―――ふと気がつくと、ボクは学校の廊下にいた。何故かは分からない。都市伝説の仕業?
あ、向こうから奈海ちゃんがやってきた。「おぉーい!」
奈海「・・・。」ぷいっ スタスタ
- え?あ、次は勇弥くんだ!「やぁ勇弥くん!」
勇弥「・・・。」スタスタ
- どういう事?これは・・・。
―――夢?―――
???「「そう、『夢』だ。だが、同時に『現実』でもある!」」
頭の中に変な声が響く。どこかで聞いたような声。
「キミは、誰?」
「キミは、誰?」
???「「オレはお前で、お前はオレだ。」」
「・・・意味が分からない。ボクはボクだよ。ボクはたった1人の存在。2人もいないよ。」
???「いいや。『お前』は1人じゃない!お前は無限に存在する!」
すると、自分の目の前にたくさんの線が走り、1人の人間を作り出す。その姿は・・・自分をもっと大きくしたような姿だった。
「どういう事?キミはもう1人のボクなの?」
???「ある意味そうさ。正確には『別の世界で生まれた』お前、だがな。」
「別の世界?・・・証拠でもあるの?」
???「あぁ、あるぜ。誕生日はお前より数年早いが、3月28日。姿もほぼ一緒だ。そしてなにより・・・。」
「決定的な証拠でも?」
剣裁「オレの名前は[西 剣裁(にしハヤタ)]だ。」
「なんだ、全く違うじゃん!」
剣裁「何を言う。[マサヨシ][セイギ]とは、『力で、人を守る』という意味だ。知らないのか?
オレも、『剣という力で、人を守るために裁く』と書いて[剣裁]だ。」
オレも、『剣という力で、人を守るために裁く』と書いて[剣裁]だ。」
「そんな・・・、でも!」
剣裁「[黄昏]は夕日の事だ。夕日が沈むのは西。オレも[西]だ。」
「ぅ、こじ付けだ!」
剣裁「こんだけ一致しててか?さっき見ただろ?お前の友達によく似た奴を。」
「ッ!?・・・まさかあれも?」
剣裁「うちの世界の、そいつらさ。よく似てるだろ。」
「・・・何しに来たのさ。」
剣裁「さっきも見たように、オレはお前とよく似た人間に囲まれ、よく似た人生を送っていた。」
「だから何?」
剣裁「黙って聞け。お前にも居ただろう。『お世話係』『幼稚園からの親友』・・・。
オレは幸せだった、だがある日!オレは全てを失った。」
オレは幸せだった、だがある日!オレは全てを失った。」
「・・・。」
剣裁「オレは孤独になって、苦しんだ。なのに何故?!お前は今も『友達』に囲まれているんだ?!」
「そ、そんなの知らないよ!八つ当たりだ!」
剣裁「オレには分かる。数年早く生まれたからでも、親が警察官じゃないからでもない!
・・・『都市伝説』のせいさ・・・。」
・・・『都市伝説』のせいさ・・・。」
「・・・都市伝説に、襲われたの?」
剣裁「バカが!オレの世界に、『都市伝説はいない』!」
「じゃあ、なんで都市伝説のせいなの?都市伝説がいないのに?」
剣裁「『お前の世界には』いる、だろう?だからお前は幸せだったんだ!」
「そ、そんな訳無い!なにか別の理由だよ!」
剣裁「小学4年生の時!何があったか覚えているか?」
「え・・・、ッ!奈海ちゃんと、ケンカしたけど・・・。」
剣裁「オレも、そいつに該当する人物とケンカした。で?仲直りはできたか?」
「で、できたよ!当たり前」
剣裁「オレは『できなかった』。それが、オレとお前の違いさ。」
「・・・!」
剣裁「オレはそれ以来、人間不信さ!女なんて必要ない!本気で、クローン技術で女なしで子孫を残そうと考え、
世界中の女を、いや、俺の嫌いな人間を全員コロそうと誓った。
だが、保育所時代のせいもあってか、オレは本心では誰かと一緒にいたいとも願っていた。
毎日が矛盾との戦いだ!何故周りから友が消えたのか、分からなかった。」
世界中の女を、いや、俺の嫌いな人間を全員コロそうと誓った。
だが、保育所時代のせいもあってか、オレは本心では誰かと一緒にいたいとも願っていた。
毎日が矛盾との戦いだ!何故周りから友が消えたのか、分からなかった。」
ボクはその時、顔を上げられなかった。自分のあんな顔、見たくなかった。
「・・・。」
剣裁「だがお前はどうだ!あのケンカは『【恐怖の大王】のおかげで』解決したんだ!
もしいなかったら解決したか?!いいやしなかった、お前もオレと同じ孤独に陥った!」
もしいなかったら解決したか?!いいやしなかった、お前もオレと同じ孤独に陥った!」
「・・・でもそれは、大王が一緒にいてくれたから」
剣裁「『大王が一緒だったから』、ずっと『大王に頼ってきた』んだよなァ!?」
「ッ?!」
剣裁「『ずっと大王様と一緒だったから』、今まで幸せだったんじゃないのか?!
誰も自分に抗う事もなく、友達にも囲まれ、今まで幸せに生きてきた!」
誰も自分に抗う事もなく、友達にも囲まれ、今まで幸せに生きてきた!」
「ち、違う!大王のおかげなんかじゃ」
剣裁「否定できるのか?!無理だな、無意識にそうなっていたかもしれないぜ?」
「・・・なんでだよ?」
剣裁「大王は教室にも入ったことがある。その姿を、誰も見ていないと思っているのか?
勇弥?奈海?その2人は見えていたな。だが、もし全員だったら?後に大男を引き連れた少年をどう思うかね?」
勇弥?奈海?その2人は見えていたな。だが、もし全員だったら?後に大男を引き連れた少年をどう思うかね?」
「う・・・。」
剣裁「大王がいれば、友達もできるし、都市伝説と戦ってヒーローごっこ。
ずっと幸せ、すっと守ってもらえる、ずっとずっと『正義』を語っていられる!」
ずっと幸せ、すっと守ってもらえる、ずっとずっと『正義』を語っていられる!」
「・・・。」
剣裁「・・・もう何も言えないか、ならいい。」
不意に、足場が無くなった様な感覚に襲われる。下を見ると、暗い空間が、沼のようになっていた。
「ど、どういう事?!何をするの?!まさかボクと入れ替わる気じゃ」
剣裁「そんなあつかましい事はしない!ただ、お前とオレが1つになるだけだ。
そうして[黄昏 正義]は消え、[西 剣裁]と共に同じ苦痛を味わってくれればいいんだ・・・!」
そうして[黄昏 正義]は消え、[西 剣裁]と共に同じ苦痛を味わってくれればいいんだ・・・!」
彼はボクの顔を、上から赤い目で見下ろす。
「・・・。」
剣裁「これでいいんだ、お前なんて、本当はいないんだ・・・!」
ボクはもうしゃべる事もできなかった。・・・もういいんだ。彼の言う通り、1つの人間になろう。それでいいんだ。
―――お前は今日から[セイギ]だ!そう呼ばせてもらう!―――
ごめんね勇弥くん。ボクは、『正義』じゃないんだ。
―――私はね、セイギくんの優しくて、純粋なところが好きなの!―――
ごめんね奈海ちゃん。ボクは優しくも、純粋でもないんだよ。
―――少年。あんなやつに、プレゼントを渡すのか?―――
ごめんね大王。ボク、『嘘』ついたんだ。
お兄ちゃんにプレゼントなんてあげる気なかったんだ
お兄ちゃんが【白ワニ】をコロした時から、ボクはお兄ちゃんを恨んできた。
でもボクは知っていた。もしこのまま恨み続けたら―――ボクはお兄ちゃんをコロしてしまうんだ。
だからボクは強引に『自分』をコロした。お兄ちゃんの前で無理をし続けた。・・・だからいいんだ、これで。
でもボクは知っていた。もしこのまま恨み続けたら―――ボクはお兄ちゃんをコロしてしまうんだ。
だからボクは強引に『自分』をコロした。お兄ちゃんの前で無理をし続けた。・・・だからいいんだ、これで。
もうお兄ちゃんをコロそうとする自分と戦わなくていいんだ
もう誰とも戦わなくていいんだ
―――これで、ボクは『ボクを裁き、人を守る』事ができるんだ―――
もう誰とも戦わなくていいんだ
―――これで、ボクは『ボクを裁き、人を守る』事ができるんだ―――
もう口まで暗い沼に浸かろうとしていた時、無意識に伸ばしていたボクの腕を、誰かが掴む。
いや、分かっていた。[剣裁]がまた何かをするんだ。早く沈めてくれればいいのに・・・。
いや、分かっていた。[剣裁]がまた何かをするんだ。早く沈めてくれればいいのに・・・。
剣裁「お前・・・何故、ここに?」
- 違う?じゃあ誰?目を開け、恐る恐る後を見ると、・・・ボクを今まで『守って』くれていた人がそこにいた。
大王「散歩だ。深い意味は無い。」
剣裁「ふざけるな!【恐怖の大王】、お前さえ、・・・お前さえ居なければァァア!」
剣裁「ふざけるな!【恐怖の大王】、お前さえ、・・・お前さえ居なければァァア!」
剣裁が大王に向かって殴りかかろうとする。
しかし大王に届く前に、いつの間にか出ていた黒雲から、雷が落ち、剣裁に命中する。
しかし大王に届く前に、いつの間にか出ていた黒雲から、雷が落ち、剣裁に命中する。
剣裁「・・・ぁ・・・、ぉ、お前さえ、お前さえ、いなければ・・・!」
大王「いい加減にしろ。まるで少年が、俺のおかげで幸せになったかのように言いやがって・・・。」
大王「いい加減にしろ。まるで少年が、俺のおかげで幸せになったかのように言いやがって・・・。」
今思えば、それがボクが見た、大王の最初の説教だった。
大王「少年は明るく、仲間思いで、時に勇気もあり、気に喰わんが、自分の『正義』を持っている。」
剣裁「・・・だからそれは」
大王「それが『なかったら』、俺は今ここにいない!そんな奴ごめんだ、消えてくれ。」
剣裁「ッ?!・・・。」
大王「少年は、お前が思うほど他人任せな奴じゃない!他人の幸せも考える、他人思いな人間だ。
・・・逆に自分の意見が強すぎて、聞き分けがない時もあるがな。」
剣裁「・・・ォレは・・・。」
大王「正直に言え。『友達ができない』のではなく、『また友達がいなくなるのが怖い』んだろ?
だから人を信じれないんだ、違うか?」
剣裁「・・・違、・・・」
大王「いいや、お前は『甘えている』!誰かに、この状況を打破してもらおうと願っている!
だが人は信じられない。だから、信じられる友がいつも傍にいる少年を妬む事しかしなかった!」
剣裁「・・・だからそれは」
大王「それが『なかったら』、俺は今ここにいない!そんな奴ごめんだ、消えてくれ。」
剣裁「ッ?!・・・。」
大王「少年は、お前が思うほど他人任せな奴じゃない!他人の幸せも考える、他人思いな人間だ。
・・・逆に自分の意見が強すぎて、聞き分けがない時もあるがな。」
剣裁「・・・ォレは・・・。」
大王「正直に言え。『友達ができない』のではなく、『また友達がいなくなるのが怖い』んだろ?
だから人を信じれないんだ、違うか?」
剣裁「・・・違、・・・」
大王「いいや、お前は『甘えている』!誰かに、この状況を打破してもらおうと願っている!
だが人は信じられない。だから、信じられる友がいつも傍にいる少年を妬む事しかしなかった!」
大王は、怒りのような感情を込めて説教を続けていた。
剣裁「オレは、どうすれば・・・?」
大王「そんなの自分で考えろ。ずっと正義を見ていたなら知っているはずだ。『どうすれば親友ができるか』・・・。」
剣裁「・・・。」
大王「そんなの自分で考えろ。ずっと正義を見ていたなら知っているはずだ。『どうすれば親友ができるか』・・・。」
剣裁「・・・。」
不意に、剣裁に線が走り、ゆっくり線がずれていくと、剣裁の姿が消え、周りも真っ白になった。
正義「・・・。」
大王「少年、帰るぞ。」
正義「え?どうやって?」
大王「これはもう、お前の夢だ。起きようと思ったらすぐに起きるさ―――」
大王「少年、帰るぞ。」
正義「え?どうやって?」
大王「これはもう、お前の夢だ。起きようと思ったらすぐに起きるさ―――」
―――目を開けると、いつもの天井、そして覗き込む2人の顔。
正義「勇弥くん!奈海ちゃん!」ガバッ!
勇弥「うおっ?!・・・大丈夫だったか?正義。」
奈海「わっ?!・・・もぅ、正義くん、暑苦しいよ。」
勇弥「うおっ?!・・・大丈夫だったか?正義。」
奈海「わっ?!・・・もぅ、正義くん、暑苦しいよ。」
思わず、正義は2人を抱きしめていた。数分後、正義は『夢』の内容を少々かいつまんで話してみた。
正義「―――、ねぇ、これってただの夢だったのかな?」
勇弥「そうだ。と言いたいが、たぶんこれは都市伝説だ。」
奈海「コインちゃんが、都市伝説の反応を探知してたし、大王さんも見つけたみたいなの。」
正義「そう・・・じゃあ、あれはいったい?」
勇弥「そうだ。と言いたいが、たぶんこれは都市伝説だ。」
奈海「コインちゃんが、都市伝説の反応を探知してたし、大王さんも見つけたみたいなの。」
正義「そう・・・じゃあ、あれはいったい?」
ふと、十文字さんがこの都市伝説の予想を語りだす。
楓「発言から、おそらく【平行世界】だと思うな。」
勇弥「なるほど!それなら辻褄が合う!」
勇弥「なるほど!それなら辻褄が合う!」
【平行世界】とは、『パラレルワールド』ともいう理論の1つで、
ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。
『この現実とは別に、もう1つの現実が存在する』というアイディアは、
『もしもこうだったらどうなっていたのか』という考察を作品の形にする上で都合がよく、
パラレルワールドはSFにおいてポピュラーなアイディアとなっている。
また、タイムトラベルを扱ったフィクションにおいて、タイムパラドックスの解決法としてパラレルワールドが用いられる場合がある。
ちなみに、『パラレルワールド』は実際に物理学の世界でも理論的な可能性が語られている。
例えば、量子力学の多世界解釈や、宇宙論の「ベビーユニバース」仮説などである。
ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。
『この現実とは別に、もう1つの現実が存在する』というアイディアは、
『もしもこうだったらどうなっていたのか』という考察を作品の形にする上で都合がよく、
パラレルワールドはSFにおいてポピュラーなアイディアとなっている。
また、タイムトラベルを扱ったフィクションにおいて、タイムパラドックスの解決法としてパラレルワールドが用いられる場合がある。
ちなみに、『パラレルワールド』は実際に物理学の世界でも理論的な可能性が語られている。
例えば、量子力学の多世界解釈や、宇宙論の「ベビーユニバース」仮説などである。
十文字は勇弥に引けを取らないぐらい簡潔にこれを説明した。
楓「『夢の中でもう1人の自分と入れ替わる』というシチュエーションも確か使われていたはずだ。」
勇弥「【平行世界】は『シュレディンガーの猫』を説明するためにも使われているんだ。」
奈海「何?『シュレディンガーの猫』って。」
勇弥「『シュレディンガーの猫』とは、[シュレディンガー]が提唱した量子論に関する思考実験の名称で(略)。」
楓「つまり猫が『死んでいる』か『生きている』かが曖昧という(略)」
コイン「あぁぁ、もう!分かんないからいい!」
勇弥「【平行世界】は『シュレディンガーの猫』を説明するためにも使われているんだ。」
奈海「何?『シュレディンガーの猫』って。」
勇弥「『シュレディンガーの猫』とは、[シュレディンガー]が提唱した量子論に関する思考実験の名称で(略)。」
楓「つまり猫が『死んでいる』か『生きている』かが曖昧という(略)」
コイン「あぁぁ、もう!分かんないからいい!」
コインが2人の教授を止めたところで、正義がまた疑問を投げかける。
正義「・・・ねぇ。あの[剣裁]って人、本当に存在すると思う?」
勇弥「何を言っているんだ?都市伝説なんだから化けて出たなにかに決まってるだろ?」
コイン「でも都市伝説だったら、あれは実在する人物なんじゃない?『噂に従う』、それがルールなんだもん。」
勇弥「・・・そうだったな。」
勇弥「何を言っているんだ?都市伝説なんだから化けて出たなにかに決まってるだろ?」
コイン「でも都市伝説だったら、あれは実在する人物なんじゃない?『噂に従う』、それがルールなんだもん。」
勇弥「・・・そうだったな。」
大王「もし、実在する人物だとしたら、矛盾が生じるぞ。」
楓「大王様、どういう意味ですか?」
大王「あいつは『自分の世界に都市伝説はいない』と言っていた。もしそれが正しかったなら、【平行世界】の都市伝説は次元を超えて、
『都市伝説はいない世界』にも自分の能力を干渉させた事になる。それはあちらの世界ではどう説明するんだ?」
奈海「・・・やっぱりただ単に、『他の世界の人間の姿に化ける』だけかもよ?」
大王「だとしたら、『本物の剣裁』は説教を受けていない事になるのか。無駄骨だったか・・・。」
楓「大王様、どういう意味ですか?」
大王「あいつは『自分の世界に都市伝説はいない』と言っていた。もしそれが正しかったなら、【平行世界】の都市伝説は次元を超えて、
『都市伝説はいない世界』にも自分の能力を干渉させた事になる。それはあちらの世界ではどう説明するんだ?」
奈海「・・・やっぱりただ単に、『他の世界の人間の姿に化ける』だけかもよ?」
大王「だとしたら、『本物の剣裁』は説教を受けていない事になるのか。無駄骨だったか・・・。」
大王が、寂しそうな顔をする。それに誰も気付かず、勇弥くんは話し出す。
勇弥「じゃあ、オレは帰るな。正義は疲れているだろうから、今日の勉強会、休みにしておくぞ。」
正義「うん、分かった。」
奈海「正義くん、またね!」 楓「黄昏、しっかり休め。」
正義「うん、分かった。」
奈海「正義くん、またね!」 楓「黄昏、しっかり休め。」
そう言って、皆は外に出て行った。
正義「・・・大王。」
大王「なんだ?」
正義「・・・助けてくれて、ありがとう。」
大王「・・・夢の中の話だろう。」
大王「なんだ?」
正義「・・・助けてくれて、ありがとう。」
大王「・・・夢の中の話だろう。」
少し微笑んでいる大王を見ながら、ボクはゆっくり目を閉じた―――
第6話「歪んだ世界」―完―