これは、一年ほど前の話
「教会」の、「13使徒」の面子とのクリスマスの集まりを、途中で抜け出したカイン
自室に戻った彼の周りを…ひらり、ひらり、と漆黒の蝶が飛び回り始めた
そっと手を伸ばすと、蝶は指先に止まってくる
増え続ける、漆黒の蝶
それが、自分に群がっていくのを感じながら、カインは静かに目を閉じた
自室に戻った彼の周りを…ひらり、ひらり、と漆黒の蝶が飛び回り始めた
そっと手を伸ばすと、蝶は指先に止まってくる
増え続ける、漆黒の蝶
それが、自分に群がっていくのを感じながら、カインは静かに目を閉じた
賑やかな音楽が聞こえてくる
目をあけると、そこはもう、カインの自室ではなかった
目をあけると、そこはもう、カインの自室ではなかった
「カイン、待ってたぞ」
蝶が集まり、カラミティが姿を現す
…ここは、カラミティの城だ
北欧圏か、それともヨーロッパ圏か……そのどちらかに、カラミティは住居を構えている
いや、もしかしたら、異空間内なのかもしれない
どちらにせよ、この広い城に、カラミティは一人で住んでいるのだ
どう考えても寂しいはずなのだが、少なくとも、カラミティは寂しいなどと口にしたことはない
ただ、それでも、こうやって人が訪れると喜ぶのだから、本心では寂しいのだろう、とカインは考えていた
……今回の場合、訪れた、と言うよりも「連れてこられた」というほうが正しいのかもしれない
だが、カイン本人の意識では、カラミティに「招かれた」という感覚の方が強い
カラミティが、カインをここに「招いた」事もまた、事実なのだから……断られても強引に連れてくるつもりだったことはさておき、だ
…ここは、カラミティの城だ
北欧圏か、それともヨーロッパ圏か……そのどちらかに、カラミティは住居を構えている
いや、もしかしたら、異空間内なのかもしれない
どちらにせよ、この広い城に、カラミティは一人で住んでいるのだ
どう考えても寂しいはずなのだが、少なくとも、カラミティは寂しいなどと口にしたことはない
ただ、それでも、こうやって人が訪れると喜ぶのだから、本心では寂しいのだろう、とカインは考えていた
……今回の場合、訪れた、と言うよりも「連れてこられた」というほうが正しいのかもしれない
だが、カイン本人の意識では、カラミティに「招かれた」という感覚の方が強い
カラミティが、カインをここに「招いた」事もまた、事実なのだから……断られても強引に連れてくるつもりだったことはさておき、だ
城の中には、悪魔や妖精といった者達が集まっていた
「教会」の人間が見たら、普通は卒倒物の存在まで、当たり前のように集まっている
カラミティと言う、最強で最凶で最狂の魔法使い
関わるだけで不幸と言われ、悪魔にすら不吉がられる存在ながらも、こう言う時にはご馳走のおこぼれにあやかろうと、こうやって集まってくるのだ
それでも、なるべく、カラミティには関わらないようにしてくるのだが
「教会」の人間が見たら、普通は卒倒物の存在まで、当たり前のように集まっている
カラミティと言う、最強で最凶で最狂の魔法使い
関わるだけで不幸と言われ、悪魔にすら不吉がられる存在ながらも、こう言う時にはご馳走のおこぼれにあやかろうと、こうやって集まってくるのだ
それでも、なるべく、カラミティには関わらないようにしてくるのだが
城中に鳴り響く音楽は、どうやら、悪魔が演奏しているようだった
大方、カラミティが召喚したのだろう
ユニコーンの姿をとった悪魔が、くるくると踊っている姿が見える
メロディは、そこを中心に鳴り響いて聴こえた
大方、カラミティが召喚したのだろう
ユニコーンの姿をとった悪魔が、くるくると踊っている姿が見える
メロディは、そこを中心に鳴り響いて聴こえた
「アムドゥシアスか」
「お、流石カイン。わかるか」
「まぁ、「教会」所属の人間として、悪魔の知識は蓄えているさ」
「お、流石カイン。わかるか」
「まぁ、「教会」所属の人間として、悪魔の知識は蓄えているさ」
一応は、敵対する立場にあるのだから
…そうは言っても、カインは視界に入り込んできているアムドゥシアスと戦うつもりはない
今日は、クリスマス
そして、カラミティがカインを呼んだのは、クリスマスのパーティをするから
ここに呼ばれた者は、皆、それに参加する為に訪れた…もしくは、カラミティに強引に連れてこられた者
それらと、戦う気にはなれない
今日くらいは、敵味方を忘れても良いのでは、と思う
……もっとも、実戦戦闘に参加した事のないカインが、戦う気になったところでどこまで戦えるかは、不明なのだが
…そうは言っても、カインは視界に入り込んできているアムドゥシアスと戦うつもりはない
今日は、クリスマス
そして、カラミティがカインを呼んだのは、クリスマスのパーティをするから
ここに呼ばれた者は、皆、それに参加する為に訪れた…もしくは、カラミティに強引に連れてこられた者
それらと、戦う気にはなれない
今日くらいは、敵味方を忘れても良いのでは、と思う
……もっとも、実戦戦闘に参加した事のないカインが、戦う気になったところでどこまで戦えるかは、不明なのだが
どう考えても、司祭の姿をしているカインが、姿を現した
その事実に、城に集まっていた悪魔達が、ややざわめく
しかし、カインの隣に、カラミティが当たり前のように居る事実に…誰も、口出しできない
ここは、カラミティの城
この場所の支配者は、カラミティ
この場において、カラミティに逆らえる者など存在しない
その事実に、城に集まっていた悪魔達が、ややざわめく
しかし、カインの隣に、カラミティが当たり前のように居る事実に…誰も、口出しできない
ここは、カラミティの城
この場所の支配者は、カラミティ
この場において、カラミティに逆らえる者など存在しない
「せっかくなら、聖歌でも演奏させるか?俺、あれ苦手だけど」
「やめてーーーっ!?俺っち悪魔なの、聖歌は弱点なの、やーめーてーっ!?」
「やめてーーーっ!?俺っち悪魔なの、聖歌は弱点なの、やーめーてーっ!?」
…まぁ、こうやって軽く抗議をしてくるくらいは、してくるが
カラミティの言葉に、カインは小さく苦笑した
カラミティの言葉に、カインは小さく苦笑した
「…無理に、演奏させる事はないさ。クリスマスに似合う、好きな音楽を演奏していれば、それでいいだろう?」
「……あなたは天使だ」
「……あなたは天使だ」
アムドゥシアスが、カインの前に跪いた
悪魔が人を天使を呼んで感謝するのも、不自然な話である
だが、悪魔以上に悪魔なカラミティがいるこの場では、さほど不自然ではなくなってしまうのが事実である
悪魔が人を天使を呼んで感謝するのも、不自然な話である
だが、悪魔以上に悪魔なカラミティがいるこの場では、さほど不自然ではなくなってしまうのが事実である
「ん、カインが言うなら、それでいいや」
カラミティは、そうやって跪くアムドゥシアスを見下ろしながら、笑う
カインがそう言うのなら、それでいい
本人達に自覚はないだろうが、カラミティはカインに依存している節がある
カインが言ったのならば、それに従う、そんな傾向がカラミティにはあった
カインがそう言うのなら、それでいい
本人達に自覚はないだろうが、カラミティはカインに依存している節がある
カインが言ったのならば、それに従う、そんな傾向がカラミティにはあった
…ふわふわと
カブ頭のジャック・オ・ランタンが、カイン達に近づいてきた
料理を運んだり、自分の体を食事として悪魔達に提供しているクッキーマンと同じく、カラミティの使い魔だ
カブ頭を小さく傾け、ふわふわ浮かびながら、じっと、カインを見つめてくる
カブ頭のジャック・オ・ランタンが、カイン達に近づいてきた
料理を運んだり、自分の体を食事として悪魔達に提供しているクッキーマンと同じく、カラミティの使い魔だ
カブ頭を小さく傾け、ふわふわ浮かびながら、じっと、カインを見つめてくる
「…このジャック・オ・ランタンの頭……今年のハロウィンの、あのランタンか?」
「お、よく気付いたな、そうだぞ」
「お、よく気付いたな、そうだぞ」
カインの言葉に、カラミティは嬉しそうに笑ってくる
…この年のハロウィンに、カインが両手を傷だらけにしつつ作ったカブのランタン…の、出来損ない
カラミティが、魔法で、ランタンの形に整えてやった、それ
ハロウィンが終われば役目を終えるそれを、カラミティはカインから譲り受けて持ち帰っていた
…それに、カラミティが命を吹き込んだのだ
ただのカブのランタンは、カラミティの魔法で、「ジャック・オ・ランタン」へと変わった
悪魔を騙し地獄行きを逃れ、しかし、天国にも登れなかった愚か者
カブのランタンを核に、魂を、命を吹き込んで見せたのだ
命すらも、自由自在、カラミティの、その言葉通りに
…この年のハロウィンに、カインが両手を傷だらけにしつつ作ったカブのランタン…の、出来損ない
カラミティが、魔法で、ランタンの形に整えてやった、それ
ハロウィンが終われば役目を終えるそれを、カラミティはカインから譲り受けて持ち帰っていた
…それに、カラミティが命を吹き込んだのだ
ただのカブのランタンは、カラミティの魔法で、「ジャック・オ・ランタン」へと変わった
悪魔を騙し地獄行きを逃れ、しかし、天国にも登れなかった愚か者
カブのランタンを核に、魂を、命を吹き込んで見せたのだ
命すらも、自由自在、カラミティの、その言葉通りに
「そうか。お前は、命を得たんだな」
ジャック・オ・ランタンの頭を、軽く撫でてやるカイン
カブそのものの感触
それでも、ジャック・オ・ランタンは、頭を撫でられた事が嬉しかったのだろうか
虚ろな、ぽっかりと空いた目の向こう側で、火が燃え上がったのが見える
カブそのものの感触
それでも、ジャック・オ・ランタンは、頭を撫でられた事が嬉しかったのだろうか
虚ろな、ぽっかりと空いた目の向こう側で、火が燃え上がったのが見える
「あれだ。カインが作った奴を、俺様が手直しして命を吹き込んだ。つまりは、俺様とカインの子供って事で」
「…いや、それは、何かおかしくないか?」
「えー、違わないだろ。すなわち、俺様とカインの愛のけっしょがはっ!?」
「…いや、それは、何かおかしくないか?」
「えー、違わないだろ。すなわち、俺様とカインの愛のけっしょがはっ!?」
っご!!と
わりと容赦なく拳が飛んだ
カラミティの細い体が、あっさりと殴り飛ばされる
わりと容赦なく拳が飛んだ
カラミティの細い体が、あっさりと殴り飛ばされる
「……冗談は、相手を選んで言え」
小さく、ため息をつくカイン
…どうにも、カラミティと居ると、口よりも手が先に出てしまう事を、カインは自覚していた
直すべきだとは思っているのだが、この癖はどうにも治らない
…どうにも、カラミティと居ると、口よりも手が先に出てしまう事を、カインは自覚していた
直すべきだとは思っているのだが、この癖はどうにも治らない
「…カラミティ?」
………
返事がない
ジャック・オ・ランタンが、数体のクッキーマンと一緒につんつん、カラミティを突付いていた
ぴくりとも動かないカラミティ
小さな妖精達や小悪魔達ば便乗して突付いていても、反応なし
返事がない
ジャック・オ・ランタンが、数体のクッキーマンと一緒につんつん、カラミティを突付いていた
ぴくりとも動かないカラミティ
小さな妖精達や小悪魔達ば便乗して突付いていても、反応なし
「………やば!?当たり所が悪かったか!?おい、しっかりしろっ!?」
慌てて、カラミティに駆け寄るカイン
手をかざし、カラミティの治療をはじめたカインの姿を、ジャック・オ・ランタンは、カブ頭をかしげて見つめ続けていた
手をかざし、カラミティの治療をはじめたカインの姿を、ジャック・オ・ランタンは、カブ頭をかしげて見つめ続けていた
「川の向こうの花畑で、お袋と親父が手ぇ降って「こっちに来るな、永遠に来るな」とか言ってた。やっぱり、俺様嫌われてたんだろうか」
「…子供に死んでほしくないと願うのは、人の親として当たり前の事だろう」
「…子供に死んでほしくないと願うのは、人の親として当たり前の事だろう」
カインの治療により、無事、蘇生したカラミティ
万能の魔法使いを名乗っている癖に、なぜか、カインの拳や蹴りはあっさりくらい、こうやって軽くあの世へ行きかけるのはよくある事である
普段ならば、どれだけ致命的な攻撃であろうが、魔法で全て回避したり、なかった事にしてしまうというのに、だ
万能の魔法使いを名乗っている癖に、なぜか、カインの拳や蹴りはあっさりくらい、こうやって軽くあの世へ行きかけるのはよくある事である
普段ならば、どれだけ致命的な攻撃であろうが、魔法で全て回避したり、なかった事にしてしまうというのに、だ
…とまれ、無事、カラミティは復活し
城の中、あちらこちらに用意されているご馳走に手を伸ばす
大半、カラミティが魔法で出した物、もしくは、地獄の料理人が腕を振るった料理だ
…ただ、その一角に、カラミティが、魔法で他の悪魔達や妖精達が、手を伸ばせないようにしている料理があった
うっかり手を伸ばせば、自身が丸焼きになると言うデス・トラップだ
当然、手付かずだったそれ
カラミティはそれに手を伸ばして…カインに、差し出した
城の中、あちらこちらに用意されているご馳走に手を伸ばす
大半、カラミティが魔法で出した物、もしくは、地獄の料理人が腕を振るった料理だ
…ただ、その一角に、カラミティが、魔法で他の悪魔達や妖精達が、手を伸ばせないようにしている料理があった
うっかり手を伸ばせば、自身が丸焼きになると言うデス・トラップだ
当然、手付かずだったそれ
カラミティはそれに手を伸ばして…カインに、差し出した
「ほら、これ。俺様が作ったんだ、食べてくれるか?」
「お前が料理か?珍しいな」
「お前が料理か?珍しいな」
魔法で何でも出せるから、普段は料理などしないカラミティ
そのカラミティが、自ら料理した
…珍しいことである
明日には、空から槍でも降ってくるかもしれない
そのカラミティが、自ら料理した
…珍しいことである
明日には、空から槍でも降ってくるかもしれない
ユールシンカにジンジャークッキー、ルッセカットにクリスマスポリッジ、クネックにイースショクラード。
グロッグやスヴォーグドリッカ、ユールムストやスナップス等の飲み物も、しっかりと用意されている
グロッグやスヴォーグドリッカ、ユールムストやスナップス等の飲み物も、しっかりと用意されている
じっと、期待の眼差しをむけてくるカラミティ
カインは、ジンジャークッキーに手を伸ばす…クッキーマンの前でそれを食べるのも悪い気がしたが、そもそも、クッキーマンが自身の体を客人に提供しているのだから、気にする必要はないと判断した
さく、と口にして、小さく笑った
カインは、ジンジャークッキーに手を伸ばす…クッキーマンの前でそれを食べるのも悪い気がしたが、そもそも、クッキーマンが自身の体を客人に提供しているのだから、気にする必要はないと判断した
さく、と口にして、小さく笑った
「……美味い」
「そうか、良かった!」
「そうか、良かった!」
じっと、じっと、カインの様子を見詰めていたカラミティ
カインに褒められ、子供のように無邪気に喜んでくる
褒められた事があまりないのか、少しでも褒めると、こうやって無邪気に喜んでくるのだ
カインに褒められ、子供のように無邪気に喜んでくる
褒められた事があまりないのか、少しでも褒めると、こうやって無邪気に喜んでくるのだ
無邪気に喜ぶカラミティの姿に、カインはどこか微笑ましいものを感じながら
ごそ、と、懐から、何か取り出す
ごそ、と、懐から、何か取り出す
「カラミティ」
「ん、何だ?」
「…こうやって招待を受けておきながら、こんなものしか渡せず、悪いが」
「ん、何だ?」
「…こうやって招待を受けておきながら、こんなものしか渡せず、悪いが」
ぽん、と
不器用でヘタクソなラッピングが施されたそれを、カインは手渡す
きょとん、とするカラミティに、カインは小さく笑った
不器用でヘタクソなラッピングが施されたそれを、カインは手渡す
きょとん、とするカラミティに、カインは小さく笑った
「たいした物ではないが。クリスマスの贈り物だ」
「俺様、受け取ってもいいのか?」
「…当たり前だ。お前の為に、用意したのだから…………いらなかったら、受け取らなくとも良いが」
「いや、もらう!カインがくれるならもらうぞ!」
「俺様、受け取ってもいいのか?」
「…当たり前だ。お前の為に、用意したのだから…………いらなかったら、受け取らなくとも良いが」
「いや、もらう!カインがくれるならもらうぞ!」
ぱぁ、と
ますます明るい笑顔を浮かべるカラミティ
カインが差し出したそれを受け取って、満面の笑みを浮かべる
…まるで、サンタクロースからプレゼントを受け取った、子供のようだ
ますます明るい笑顔を浮かべるカラミティ
カインが差し出したそれを受け取って、満面の笑みを浮かべる
…まるで、サンタクロースからプレゼントを受け取った、子供のようだ
「なぁ、カイン、今日はもう、ずっと一緒にいてくれるんだろ?」
「あぁ…明日の朝には、帰らなければならないがな」
「うん、明日の朝まででもいい。カインが、今日だけでも、「教会」の嫌な連中に独占されないで、俺様のところにいてくれるなら、俺様は嬉しいぞ」
「あぁ…明日の朝には、帰らなければならないがな」
「うん、明日の朝まででもいい。カインが、今日だけでも、「教会」の嫌な連中に独占されないで、俺様のところにいてくれるなら、俺様は嬉しいぞ」
「教会」所属のカインの前で、平気でそんな事を言うカラミティ
カインは小さく、苦笑して見せた
カインは小さく、苦笑して見せた
「お前の在り方からすれば、仕方ないのかもしれないが…そう、嫌わないでやってくれ。確かに、欲に囚われたり、神の教えを読み間違えてやりすぎてしまう者達もいるが……カイザー司祭やニーナ達のように、純粋に神を信じる者達とて、数多いのだから」
カインの、その言葉に
カラミティが、一瞬、複雑そうな表情を浮かべたのだが…しかし、それは一瞬の事で、カインは気づけない
カラミティが、一瞬、複雑そうな表情を浮かべたのだが…しかし、それは一瞬の事で、カインは気づけない
「ま、いいや。今は、カインは「教会」のものじゃなくて、俺様のものだ。俺様は、それで満足だ」
「……待て。別に、お前のものになった覚えはないのだが」
「え?違うのか?明日の朝には帰さないと駄目だから、ベッドでは優しくするぞ?」
「だから、その手の冗談はやめろと言っているだろうっ!!??」
「……待て。別に、お前のものになった覚えはないのだが」
「え?違うのか?明日の朝には帰さないと駄目だから、ベッドでは優しくするぞ?」
「だから、その手の冗談はやめろと言っているだろうっ!!??」
ごがすっ!!と
今度は、拳ではなく、蹴りが飛んだ
カラミティはやっぱりそれをまともにくらって、蹴り飛ばされ……ぴくりとも、動かなくなる
慌てて、カインはカラミティに駆け寄って、治癒をはじめた
今度は、拳ではなく、蹴りが飛んだ
カラミティはやっぱりそれをまともにくらって、蹴り飛ばされ……ぴくりとも、動かなくなる
慌てて、カインはカラミティに駆け寄って、治癒をはじめた
一連の様子を、周囲の悪魔や妖精達は、戦々恐々と言った様子で眺めていた
その気になれば、この宴を一気に鮮血に染め上げる事もできるカラミティ
そのカラミティ相手に、平気で拳や蹴りを放つことのできるカイン
当人達にとっては軽いじゃれあいにあたるやり取りも、周囲にとってはやや、心臓に悪い
カラミティが癇癪を起こすなり逆切れするなどして、巻き込まれたら溜まったものではないのあd
その気になれば、この宴を一気に鮮血に染め上げる事もできるカラミティ
そのカラミティ相手に、平気で拳や蹴りを放つことのできるカイン
当人達にとっては軽いじゃれあいにあたるやり取りも、周囲にとってはやや、心臓に悪い
カラミティが癇癪を起こすなり逆切れするなどして、巻き込まれたら溜まったものではないのあd
魔法使い主催の、クリスマスの宴
そこに、人間としてはただ一人招待された…しかも、「教会」所属の人間である、カイン
その存在は、悪魔や妖精達の間で、しばし、伝説もしくは勇者扱いで語られるのだった
そこに、人間としてはただ一人招待された…しかも、「教会」所属の人間である、カイン
その存在は、悪魔や妖精達の間で、しばし、伝説もしくは勇者扱いで語られるのだった
fin