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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 我が願いに踊れ贄共・万能の魔法使い-02a

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だれでも歓迎! 編集
 現れた、刀を持った和装の少女…羅菜の言葉に
 カラミティは、くっくと笑う

「退かなかったら……どうするんだ?」

 ひらり、ひらり
 カラミティの周囲を、漆黒の蝶が舞う
 どこから現れているのか、それは増える一方だ

「退かぬと言うのなら……力付くで、追い払うのみ」

 切っ先をカラミティに向けたまま、そう告げた羅菜
 くっくっく、と
 カラミティは、ますます笑う

「侍だかなんだか知らねぇが……できるのか?そんな事。この大魔法使いのカラミティ様に、そんな刃が届くかなぁ?」

 けらけら笑うカラミティ
 己の勝利を、確信している様子だ

 …先ほどの、斬撃を避けた能力
 漆黒の蝶の群れへと姿を変えられると、攻撃を当てるのは難しくなる
 ただでさえ、カラミティの周囲を飛ぶ蝶の燐分のせいで、視界がかなり悪くなってきつつある
 羅菜とニーナにとって…戦況はどこまでも、不利だ

「悪魔の手先を、逃がす訳にはいきません!」

 ニーナが、十字架を振るおうとする
 その様子を、カラミティは馬鹿にしたように見下すだけだ

「…ばっかみてぇ」

 十字架が、空を切る
 やはり、カラミティは漆黒の蝶の群れに姿を変えて、ニーナの攻撃を避けた
 羅菜の残撃が、何頭かの蝶を切り裂いたが…しかし、切り裂かれた蝶は、ただ幻のように消え去るだけ
 カラミティに、ダメージが入らない

「何も知らない、糞餓鬼が。自分が何をしているのかも、わかっていない癖に」
「何を……っ!」

 激昂したように、十字架を振り回すニーナ
 …羅菜は、カラミティの発言に、やや、違和感を覚えた
 わずか、ほんのわずか、だが……ニーナを、気遣っているような
 その上で、何か警告しているような…そんな、印象

 ニーナが、攻撃を避けられ、無様に転ぶ
 ぶすぶす、いまだ焦げ臭い匂いを発する巨大なオーブンの前で、立ち上がり、再び人型を取ったカラミティを睨みあげている

 …にやりと笑った、カラミティ
 杖を振ろうとしたその様子に…カラミティの思考を読み取った梨々が、叫ぶ

「…そのオーブンから、離れるっす!」
「え…」
「遅ぇんだよ!!」

 杖が、振られる
 ばたん!!とオーブンの扉が開いて…ひょこひょこひょこ
 いい具合に焼けたクッキーマン達が、顔を出してきた
 それらは一斉に、ニーナに向かって飛び掛る

「っく…!?」
「危ないっ!!」

 ぶん!とニーナの振るった十字架が、そして、羅菜の飛ばした斬撃が、クッキーマン達を砕く
 あっさり、砕かれるクッキーマン
 所詮、クッキー程度の耐久性しか持ち合わせていないのだ

 ばらばらになって、動かなくなる

「この程度、神のご加護の前では無力デス!」
「へぇ?」

 にやにやと笑い続けるカラミティ
 クッキーマンを見下ろし、告げる

「起き上がれ、まだ寝る時間には早いぞ?」
「……っ!?」

 砕かれたカケラ、一つ一つ
 それらが、全て…元のクッキーマンの姿に、戻っていく
 数が、増えてしまった

「あっははははははははは!!だから、無駄だって言っただろ?素敵な魔法の前に、勝てる奴なんていないんだよ!!」

 けらけらと笑い続けているカラミティ
 つい、とまた杖を降った…その、瞬間

 ざあああああああああああああああああああああああああ、と
 雨が、降った
 血のように赤い、雨が

「わぷっ!?」
「っちょ、こっちまで巻き込まれ…!?」

 それは、倒れっぱなしだった梨々まで巻き込んで
 クッキーマン達に取り囲まれ、逃げ場を失っていたニーナと羅菜をずぶぬれにした
 アルコールの匂いが、辺りに充満する

「……赤ワイン?」
「あっはははははははは!!夢だろ?空から酒が降ってくる!!あぁ、お子様だから、ジュースの方が良かったかぁ?」

 けたけたけたけた、と
 ずぶぬれのニーナ達を見下ろして笑い続けるカラミティ
 ぐっしょり
 全身、赤ワインだらけ
 匂いだけで酔ってしまいそうな状態だ

「あー、笑った…じゃ、俺様帰るから」
「な……ま、待ちなさい!!」

 ニーナは、カラミティの後を追おうとするが
 …微妙に、赤ワインで酔ったのだろうか
 足元がおぼつかず、転んでしまう

「っは……真実に気付かない、真実を見ようともしない餓鬼が。そんな餓鬼に殺されるようじゃあ、千年も独りで生きるなんざ、できやしねぇんだよ」

 ぼそり
 最後に、そう言って
 カラミティは漆黒の蝶の群れへと姿を変えて、姿を消した
 蝶達は空を飛びさり、やがて見えなくなって
 ……後には、12体の死体に、巨大なオーブン、赤ワインだらけになって動かなくなった無数のクッキーマン、そして、ずぶぬれの幼女二人と女性一人…と、散々なありさまが残されたのだった




続くかどうか不明





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