学校町 笛吹探偵事務所前
「……ふむ、ここか」
その前に、一人の青年が降り立った
…正確に言うならば、「青年の姿をしている者」だ
…正確に言うならば、「青年の姿をしている者」だ
艶やかな長い金の髪、ルビーを思わせる真っ赤な瞳
すらりとした長身で、白と赤を基調とした品の良い服装をしている
その形の良い唇から漏れ出す声は、耳触りが良く、自然と、人の心に染み入ってくる声だ
すらりとした長身で、白と赤を基調とした品の良い服装をしている
その形の良い唇から漏れ出す声は、耳触りが良く、自然と、人の心に染み入ってくる声だ
そこに降り立つと同時に、青年は背中に生やしていた純白の翼を消した
…もし、純白の翼を背中から生やし、天から降りてくる彼の姿を目撃した者がいたならば……彼を、「天使」であると認識したかもしれない
…もし、純白の翼を背中から生やし、天から降りてくる彼の姿を目撃した者がいたならば……彼を、「天使」であると認識したかもしれない
だが、実際は、違う
その美しい姿は、確かに、「かつて」天使であった時の姿そのまま
…されど、今の彼は、天使ではない
その美しい姿は、確かに、「かつて」天使であった時の姿そのまま
…されど、今の彼は、天使ではない
堕天使、悪魔
七つの大罪の一つ「傲慢」を司るとも言われる存在、ソロモン王が封印せし七十二の悪魔において、序列 六十八位
その名前の意味は「無価値」にして「無益」、話術の天才にして、人間を過度の姦淫や性的倒錯で堕落させることを好む存在
悪徳にかけては勤勉そのものだが、善行にかけては怠惰で臆病な意志薄弱
…………悪魔 ベリアル
七つの大罪の一つ「傲慢」を司るとも言われる存在、ソロモン王が封印せし七十二の悪魔において、序列 六十八位
その名前の意味は「無価値」にして「無益」、話術の天才にして、人間を過度の姦淫や性的倒錯で堕落させることを好む存在
悪徳にかけては勤勉そのものだが、善行にかけては怠惰で臆病な意志薄弱
…………悪魔 ベリアル
その悪魔が、当たり前のように笛吹探偵事務所の前に降り立ち、そこを見上げていた
「さて、私の可愛い息子と娘、その姿、拝見させてもらおうか」
と、ベリアルはそう楽しげに呟いて、笛吹探偵事務所へと足を踏み入れた
続くかどうかは笛の人次第で