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連載 - 電子レンジで猫をチン!-58

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匿名ユーザー

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【電磁人の韻律詩58~明日真の激昂~】

「……おのれ晶、貴様だけはゆ゛る゛さ゛ん゛!」
「な、真、何をお前は言い出しているんだ!?」
「うおおおおおおおおおおおお!必殺☆スカルシュート!」
「うわっ、なんかしゃれこうべ蹴飛ばすな馬鹿!」
「毎度毎度世紀末な家なのです。」
「フランちゃん、ちょっと安全圏まで退避していようか?」
「姉弟喧嘩は犬も食わないという奴ですね?」
「その通り。」
「じゃあ久し振りに妹にでも会いに行きましょうか。」
「そうしますか。」
「でもその前に……と。」

電磁人の韻律詩劇場版~超能力者vs骸骨の巨人、どうやら我が家は限界のようです~
と言う訳で家が半壊する効果音と共にこんにちわ、恋路です。
今日は久し振りにお義姉さんとお義姉さんについて世界を旅しているフランちゃんが帰ってきていました。

そもそも何故こうなったのか、少し時間軸を前に戻して私に話させてください。





「いやー、日本だとアメリカほどバイクが盛んじゃないよねえ。
 技術は日本が最高だと思ってるんだけどレースはあまり流行らないから帰って来られなくて困る。」
「別に姉さんだってアメリカ楽しんでるんだから良いだろう。」
「アメリカだけじゃないぞ、この前アマゾンをバイクで縦断する企画やったんだ。」
「結局それ南米じゃねえかよ。アメリカだよ。」
「あー、そういうのってその国の人々の歴史や文化に対する無理解から生まれる偏見だぞ-。
 これからの時代を国際人として生きるためにはそう言う考え方は良くないんだぞー。」
「そうですか。」

玄関のチャイムが鳴る。
何時も通りの宅配便である。

「お届け物でーす。」
「おっ、もう来たのか。」
「何々?またフィギュア?恋路ちゃん、こいつにそろそろフィギュアを止めるように言ってやってくれよ。」
「言って収まるならもう収まってるじゃないですか。」
「また家が壊れたら大変だと思うんですけどね。」
「だよねー。」
「きったっぞ!きったっぞ!S.I.C.仮面ライダーガイア!」
「おい弟」
「なんだよ、これからマイルームにガイアをディスプレイするんだよ。」
「ちょっとそれ見せろよ。」
「えー……。」
「良いから見せろ!」

義姉さんはアスマから無理矢理小包を奪い取る。
この姉弟の不仲の原因が見え隠れする気がするぞ。




「うわ……、なんでこんな人形にこんな値段かけてるんだよ……。」
「うるせー、限定品なんだよ。」
「うわっ!何これ怪人じゃん、何が仮面ライダーガイアだよ。バッタギロチンとでも名乗ってろよ。」


「――――今、なんて言った?」


アスマの表情が変わった。
頬の辺りがぴくぴくしている。
誰が見ても解る。
彼は今、とてつもなく怒っている。

「え、いや、こいつなんだか敵の脊髄とか引き抜いて戦いそうな怪人面してるよな。」

義姉さん、何故其処で半笑いになっているのですか?

「なんっでそこまで!
 的確に真さんを馬鹿にする台詞が言えるんだよお前はあああああっ!!」

アスマ、なんで超サイヤ人になりそうな勢いでぶち切れているのですか?
どうみてもこれ化け物だと思うんだけど違うんだろうか。

「真さんがアーマーを装着して格好良い仮面ライダーガイアになったらどうなるかってifで!
 わざわざアーマーを装着させる楽しみを提供してくれる名作なのに!
 あろうことか怪人扱いしてるんじゃねえぞクソがあああああああああ!
 死ねええええええええええええええええええええええええ!くたばっちまえええええええええええ!
 表出ろ馬鹿姉貴!一発ぶん殴ってやるうううううう!」





とまあこうして今に至るのである。
表出ろ、とか言っておいて家の中でバトル始めている辺りにこいつらの自分の家への無頓着さが見て取れるというものだ。
懲りなさすぎてもはや苦笑いしか出ない。
どうせ何時も通りアスマが返り討ちに遭うのだろう。
私はそう思って遠巻きに二人のバトルを眺めていた。
……五分後、そこには信じられない光景が広がっていた。

「あれ、その都市伝説って……なんて言うんだっけ?」
「――――“狂骨”」

妙な力に覚醒したアスマが義姉さんをボコボコにしていたのだ。
おめでとうアスマ、初勝利だね。

「恋路さん、あれを止めなくて良いのでしょうか……。」
「うーん、アスマの周りにどす黒いオーラが漂ってるし止めた方が良いのかな……?」
「それになんか髑髏がファンネルみたいにお兄さんの周りを飛んでますよ?」
「まあ……ギャグだし許されるレベルだよ。」
「穏やかな心を持ちながら激しい怒りで覚醒した地球生まれの最強戦士……。」
「ハッハッハ!ようやく俺の力が解ったようだな姉貴!」
「ぐふっ、いつの間にこんなに強く……。」
「俺は怒りの力で進化した銀河美少年明日真だ!覚えておけ!」
「ところで恋路さん、さっきからずっとその携帯を使って何をしているのですか。」

そう、私は最初からずっと携帯のカメラでアスマの恥ずかしい台詞を連呼しながら戦っている姿を撮影していたのだ。

「さてフランちゃん、遊びに行きますか!」
「そうしましょうか。」
【電磁人の韻律詩58~明日真の激昂~fin】



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