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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 我が願いに踊れ贄共・咎負い人-04

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だれでも歓迎! 編集
 ずるずると、何か、大きなものを背負い、歩いている男が居る
 男は決して背が低いわけではないのだが、その男が背負う…というよりは、担いでいると言うべきか…ようにして運んでいる最中でも、下が地面について、ずるずると引きずってしまう
 ……その物体は…どう見ても「棺桶」だ
 司祭姿の男が棺桶を背負って進む姿は、どう見ても異様であり、無気味だ
 だからこそ、男は、この夜の闇を歩んでいるのだろうが

 …やがて
 男は、その目的の場所にたどり着いた
 ぎぃ、と重い扉を開け、中に入り込む

「…今、戻った」

 そう、声をかけて
 男が一歩、中に入ると…

「おっ帰りー!」

 どすっ!!

「ぐっ!?」
「おーそーいーーー!!」

 どごすっ!!!

「がはっ!?」

 ニ方向からの、全速力からの突撃を受けた
 少年少女の突撃とは言え、全速力で来られるとそれなりのダメージが!?

「リ、リュリュ、それに、マドレーヌか」
「遅いよ、メルセデス!」
「私達、一杯一杯待ってたのよ」

 ぶー、むー
 むくれた表情を浮かべる双子の少年少女……リュリュとマドレーヌ
 その二人に、メルセデスと呼ばれたその男は、苦笑し

 直後
 さささっ!!と
 双子は、何かを感じたように素早く、メルセデスから離れた
 え、と、メルセデスが疑問に思うよりも、先に

「メルセデスおにーちゃん、お帰りなさーーーーーい!!!」

 ごんがらがっしゃ!!!!!!!

「おぶぁっ!!??」
「もー、レティ、おにーちゃんが帰ってこないから心配だったんだよ?レティもついていけばよかったかな?って一杯一杯心配だったんだからねっ!」

 メルセデスをタックルで突き飛ばして押し倒したのは、中学生くらいの少女…レティ
 ぷっくー、と、リュリュとマドレーヌ以上に頬を膨らませている

「ねぇ、聞いてるの?おにーちゃん、おにーちゃーん?」

 ぺちぺちぺち
 返事のないメルセデスをぺちぺち叩き続けるレティ
 己のタックルによって、棺桶の角に頭をぶつけてメルセデスが気絶している事実に、リュリュとマドレーヌから指摘されるまでさっぱり気付かないのだった




「あぁ、お帰りなさい、メルセデス、サミュエル………おや、メルセデス。頭に包帯を巻いていますが、アレはそこまで強敵でしたか?」
「いえ、これは任務での怪我ではありませんので、問題はありません」

 …ようやく復活し
 改めて、上司であるエイブラハムの元へと報告に訪れたメルセデス
 ……任務では無傷だったのに、まさか、帰還した途端に怪我をするハメになるとは思わなかった

「そうですか。しかし、どちらにせよ、少々手間取ったようですが?予定よりも、帰還が遅かったようですし」
「あぁ、いえ、相手は大したことなかったんです、本当に。無事、あの炭鉱のコボルト共は全滅させてきました」

 ただ、と
 軽く、己が運んでいる棺桶を、軽く叩いてみせるメルセデス
 その仕種で、エイブラハムは理解する

「……なるほど。サミュエルが興奮しましたか」
「はい……押さえ込むのに、三日ほどかかりましたよ」

 ですが、と
 メルセデスは、どこか、邪悪さをにじませて笑う

「…その分、「完成」に近づいた、と。そう実感しております」
「そうですか、それは素晴らしい」

 にこり、メルセデスの報告に微笑むエイブラハム
 その微笑の下には、深い深い闇が踊る

「それでは、続けざまの任務で申し訳ないですが……次は、貴方達「13使徒」には、日本の学校街に向かってもらいます」
「ほぅ?あの悪魔共が蠢く地に、ですか?」
「えぇ。私についてきてもらいます……全力を出せるよう、サミュエルを調整しておくように」

 はい、と
 背筋を伸ばすメルセデス
 …ガタガタ、と
 棺桶が小さくゆれ、音を立てた

「「アイスマン」メルセデス・オラーリャと「ジャバウォッグ」サミュエル・プラタニア、その任務、全身全霊を持ってやり遂げます」

 己と相棒の二つ名を名乗り、メルセデスは、その任務を了承した


 ……これより、数日後
 彼ら「13使徒」は、エイブラハム共々、全員が来日し……学校街へと、足を踏み入れる事となる













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