら、俺の後ろばっかり狙ってくるんだ!?

彼等は何も知らないが、このまま何も知らない方が良いのかも知れない

(裂邪>ちっ、数が多い・・・どっちがご主人か分からなくなっちまうな
(ミナワ>そんなことありませんよ! それに、ご主人様は私がお守りします!

10、いや20の筋肉がじりじりと詰め寄る

(裂邪>・・・ミナワ、ちょいと耳貸せ
(ミナワ>え?

コソコソと耳打ちする裂邪
声に出して、ミナワはその内容に驚いた

(ミナワ>そ、そそそ、そんなのダメですよ! 飲まれちゃったらどうするんですか!?
(裂邪>できる! お前なら絶対できるって信じてる! だからさ、頼む!

真剣な眼差しでミナワに説得する
敵はもうそこまで迫っていた
少しの迷いを見せ、ハァ、と溜息を吐き、

(ミナワ>・・・今日は特別、ですからね?
(裂邪>ありがとう&愛してる、「あ」から始まる合言葉
(ミナワ>こんな時にふざけないでくださいよ!

ロッドをくるくる回転させ、大きなシャボン玉を作る

(ミナワ>それに、『合言葉』じゃなくて『愛コトバ』です!

今度は細かいシャボン玉を作る
大小様々なシャボン玉が、ふわり、ふわりと浮遊する

(裂邪>ウヒヒヒ・・・っし、やれミナワ!
(ミナワ>はい、ご主人様!

ブンッ!と『バブロッド』を振るい、頭上に向ける
瞬間、全てのシャボン玉が裂邪の周囲を回り始めた
少しずつ、少しずつ減っていく・・・否、裂邪の身体を纏ってゆく
頭、胸、腕、足、身体の至る所をシャボン玉が覆い、
背中には4本の長いシャボン玉の連なった鎖のような飾り、
頭にも同じように触覚のような装飾がなされていた
裂邪は、鎌を薙刀状に変えて、柄を地面に立てる

(裂邪>おや、本当にできるとは思ってませんでしたよ
    流石はミナワさん、私の配偶者に相応しい人です
(ミナワ>(あれ、口調とか変わっちゃうんですか・・・)
(裂邪>『起こり得ない』、『あり得ない』・・・そうですね、『インプローバブル』とでも名付けましょうか

ウヒヒ、と小さく笑うと、黄金色に輝く切っ先を「兄貴」達に向け、
彼は何時に無く毅然とした態度で言い放った

(裂邪>そこの貴方達・・・私に清められてみますか?
(ミナワ>キャー!! い、今の! 今のもう一度言ってください!私に!!
(裂邪>貴方こそこんな時に何を言ってるんですか; 真面目にしなさい
(ミナワ>あ、も、申し訳ありません;

「兄貴」が、攻撃を仕掛けてきた

(裂邪>行きますよ、ミナワさん!
(ミナワ>はい!

ミナワは敵に駆けて攻め入る
裂邪はその足で、空高く跳んだ

(裂邪>身体が軽い・・・それも『アスガルド』以上です、ね!

「兄貴」1人の頚椎を貫き、引き抜いて別の「兄貴」に狙いを定めて跳んでゆく
しかし、途中で他の「兄貴」のショルダータックルが見事に炸裂した
が、

(裂邪>ウヒヒヒ、なるほど、

ぽよんっ、と身体が地面を跳ねる

(裂邪>最強の盾という訳ですか!

跳ねた拍子に立ち上がる、と見せかけて再び跳び、落下の勢いで串刺しにする
さらに跳び、貫き、また跳んで、打ち抜く
返り血さえもシャボン玉で弾きながら、音も無く地に下りた

(裂邪>これはいい、賭けをして正解でしたy
(ミナワ>ご主人様危ない!

裂邪を背後から襲おうとした「兄貴」の頭部をシャボン玉で包み、破裂させたミナワ

(ミナワ>だ、大丈夫ですか!?
(裂邪>随分派手な事をしますね・・・
(ミナワ>え、あ、す、すみません、つい、その・・・
(裂邪>いえ、私を守ってくれたのでしょう? ありがとうございます
(ミナワ>ご主人様・・・

こくん、と互いに頷き合い、背中合わせに立つ
敵は10人、さっきの半分だ

(裂邪>ミナワさん、少し考えがあるのですが
(ミナワ>何ですか?

また耳打ちをする裂邪
聞いている彼女も、今度はにこっ、と笑っている

(裂邪>できそうですか?
(ミナワ>できないことはないって、教えてくれたのはご主人様です!
(裂邪>ッヒヒ・・・では、任せましたよ!

裂邪は、ぽん、と今までより遥か高くへ跳び、
それと同時に、ミナワは小さなシャボン玉を沢山散りばめた

(裂邪>水の心が全てを包む!

己を纏っているシャボン玉を、1つの巨大なシャボン玉に合体させ、

(ミナワ>善は潤い、悪を清める!

地上の小さなシャボン玉がくるくると回転し、「兄貴」達がその場から消えたかと思うと、

(裂+ミ>泡・沫! ラァァァバブル! 清・浄・弾!!

ピンッ!と指で膜を弾くと、巨大なシャボン玉の中に小さなシャボン玉が複数個生まれ、
その小さなシャボン玉が割れた瞬間に、「兄貴」達が窮屈そうにして現れた
ミナワの作ったシャボン玉をクッションにして、裂邪が華麗に着地を決める

(裂邪>弾けろぉ!
(ミナワ>心の!
(裂+ミ>シャボン玉ァ!!

ぱちんっ!
大きなシャボン玉は「兄貴」諸共、空まで飛んで、壊れて消えた

(裂邪>ふぅ、ご苦労だったミナワ
(ミナワ>いいえ、ご主人様こそお疲れ様でした♪
(裂邪>ウヒヒヒ・・・さぁて、改めて友美ちゃんを探そう
    少し曖昧だけど、多分こっちだ!

彼等は、新島 友美を探して走り始めた

   ...To be Continued

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