鞭で積もった雪を散らしながら、地面を力強く打ち鳴らした直後、
俺は足元に嫌な気配を感じて咄嗟に真後ろに飛んだ
積雪の上に作られた俺の2つの足跡を挟むように、鉄の塊のようなものがあった
確か、技術の授業で習った・・・あぁ、万力か!
それがギリギリと徐々に徐々に締まっていった
俺は足元に嫌な気配を感じて咄嗟に真後ろに飛んだ
積雪の上に作られた俺の2つの足跡を挟むように、鉄の塊のようなものがあった
確か、技術の授業で習った・・・あぁ、万力か!
それがギリギリと徐々に徐々に締まっていった
(裂邪>――――――っぶねぇ!? ちょ、何すんd―――
(シモネッタ>あらぁン? 避けちゃダメじゃないン、ちゃぁんとあなたの声を聴かせてくれなきゃねぇン!!
(シモネッタ>あらぁン? 避けちゃダメじゃないン、ちゃぁんとあなたの声を聴かせてくれなきゃねぇン!!
びしぃっ!!とシモネッタの姉ちゃんがまた鞭を鳴らす
また万力が来るだろう、そう思ってまた跳んで避けた、つもりだった
両足に、激痛が走った
また万力が来るだろう、そう思ってまた跳んで避けた、つもりだった
両足に、激痛が走った
(裂邪>っあ゙ぁ!?
見れば、俺の靴がいつの間にか変わっていた
鉄で出来ているらしい靴
足から伝わる、刺されたような、切られたような痛み
このまま着地したらまずい・・・!
俺は「レイヴァテイン」の鎌を顕現させ、
峰打ちの要領で刃の反対側を靴に打ちつけ、鉄靴の存在を抹消して着地した
柔らかいし傷が冷えるしで、下が雪で本当に助かったが、
真っ白な雪も靴下も赤く染めあげる程に俺の足は血に塗れていた
鉄で出来ているらしい靴
足から伝わる、刺されたような、切られたような痛み
このまま着地したらまずい・・・!
俺は「レイヴァテイン」の鎌を顕現させ、
峰打ちの要領で刃の反対側を靴に打ちつけ、鉄靴の存在を抹消して着地した
柔らかいし傷が冷えるしで、下が雪で本当に助かったが、
真っ白な雪も靴下も赤く染めあげる程に俺の足は血に塗れていた
(ウィル>だ、大丈夫ですかい旦那ァ!?
(裂邪>ま、まぁな・・・けど、何の能力だ?
(シモネッタ>あぁンいいわぁン!素敵な声!! やっぱりこうでなくっちゃねン!!
(裂邪>ヤな趣味だなチクショウ・・・あのド派手な服といい、これといい・・・
(裂邪>ま、まぁな・・・けど、何の能力だ?
(シモネッタ>あぁンいいわぁン!素敵な声!! やっぱりこうでなくっちゃねン!!
(裂邪>ヤな趣味だなチクショウ・・・あのド派手な服といい、これといい・・・
蓮華ちゃんが外見的な意味でも可愛く思えてくる
それはそれとして、どうやらこのシモネッタの姉ちゃんも、
レクイエムちゃんが言ってた「教会」――昨日のカキ氷野郎の仲間だと思っていいらしいけど・・・
頭の中で、クラリッサの姉ちゃんと一緒にいた姿がぐるぐると回ってる
それはそれとして、どうやらこのシモネッタの姉ちゃんも、
レクイエムちゃんが言ってた「教会」――昨日のカキ氷野郎の仲間だと思っていいらしいけど・・・
頭の中で、クラリッサの姉ちゃんと一緒にいた姿がぐるぐると回ってる
(裂邪>・・・戦わなきゃなんねぇのかよ・・・ウィル!
(ウィル>がってん!
(ウィル>がってん!
ウィルの身体に左手で触れ、その手を一気に真横に振るうと、
手の軌道を描くように火の玉が連なり、炎の鞭が出来上がる
目には目を、鞭には鞭を、ってなわけで
手の軌道を描くように火の玉が連なり、炎の鞭が出来上がる
目には目を、鞭には鞭を、ってなわけで
(裂邪>『ウィルウィップ』!!
炎の鞭を、シモネッタの姉ちゃんに向けて大きく振るう
青紫に燃える翼を羽ばたかせ、彼女はそれを避けたが、
炎の鞭は雪が積もった地面を大きく抉って―――――――あれ?
軽く、足元に叩きつけてみる
雪が水に変わりながら、辺りに飛び散った
青紫に燃える翼を羽ばたかせ、彼女はそれを避けたが、
炎の鞭は雪が積もった地面を大きく抉って―――――――あれ?
軽く、足元に叩きつけてみる
雪が水に変わりながら、辺りに飛び散った
(裂邪>・・・あれ? 「鬼火」って実体ない筈だよな?
(ウィル>[へへっ、驚きやしたか? あっしもシェイドの旦那と同じく、
旦那の力を補助できるようになったんでさぁ!]
(裂邪>マジか、ナイスだウィル!
(シモネッタ>何を呟いてるのかしらン?
(ウィル>[へへっ、驚きやしたか? あっしもシェイドの旦那と同じく、
旦那の力を補助できるようになったんでさぁ!]
(裂邪>マジか、ナイスだウィル!
(シモネッタ>何を呟いてるのかしらン?
舞い降りて、直接鞭を当てに来たシモネッタの姉ちゃん
俺も金色の鎌を振るってそれを弾き返し、くるりと一回転して鞭をぶつけようとした
普通、回避を行なう場合、俺みたいに地べたを這い蹲る奴等は前後左右にしか動けないが、
飛べる相手というのは厄介で、上下を加えた立体的な回避ができる
だから、空を飛ぶ敵には理夢をぶつけるのが一番なんだが、俺は敢えてウィルを選んだ
空気の乾燥しているこの季節は炎の威力が上がるし、
何よりウィルは、俺の契約都市伝説の中で最も多彩な技――それも、唯一遠距離攻撃が行なえる
俺は『ウィルウィップ』を解除し、「レイヴァテイン」をパスに戻して両手を広げた
俺も金色の鎌を振るってそれを弾き返し、くるりと一回転して鞭をぶつけようとした
普通、回避を行なう場合、俺みたいに地べたを這い蹲る奴等は前後左右にしか動けないが、
飛べる相手というのは厄介で、上下を加えた立体的な回避ができる
だから、空を飛ぶ敵には理夢をぶつけるのが一番なんだが、俺は敢えてウィルを選んだ
空気の乾燥しているこの季節は炎の威力が上がるし、
何よりウィルは、俺の契約都市伝説の中で最も多彩な技――それも、唯一遠距離攻撃が行なえる
俺は『ウィルウィップ』を解除し、「レイヴァテイン」をパスに戻して両手を広げた
(裂邪>・・・灰は灰に・・・塵は塵にィ!
両掌に赤い炎が灯り、それらは次第に勢いを増す
(裂邪>吸血殺し改め・・・天使殺しの!
右手を縦に、左手を横に動かせば、炎は十字の軌跡を描いて燃え盛り、
(裂邪>『クリムゾン・ロザリオ』!!
燃える十字架は雪を溶かしながら、上空の姉ちゃんの方へ向かう
予想外だったのか、髪を少し焦がしながら避け、バランスを失いフラつきつつ地に降りた
そのチャンスを俺は逃さない
降りる直前にウィルを左手に纏わせ、灼熱の拳を振りかぶりながら姉ちゃん目掛けて走った
予想外だったのか、髪を少し焦がしながら避け、バランスを失いフラつきつつ地に降りた
そのチャンスを俺は逃さない
降りる直前にウィルを左手に纏わせ、灼熱の拳を振りかぶりながら姉ちゃん目掛けて走った
(シモネッタ>なっ!?
(裂邪>悪ぃな姉ちゃん・・・『フレア』!
(裂邪>悪ぃな姉ちゃん・・・『フレア』!
拳を、ド派手な格好の身体に叩きつける―――――
(シモネッタ>―――――なんてねン♪
姉ちゃんと俺の間に、大きな鉄の塊が割り込んだ
去年の夏にプールでの騒動で、似たような物を見た事がある
確かあの時は、凄く可愛いロリっ子が水の塊を閉じ込めてた筈だ
鉄の棺桶のような、箱のような・・・それを、盾代わりに使ったのか
高熱を帯びた俺の腕は、鉄箱を融かして貫いた
ドロドロと崩れる棺桶の向こうに、ヤらしく笑う姉ちゃんが立っていた
去年の夏にプールでの騒動で、似たような物を見た事がある
確かあの時は、凄く可愛いロリっ子が水の塊を閉じ込めてた筈だ
鉄の棺桶のような、箱のような・・・それを、盾代わりに使ったのか
高熱を帯びた俺の腕は、鉄箱を融かして貫いた
ドロドロと崩れる棺桶の向こうに、ヤらしく笑う姉ちゃんが立っていた
(シモネッタ>がっかりしたン?
(裂邪>がっかりなら最初の内にしたさ
どういう理由でこんなことやってるかは知らないけど・・・
(裂邪>がっかりなら最初の内にしたさ
どういう理由でこんなことやってるかは知らないけど・・・
左手に再び炎の鞭を作る
そしてパスを取り出し、右手に金の鎌を掴む
そしてパスを取り出し、右手に金の鎌を掴む
(裂邪>この町を消してもらっちゃ困るんでね・・・ちょっと痛い目見てもらうぞ!
俺はまた、姉ちゃんとの間合いを詰めた
びしぃっ!と鞭の音が響いた
びしぃっ!と鞭の音が響いた
...To be Continued