【第ニ話】
「あのような心引かれる物語は始めてだ。人が皆己の欲望を素直に受け止めてその為に戦い、結果としてそれが人々の救いになる。
たとえるならば欲望賛歌、人間の業を堂々と愛するという所信を表明した作品だ。
皇帝特権を以て命ずる、この話をここで終わらせることは許さぬ」
「あのような心引かれる物語は始めてだ。人が皆己の欲望を素直に受け止めてその為に戦い、結果としてそれが人々の救いになる。
たとえるならば欲望賛歌、人間の業を堂々と愛するという所信を表明した作品だ。
皇帝特権を以て命ずる、この話をここで終わらせることは許さぬ」
「え?そうはいってもこの前ので話はお終いで……」
俺は家で陛下とアニメの話をしていた。
ちょうど先週最終回を迎えたばかりのアニメで、魔法少女ものと思わせておきながら濃厚な昼ドラ展開や、
戦闘シーンの作画の気合の入り方が一部で話題になっていた作品だったのだ。
主人公のライバルが主人公が幼い頃にどこかに消えた父親の愛人かつ弟子とは思わなかった。
ラストなんかも世のため人のために戦うラスボスを主人公が
それは理想論であり日常を生きる街の人々にとって迷惑な上に違法だからどんな正義をかかげた所で認められる訳ないだろう
と論破して殴り倒すなんていう展開で見ていて大変清々しかった。
また、星座の能力を使って戦っているのだが処女宮がよりにもよって主人公の父親の愛人やってるので
ネットではさんざん非処女宮と騒がれていることでも有名である。
これについて作者は
「こういうキャラ造形しちゃうのは多分幼馴染が年上の男を家に連れ込んでるのを見ちゃったからそれがトラウマになってでしょうね」
と設定資料集でドヤ顔で語っていた。
ちょうど先週最終回を迎えたばかりのアニメで、魔法少女ものと思わせておきながら濃厚な昼ドラ展開や、
戦闘シーンの作画の気合の入り方が一部で話題になっていた作品だったのだ。
主人公のライバルが主人公が幼い頃にどこかに消えた父親の愛人かつ弟子とは思わなかった。
ラストなんかも世のため人のために戦うラスボスを主人公が
それは理想論であり日常を生きる街の人々にとって迷惑な上に違法だからどんな正義をかかげた所で認められる訳ないだろう
と論破して殴り倒すなんていう展開で見ていて大変清々しかった。
また、星座の能力を使って戦っているのだが処女宮がよりにもよって主人公の父親の愛人やってるので
ネットではさんざん非処女宮と騒がれていることでも有名である。
これについて作者は
「こういうキャラ造形しちゃうのは多分幼馴染が年上の男を家に連れ込んでるのを見ちゃったからそれがトラウマになってでしょうね」
と設定資料集でドヤ顔で語っていた。
「郵便でーす!」
「あ、今月の雑誌来たかな?」
やってきたのは定期購読しているアニメ雑誌。クラウディアさんお気に入りである。
その表紙にはデカデカと例のアニメの第二期決定と書いてあった。
その表紙にはデカデカと例のアニメの第二期決定と書いてあった。
「おおおおおおおおおおお!見よセージ!だから言ったではないか!余の言う通りこの物語は終わらせるべきではないのだ!」
「馬鹿な……」
能力でも使ったのかこいつは
「む、なんだ。余を疑っているのか」
「当たり前だろう、お前の能力を使えば何でも願いが叶うんだから」
「馬鹿を言うな、この能力は五分間だけ余にありとあらゆる能力を与えるだけだ。願いを叶えるのは能力を与えられた余自身であるのだぞ?
五分でアニメの第二期を決定させられてたまるか」
五分でアニメの第二期を決定させられてたまるか」
本当にこいつ日本に馴染んでやがる……。
「さて、今日は日曜日だ。お母様が葱がないと仰っていたな」
「だからどうした」
「買いに行く、ついて参れ」
「嫌だといっても」
「連れて行く」
「ですよねー」
「セージは友である私と買い物に行くのが嫌なのか?」
甘えた目付きでこっちを見つめる陛下。
ハハッ、こんな可愛い女の子に頼まれたら断れるわけ無いじゃないか。
いや普段はなんつーの?無気力系で?ちょっとオタク入ってて?冷めたキャラしてますけどね?
女の子一人に買い物行かせるほどダメ人間じゃないっすよ?荷物持ちをしてやる程度のジェントルマンシップは見についてますから
ハハッ、こんな可愛い女の子に頼まれたら断れるわけ無いじゃないか。
いや普段はなんつーの?無気力系で?ちょっとオタク入ってて?冷めたキャラしてますけどね?
女の子一人に買い物行かせるほどダメ人間じゃないっすよ?荷物持ちをしてやる程度のジェントルマンシップは見についてますから
「はぁ……そんな訳ないだろう?ほら、どうせ用意に時間がかかるんだろう?
お袋に他に買ってくるもの無いか聞いてくるからさっさと支度してきな」
お袋に他に買ってくるもの無いか聞いてくるからさっさと支度してきな」
「セージ!お前は本当に気が利くな!皇位を継いだ暁には余“自身”の第一の家臣にしてやろう!」
適当な生返事を返して俺は部屋を出た。
「おふくろー?」
母を探しに自宅に併設された寺の庭に向かう。
俺の予想通り彼女はそこで掃除をしていた。今日は見慣れない外国人も一緒だった。
俺の予想通り彼女はそこで掃除をしていた。今日は見慣れない外国人も一緒だった。
「おや、貴方がセージくんですね?」
母と同郷の人だろうか?
「え、ああええっと、はい、金子セージです」
背の高い男、金髪碧眼眉目秀麗、黒い服のあちこちに金のアクセサリで飾ってるのにそれがちっとも嫌味に見えない。
「あらセージどうしたの?」
クラウディアが買い物に行こうとしている。
自分もついていくから買ってきて欲しいものは無いか、俺はそう尋ねた。
その瞬間、その黄金の男はにやりと笑ったような気がした。
【第二話】
自分もついていくから買ってきて欲しいものは無いか、俺はそう尋ねた。
その瞬間、その黄金の男はにやりと笑ったような気がした。
【第二話】