「そうだ! シャドーマン、今すぐ俺と契約できない?」
―――「シャドーマン」
「いやいい! それでいい! 契約するからずっとその姿で俺のそばにいてくれ!」
―――「シャボン玉」
「決まってんだろ! この俺、黄昏裂邪が! お前と契約してやる!」
―――「獏」
「俺達の目的は一緒だ。 だからさ、一緒に戦おうぜ?」
―――「鬼火」
「頼むから、少しだけで良い・・・俺に、お前の力を貸してくれ!!」
―――「レイヴァテイン」
五つの都市伝説と契約し、数多の都市伝説を討伐してきた少年―――黄昏 裂邪
8歳という若さで怪異に踏み入った彼は、どのような経験を重ねてきたのだろうか
8歳という若さで怪異に踏み入った彼は、どのような経験を重ねてきたのだろうか
†契約と彼の目指すもの†
「・・・あんた誰? 人間? 怪我でもしたの?」
2004年8月、とある町の山の中で彼の人生は大きく変わった
「知ってるよ。他の都市伝説と戦うんだろ? 良いよ。俺、喧嘩で負けたことないし」
「・・・フッ、強カナ少年ダナ・・・良カロウ、私ノ命・・・オ前ニ預ケヨウ!」
「・・・フッ、強カナ少年ダナ・・・良カロウ、私ノ命・・・オ前ニ預ケヨウ!」
黄昏裂邪、1996年5月25日生まれ
小学2年生の時に「シャドーマン」――シェイドと契約し、都市伝説との戦いに身を投じた
黄昏光彦と黄昏明美の間に長男として誕生、弟に黄昏正義がいる
警察官である父と心優しい母、そして父親の背を見て育った弟がいる中で、彼は歪んでいた
小学2年生の時に「シャドーマン」――シェイドと契約し、都市伝説との戦いに身を投じた
黄昏光彦と黄昏明美の間に長男として誕生、弟に黄昏正義がいる
警察官である父と心優しい母、そして父親の背を見て育った弟がいる中で、彼は歪んでいた
「可愛くない? 小学3年生でこのスタイルだぜ?」
「そしてスクール水着の少女が俺を呼んでいる・・・最高だ。 最高の気分だ。」
「あぁぁぁぁぁぁぁ!! 着物ロリっ子を押し倒して襲い掛かりたいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
小学生時点で小学生の少女にしか興味が無く、
中学生となった現在も年下の少女しか好まない生粋のロリコンに成長した・・・というのはどうでも良い事だが、
中学生となった現在も年下の少女しか好まない生粋のロリコンに成長した・・・というのはどうでも良い事だが、
「やれるもんならやってみろ! 俺は一生悪を貫く!」
「だぁれが「ヒーローぶってる」だぁ!? 俺が目指してるのは「最強の悪」だ!」
「ヒハハハハ! 足掻け足掻けぇ! もがくほど闇に飲まれるぜぇ?」
悪に憧れ、悪に満ち、悪になる為に日々を歩んでいた
そして、そんな彼が目指したものは
そして、そんな彼が目指したものは
「今日から邪魔な都市伝説共を全部ぶっ飛ばして、この世界を征服して、王になってみせる!」
世 界 制 服―――それだけが彼の目標だった
その為だけに、目に入った都市伝説を片っ端から消していった
遂には、
その為だけに、目に入った都市伝説を片っ端から消していった
遂には、
「・・・お兄ちゃんの世界征服はボクが絶対に止める」
「ウヒヒヒヒ・・・ヒハハハハハハ! あぁ、やれるもんならやってみろ!」
「ウヒヒヒヒ・・・ヒハハハハハハ! あぁ、やれるもんならやってみろ!」
自らの弟と敵対することにもなった
しかしその夢は、彼が中学校へ通う為に学校町へと引っ越してから大きく揺れ動いた
しかしその夢は、彼が中学校へ通う為に学校町へと引っ越してから大きく揺れ動いた
「も、もしよかったら・・・け、契約してもらえないでしょうか?」
「オイラも世界征服とやらに協力してやるから感謝するバク!」
「ここで会ったも何かの縁!あっしもつき合わせておくんなせぇ!」
「シャボン玉」のミナワ、「獏」のリム、「鬼火」のウィルと契約し、そして暮らしていく内に芽生えた、
これまでの彼には無かった“家族”への感情
これまでの彼には無かった“家族”への感情
「俺にとって、シェイドも、バクも、ウィルも、そしてお前も、大切な仲間だし、家族だからな」
「・・・俺・・・不安なんだ。お前が・・・ミナワが、俺の目の前から消えたらどうしよう、って」
その感情は、かつて弟にした罪を想起させた
「・・・俺には、あいつに許される資格なんて無い」
「犯した罪は償えないし、今更償おうとも思わない。だからせめて、俺はあいつらを守りたい。俺みたいな歪んだ奴になって欲しくないから」
また、「組織」や「首塚」との接触
「裂邪君、君はとても幸運で幸福な例外なんだよ。都市伝説に深く関わりながら何も失っていない。命も、心も、友達も家族も。
都市伝説の悲劇に出くわしていないってことだからね。よほど良い戦い、良い仲間に恵まれなければ出来る事ではない」
都市伝説の悲劇に出くわしていないってことだからね。よほど良い戦い、良い仲間に恵まれなければ出来る事ではない」
「殺人は麻薬ですわ! 1度人を殺してしまえば、歯止めが利かなくなって人を変えてしまう・・・
ワタクシは、そんな人を見ているから・・・・ 貴方はそうなるべきではありません! なって欲しくありません!」
ワタクシは、そんな人を見ているから・・・・ 貴方はそうなるべきではありません! なって欲しくありません!」
「安心するがいい・・・お前が「首塚」と敵対せぬ限り、祟りはせん」
「都市伝説狩り、死なない程度に頑張りなよ?ただ、弱い者虐めみたいな事をしていたら・・・その時は、覚悟した方がいいかもよね?」」
自分如きでは太刀打ち出来ぬ程の、途轍もなく強大な力を思い知らされた瞬間でもあった
さらに、生まれて初めて友好関係が築けたのも、彼の心情に影響した
さらに、生まれて初めて友好関係が築けたのも、彼の心情に影響した
「待て、俺、いくつに見られてたんだよ!?」
「買って嬉しいはないちもんめェェェェェェェェェェェェェェェェェェッ!!!!」
「お・ね・え・さ・んだ。次は当てるぞ黄昏裂邪」
「え?俺はねー、のぞみんとそこの女の子と一緒に(パァンッ ナンデモナイデスヨハイ」
「犬、苦手だったんだね…びっくりさせちゃってごめんね?」
「・・・女子トイレに逃げ込むなんて、変態?」
「あぁ。オレの同類の都市伝説に遇ったら、逃げる事を勧めよう」
そして、明かされた真実
「貴様は今まで儂が見てきた子孫の中で唯一、儂と同等・・・ いやそれ以上に、「神」と同化する力に長けている! 身に覚えがあるだろう?」
「貴様が「神」の力を得れば得るほど、貴様は数多の「神」と一つになることができるのだ。
そして・・・貴様の体を、儂が借りる。そうすれば、儂が死して尚、長年願い続けてきた全世界の統括を果たせる!」
そして・・・貴様の体を、儂が借りる。そうすれば、儂が死して尚、長年願い続けてきた全世界の統括を果たせる!」
自らが願ったことだと信じていた夢が、先祖の血に潜んでいた邪念だったと知り、彼は決意した
「今ここに誓おう。 世界征服なんて御免だ!」
長く目指した頂を諦め、目的を見失い
裂邪は、これから何処へ向かうのか
裂邪は、これから何処へ向かうのか
「人生なんて皆後付け設定だ! 決まりきった運命なんてねぇ!例え道に迷っても、例え光を見失っても、また自分で創り出せば良い!」
「目標なんて無くたって・・・俺には、俺について来てくれる仲間が・・・家族がいるから、前に進めるんだ!」
†裂邪流戦闘術†
「シェイド!『闇誘拐』!」
「ミナワ! 『ブレイカブル』!」
「理夢!『壱不路 』!」
「ウィル!『百物語』からの『白闇』!」
裂邪は実体を持つ四つの都市伝説と契約している
故に、彼は主に契約都市伝説に指示を与える司令塔としての役目を担い、戦闘に出る事は少なかったが、
故に、彼は主に契約都市伝説に指示を与える司令塔としての役目を担い、戦闘に出る事は少なかったが、
「シェイド!『シャドークロー』!」
「はらわたが煮えくり返るわこの役立たず!んじゃ『シャドーサイス』、『ウィルウィップ』!」
シェイドを鉤爪や鎌、ウィルを鞭にする事で戦線に立つことが増えてきた
そして後に彼は、
そして後に彼は、
「ウヒヒヒヒ、礼を言わせて貰うぜおっさん。俺はまだ・・・強くなれる!」
「「レイヴァテイン」は“破滅の枝”・・・触れる物も、立ちはだかる者も、皆滅ぶ!」
「レイヴァテイン」を手に入れ、前にも増して前線に出るようになった
また、複数の都市伝説と契約したお陰でその戦術パターンはかなり幅広く、
また、複数の都市伝説と契約したお陰でその戦術パターンはかなり幅広く、
「ウィル!『百物語』! ミナワ!周りにありったけのシャボン玉を散らしてくれ!」
「ブルー!でっかいシャボン玉を6個ほど!そして歌の最後を「黒く濁った」に変更! ブラックは影の中で待機だ!」
それぞれの能力を活かし、組み合わせた合体技も多数使用でき、『戦う』事の他に『魅せる』事を目的とした戦術を好んでいる
だが、“彼にしかできない戦闘”と呼べるのが、
「シャドーマン達よ! 今俺の力となれ! 『シャドーズ・アスガルド』!」
「俺、君臨!!」
変身―――否、“融合”である
正確に言えば都市伝説と行う半融合なのだが、これは裂邪の身体を都市伝説が纏う事で、裂邪自身が都市伝説として戦うことができる
黄昏家の先祖が持っていた特質であり、その血を色濃く受け継いだ裂邪のみが使用できる能力だ
ただし、長時間その状態を保っていると都市伝説に“飲まれる”可能性があるが故、常に危険と隣り合わせでもある
正確に言えば都市伝説と行う半融合なのだが、これは裂邪の身体を都市伝説が纏う事で、裂邪自身が都市伝説として戦うことができる
黄昏家の先祖が持っていた特質であり、その血を色濃く受け継いだ裂邪のみが使用できる能力だ
ただし、長時間その状態を保っていると都市伝説に“飲まれる”可能性があるが故、常に危険と隣り合わせでもある
中でもシェイドとの半融合状態である『シャドーズ・アスガルド』は、
全てが裂邪を覆っている「シャドーマン」に由来している為、常人とは桁外れな力が引き出せる他、
攻撃力、防御力、スピードが全ての融合の中で最もバランスが取れている
それ故に、この状態が裂邪の基本形態とも言える
手足の長い爪と、ゴキブリを模した長い触角と翼、赤く輝く目が特徴であり、
影の世界への扉が常に開いている為、彼の影が斜陽等で大きくなれば、足を踏み入れた者は底無し沼のような影に容赦なく飲み込まれてしまう
全てが裂邪を覆っている「シャドーマン」に由来している為、常人とは桁外れな力が引き出せる他、
攻撃力、防御力、スピードが全ての融合の中で最もバランスが取れている
それ故に、この状態が裂邪の基本形態とも言える
手足の長い爪と、ゴキブリを模した長い触角と翼、赤く輝く目が特徴であり、
影の世界への扉が常に開いている為、彼の影が斜陽等で大きくなれば、足を踏み入れた者は底無し沼のような影に容赦なく飲み込まれてしまう
他にも、彼は様々な姿になることができる
「おや、本当にできるとは思ってませんでしたよ。流石はミナワさん、私の配偶者に相応しい人です」
「そこの貴方達・・・“私”に清められてみますか?」
身体中をミナワが作り出したシャボン玉で纏った姿―――『インプローバブル』
カゲロウを象った、蒼碧に輝く果敢無げで優美なその姿は、腕力等は裂邪由来なので攻撃力に欠けるものの、
シャボン玉のお陰で高い防御力を誇ると同時に、高い跳躍力を持っているのが特徴
カゲロウを象った、蒼碧に輝く果敢無げで優美なその姿は、腕力等は裂邪由来なので攻撃力に欠けるものの、
シャボン玉のお陰で高い防御力を誇ると同時に、高い跳躍力を持っているのが特徴
「ヒハハハハハハハ!! あぁ、まさかこんな姿になっちまうとは“俺様”も思わなかったぜぇ!」
「テメェのその夢を・・・俺様が喰らい尽くす!!」
理夢が吐き出した夢で身を包んだ姿―――『胡蝶之夢』
その名の通りチョウの羽を持った白い身体は、触れたものに白昼夢を見せてしまう
夢の内容は裂邪も見る事ができる為、彼の得意技である騙まし討ち戦法が取りやすい姿だ
その名の通りチョウの羽を持った白い身体は、触れたものに白昼夢を見せてしまう
夢の内容は裂邪も見る事ができる為、彼の得意技である騙まし討ち戦法が取りやすい姿だ
「ヒハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! こいつらは全部“あっし”の分身でさぁ!
どれか1つが本物で残りは空っぽ、おめぇの運や勘が問われるってぇ寸法よぉ!!」
どれか1つが本物で残りは空っぽ、おめぇの運や勘が問われるってぇ寸法よぉ!!」
「灼いちまっても良いですかい? 答えは聞いてやせんけどぉ!」
ウィルが裂邪の全身を覆い尽くした燃え盛る姿―――『ファンタズマゴリア』
丸みを帯びた翼は宛らFire Fly(ホタル)のようであり、唯一飛行能力を持っている
全く同じ姿の炎の幻影を作り出して相手を囲い円を描いて回りながら戦う様は滑稽だが、熱を持ったものに囲まれた相手からしてみれば拷問以外の何者でもないだろう
丸みを帯びた翼は宛らFire Fly(ホタル)のようであり、唯一飛行能力を持っている
全く同じ姿の炎の幻影を作り出して相手を囲い円を描いて回りながら戦う様は滑稽だが、熱を持ったものに囲まれた相手からしてみれば拷問以外の何者でもないだろう
「百式、アカツキ、アルヴァアロン、オーディン、オーガ、コーカサス
モビルスーツも仮面ライダーも、『金色は強い』っていう不文律があるんだよ!」
モビルスーツも仮面ライダーも、『金色は強い』っていう不文律があるんだよ!」
「俺の邪魔をする奴は・・・全員、俺が滅ぼしてやる!」
液状になった「レイヴァテイン」を鎧に変化させ、身に纏わせた姿―――『ゾディアック』
トンボのような4枚の羽と鋭い爪や尖った足等、全身凶器とも言える黄金の鎧
「レイヴァテイン」の伝承により、空を薙ぐように手足を振るう事で衝撃波を飛ばすことができる
強力ではあるが、仮契約故に裂邪の融合の中では時間が短いのが欠点
トンボのような4枚の羽と鋭い爪や尖った足等、全身凶器とも言える黄金の鎧
「レイヴァテイン」の伝承により、空を薙ぐように手足を振るう事で衝撃波を飛ばすことができる
強力ではあるが、仮契約故に裂邪の融合の中では時間が短いのが欠点
そして、
「黙れぇ!! いい加減はらわたどころじゃ済まなくなった!!こうなったら見せてやる・・・・・【黄昏 】をぉ!!!!」
【ヒハハハハハハハハハ!! 気ぃつけろよぉ?力抑えらんねぇから前ほど優しくはないぜぇ?】
シェイドの郡体全てと融合した、巨大な体躯を持つ姿―――『シャドーズ・ラグナロク』
竜のような身体と巨大な爪、虫のような六つの足と無数に伸びる触手、赤く光る目の“化け物”と呼ぶに相応しい姿
破壊力は全フォーム中最高クラスであり、且つ『シャドーズ・アスガルド』と違い影の中を移動する事が可能である
また、影の中では身体が空間と同化していて、その姿を捉える事ができない
最強と呼んでも差し支えは無いが、シェイド以外の契約都市伝説との繋がりが切れかけてしまう他、維持できる時間もかなり少ない
さらに、この状態の裂邪は一種の暴走状態になってしまい、下手をすれば人を殺しかねない点も含めると危険である
竜のような身体と巨大な爪、虫のような六つの足と無数に伸びる触手、赤く光る目の“化け物”と呼ぶに相応しい姿
破壊力は全フォーム中最高クラスであり、且つ『シャドーズ・アスガルド』と違い影の中を移動する事が可能である
また、影の中では身体が空間と同化していて、その姿を捉える事ができない
最強と呼んでも差し支えは無いが、シェイド以外の契約都市伝説との繋がりが切れかけてしまう他、維持できる時間もかなり少ない
さらに、この状態の裂邪は一種の暴走状態になってしまい、下手をすれば人を殺しかねない点も含めると危険である
以上が、裂邪の取る事ができる姿である―――が、これが全てとは限らない
もしかすると、この先・・・
もしかすると、この先・・・
「崩壊せし者達よ・・・“黄昏 ”に集え!!」
「転生、天を廃して」
「ターゲットロックオン、戦闘開始・・・最初に宣言する。自分はか・な・り、強靭」
「お前等! 俺と一緒に・・・“邪 ”を引き“裂”いてくれるか!?」
†複雑(?)な恋愛事情†
「俺の家族に何しやがんだぁ!?」
裂邪は、己の契約都市伝説達――シェイド、ミナワ、リム、ウィルの事を、
手下や仲間を通り越し、“家族”として認識している
それほどまでに、裂邪にとって彼等は大切な存在だと言えよう
そして、その中でも一目置かれているのが、
手下や仲間を通り越し、“家族”として認識している
それほどまでに、裂邪にとって彼等は大切な存在だと言えよう
そして、その中でも一目置かれているのが、
「私、一生お付き合いします! ご主人様♪」
彼の人生において2つ目の、学校町に来て初めての契約都市伝説である、「シャボン玉」のミナワである
既に知っていると思うが、裂邪はロリコンだ
そして、ミナワは常に小学生程の少女の姿をしている
当時、裂邪は自分の好みだった彼女と契約しただけだった・・・のだが、
既に知っていると思うが、裂邪はロリコンだ
そして、ミナワは常に小学生程の少女の姿をしている
当時、裂邪は自分の好みだった彼女と契約しただけだった・・・のだが、
「だってぇ・・・わたし・・・ご主人様のお役に・・・まだまだたててないのにぃ・・・」
「・・・役に立ってるか立ってないかは、俺が決めることだ。 お前が気にすることじゃない。
それに、お前が俺のそばにいてくれるだけで、俺は強くなれるんだ。十分役に立ってるよ」
「・・・役に立ってるか立ってないかは、俺が決めることだ。 お前が気にすることじゃない。
それに、お前が俺のそばにいてくれるだけで、俺は強くなれるんだ。十分役に立ってるよ」
「・・・いい、のか? 俺が、相手でも・・・」
「も、勿論ですよ! 私も、出会った日から、ご主人様のこと・・・///」
「も、勿論ですよ! 私も、出会った日から、ご主人様のこと・・・///」
共に生活していく中で、互いに惹かれ合い、互いに互いを想い、しかし互いに一歩踏み出せずにいた
しかしある日、
しかしある日、
「ご、ごごごごごごごごごごごごめんミナワ! そんなつもりじゃなかったんだ!///」
「こここここここここここちらこそ申し訳ございませんでしたぁ!///」
「こここここここここここちらこそ申し訳ございませんでしたぁ!///」
寝ている間にファーストキスを済ませてしまったその日から、2人の距離はグッと縮まった
「す、するならするって言ってくださいよぉ!///」
「ま、前から「行ってきます」のキスに憧れてたんだよ!///」
「ま、前から「行ってきます」のキスに憧れてたんだよ!///」
「ほえ!? ご、ごしゅじ―――」
「最近、シェイドを影の中に閉じ込めておく方法を知ってな。今ならバクとウィルもいないし・・・いい、だろ?」
「あ、あの・・・・・・・・・・・・・はい♪」
「主てめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「裂邪貴様ァァァァァァァァァ!」
「最近、シェイドを影の中に閉じ込めておく方法を知ってな。今ならバクとウィルもいないし・・・いい、だろ?」
「あ、あの・・・・・・・・・・・・・はい♪」
「主てめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「裂邪貴様ァァァァァァァァァ!」
だが、キス程度で留めておけばよかったものを、
「・・・ヒヒヒ・・・全く、いつまでも可愛い奴だなぁ・・・・・・ミナワ・・・」
「・・・ご主人、様ぁ・・・」
「・・・ご主人、様ぁ・・・」
中○生という若さで、外見小○生と肉の契りまで交わしてしまい、
2人の絆は、より深く強く結びついた
2人の絆は、より深く強く結びついた
「・・・名前で呼んでくれない?」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?///」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?///」
『裂邪』と名前で呼ぶことすら恥ずかしかった彼女も、
「ヒヒ・・・ごめっ・・・先、逝くわ・・・ありが・・・」
「嫌!逝かないで裂邪!!」
「嫌!逝かないで裂邪!!」
裂邪の死を垣間見たお陰で、『二度と後悔しない』ように接するようになる
「やっ、あっ♪ ら、らめっ裂邪ぁっひと、人が来ちゃうよぉ!?
あ・・・やっぱりやめちゃイヤぁ♪ もっとぉ、もっとしてぇ♪」
あ・・・やっぱりやめちゃイヤぁ♪ もっとぉ、もっとしてぇ♪」
「寒いなら正直に言えよ? またお前が風邪でも引いちまったら・・・」
「・・・心配してくれてありがとう、裂邪♪ でも、こうしたら温かくなりますから」
「・・・心配してくれてありがとう、裂邪♪ でも、こうしたら温かくなりますから」
「ねぇねぇレッちゃん?」
「どうしたミナミナ?」
「どうしたミナミナ?」
その結果がこれである
因みに、2人の関係は、
因みに、2人の関係は、
「貴方達の事はここに来た時から気づいてたの。裂邪とマサヨシが契約者だってことも知ってたし」
「そうだったんですか・・・」
「そうだったんですか・・・」
「結婚とかは、決まってるの?」
「もぉ~! お母様のいじわるぅ~!///」
「もぉ~! お母様のいじわるぅ~!///」
親も公認済みである
そんな2人だが、実は裂邪の初恋は、
「・・・で、でも、僕・・・男の子だよ?」
「・・・・・・関係あるかぁ!!」
「・・・・・・関係あるかぁ!!」
従兄弟である神崎 漢―――男である。それも、男の娘である
幼少期、彼は当時少女にしか見えなかった漢に恋し、
後に男であることを知らされてその恋は自然消滅した筈だったのだが、悲しい事に、
幼少期、彼は当時少女にしか見えなかった漢に恋し、
後に男であることを知らされてその恋は自然消滅した筈だったのだが、悲しい事に、
「んっ・・・あぁっ・・・や、やめ・・・」
「ほぅら、やっぱお前・・・女にしか、見えねぇよ」
「ほぅら、やっぱお前・・・女にしか、見えねぇよ」
再燃すると同時に、新しい道を開拓してしまった
さらにタチの悪いことに、
さらにタチの悪いことに、
「ローゼちゃん!」
「へ?・・・あらぁ裂邪さん、ごきげんよぉ♪」
「へ?・・・あらぁ裂邪さん、ごきげんよぉ♪」
「今日は有難う。楽しかったよ」
「私もです」
「私もです」
「貴様を殺すのはあくまで私だ! 先に貴様に死なれたら、私が殺せなくなるだろう!?
貴様には、死んでほしくない!!・・・・ん?・・・・ぁ///」
「あの、抱きしめていいですか?」
貴様には、死んでほしくない!!・・・・ん?・・・・ぁ///」
「あの、抱きしめていいですか?」
「ロリの言う事は聞かなきゃダメだってエロい人が・・・訂正
折角のクリスマスなんだし、ロリっ子に夢を送らなきゃ・・・訂正
こんな多くのプレゼント、お前らだけじゃ無理だろ?」
「下心見え見えじゃねぇか!?」
折角のクリスマスなんだし、ロリっ子に夢を送らなきゃ・・・訂正
こんな多くのプレゼント、お前らだけじゃ無理だろ?」
「下心見え見えじゃねぇか!?」
目移りが過ぎる
対象は少女ばかりであるが、殆どが都市伝説である為、平均年齢は高めだ
そして残念なことに、一部は彼に対して好意を抱いてしまっている
そんなことも全く気にせず周囲の少女達に声をかけ、接しているその様にはヴェノマニア公も真っ青だろう
対象は少女ばかりであるが、殆どが都市伝説である為、平均年齢は高めだ
そして残念なことに、一部は彼に対して好意を抱いてしまっている
そんなことも全く気にせず周囲の少女達に声をかけ、接しているその様にはヴェノマニア公も真っ青だろう
しかしご安心を
暴走し始めた彼の性欲を止めるのは、“彼女”の仕事である
暴走し始めた彼の性欲を止めるのは、“彼女”の仕事である
「・・・ミ・・・ナワ・・・ちゃん?」
「うふっ♪ これが「愛の鞭」というものなんですね、ご主人様♪」
「うふっ♪ これが「愛の鞭」というものなんですね、ご主人様♪」
「痛たたたたた・・・」
「コホン、ご用件は分かりました」
「コホン、ご用件は分かりました」
「れぇぇぇぇぇぇつぅぅぅぅぅぅぅやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
「ヘェェェェェェェェェルプ!!」
「ヘェェェェェェェェェルプ!!」
彼の歪んだ恋愛感情が正される日も、そう遠くは無い・・・?
†そして未来へ†
『COA』―――――
『K-No.』―――――
『教会』―――――
数々の舞台で、数々の都市伝説や契約者と拳を交えた裂邪と、その仲間達
しかし、彼等の戦いは決して終わることは無い
立ちはだかる新たな敵
「忘れるな! 儂は必ず、貴様を使って「神」となる!」
「俺達は必ず勝たなければならない! “日本”の為に!」
「さぁ、人類破滅の秒読みの開始だ・・・もう、誰にも止められはせん」
「友、仲間、家族・・・人間なんて、“生きている”から失われてしまうんだよ」
「この地に眠る“最強の兵器”とやらを手に入れ、俺はこの手でX-No.を復興させる・・・ッハッハッハッハッハ!」
「あァん? 決まってんだろォ!? 信じてた人間に裏切られた時のガキの顔を見るのが最ッ高に楽しいからだよォ!!」
「ヒハハハハハハハハ!! ごめんね裂邪様ぁ? もう・・・お前等にゃ用はねぇんだよォ!!!」
裂邪と共に戦う、新たな仲間
「全く、君には呆れて物も言えないね・・・人斬りである僕を“家族”と呼ぶのか?」
「弾薬セット完了、照準確認、全砲一斉射撃用意・・・ボス、指示ヲ」
そして
「おほほほほ・・・裂邪さん、ようこそ」
「良い? テメェは部下、アタシは上司。それとアタシは日天さん一筋。その頭にしっかり叩き込んでおきなさいよぉ?」
「師匠は、ずっと俺の師匠だ! 今でも、これからも!!」
「今度は、僕が・・・裂兄ぃを、手伝う番だ・・・!」
「行こう、お兄ちゃん!!」
物語は、未来へ向かう――――――
「世界制服、か・・・懐かしいな。俺は世界なんかより、もっと大事なものを手に入れた!」
...To be Continued