2011年10月29日午後――――「組織」本部R-No.研究エリアにて
「『真・黄昏地獄拳』!!」
黄金の鎧を身に纏い、黄金の輝きを放つ拳を「ワイバーン」に叩きこむ裂邪
彼が華麗に着地いた瞬間に、「ワイバーン」は光に変わって消滅した
彼が華麗に着地いた瞬間に、「ワイバーン」は光に変わって消滅した
「お疲れ様です。演習を終了します」
ずらりとパソコンが並んだデスクの一番端に立つ緑の髪の少女――R-No.1六条蓮華がそう言うと、
鎧はどろりと融けて四角い金色のパスとなり、元の裂邪の姿に戻った
鎧はどろりと融けて四角い金色のパスとなり、元の裂邪の姿に戻った
「全く……オレの「ワイバーン」が演習如きに利用されるとは思わなかった」
「そう言わないで下さい、それ以外に方法が思いつかなかったので」
「そう言わないで下さい、それ以外に方法が思いつかなかったので」
不服そうな表情で不満を零すR-No.3栄日天を宥めつつ、彼女はキーボードを叩く
その2人の元に、裂邪は欠伸をしながら歩み寄った
その2人の元に、裂邪は欠伸をしながら歩み寄った
「どうだ? 俺としては使いやすかったと思うが」
「そうですね、初号機と比べても大差はありません。寧ろこちらの方が反応が良いです
都市伝説の召喚機能はありませんけど……」
「その辺りは、まぁ何とかするさ」
「そうですね、初号機と比べても大差はありません。寧ろこちらの方が反応が良いです
都市伝説の召喚機能はありませんけど……」
「その辺りは、まぁ何とかするさ」
彼等が話しているのは、裂邪の腰に巻かれた機械的なベルト―――『ウルベルト』だった
先日の「太陽の暦石」との戦闘で彼が初号機を破壊してしまった為、新型の調整をしていたのだ
先日の「太陽の暦石」との戦闘で彼が初号機を破壊してしまった為、新型の調整をしていたのだ
「今度は壊さないで下さいね? 一応、丈夫な構造にはしていますけど」
「気をつけるよ、なるべく」
「信用してます……ところで凄いですねさっきの攻撃
20万hng(ハナゲ)は優に超えてますよ」
「想像つかんがどのくらいの威力なんだ?」
「出産と尿管結石が10万hngだ」
「ホッとした、それより下だったらショックだわ」
「ご主人様ぁ~♪」
「気をつけるよ、なるべく」
「信用してます……ところで凄いですねさっきの攻撃
20万hng(ハナゲ)は優に超えてますよ」
「想像つかんがどのくらいの威力なんだ?」
「出産と尿管結石が10万hngだ」
「ホッとした、それより下だったらショックだわ」
「ご主人様ぁ~♪」
むぎゅっ、と裂邪を背中から抱きしめたのはミナワだった
その後に続いて、リムとウィル、シェイドもやってきた
その後に続いて、リムとウィル、シェイドもやってきた
「おう、お前等も終わったか」
「派手にやってきたぜい!」
「バククゥ…オイラお腹ぺこぺこバクよ」
「シカシ面白イ催シヲシテルンダナ、「組織」トイウノハ」
「こんな大掛かりな事をやるのはR-No.くらいですよ
本来は『Rangers』入隊にあたって、攻撃力・防御力・運動性・都市伝説と契約者の相性を測定し、
その方に見合った班に所属して頂き、相性の良い担当をつける為にやっていますが…
今回のように我々上位ナンバーが出てくるのは特例中の特例、というか今まで一度もありませんでした」
「へ? ど、どういうことですか?」
「……あまり口外出来る事ではありませんが、裂邪さんは“都市伝説との融合”という特異な能力を持っています
「組織」のデータベースをひっくり返しても前例が見当たらない以上、僅かな危険を孕んでいますからね
…私は大丈夫だと考えていますけど、念の為、です」
「やっぱり厳しいバクねぇ、「組織」は」
「そのくらいしやせんと、人々を守っていけねぇってことでござんしょ?」
「ところで『Rangers』ってのは?」
「R-No.に所属する契約者を総称してそう呼ぶ……とローゼさッ、ゴホン、R-No.0が勝手に決めたんだ
呼び易いから皆使っているがな」
「へぇ……」
「あ、シェイドさん達の結果が出ましたよ」
「派手にやってきたぜい!」
「バククゥ…オイラお腹ぺこぺこバクよ」
「シカシ面白イ催シヲシテルンダナ、「組織」トイウノハ」
「こんな大掛かりな事をやるのはR-No.くらいですよ
本来は『Rangers』入隊にあたって、攻撃力・防御力・運動性・都市伝説と契約者の相性を測定し、
その方に見合った班に所属して頂き、相性の良い担当をつける為にやっていますが…
今回のように我々上位ナンバーが出てくるのは特例中の特例、というか今まで一度もありませんでした」
「へ? ど、どういうことですか?」
「……あまり口外出来る事ではありませんが、裂邪さんは“都市伝説との融合”という特異な能力を持っています
「組織」のデータベースをひっくり返しても前例が見当たらない以上、僅かな危険を孕んでいますからね
…私は大丈夫だと考えていますけど、念の為、です」
「やっぱり厳しいバクねぇ、「組織」は」
「そのくらいしやせんと、人々を守っていけねぇってことでござんしょ?」
「ところで『Rangers』ってのは?」
「R-No.に所属する契約者を総称してそう呼ぶ……とローゼさッ、ゴホン、R-No.0が勝手に決めたんだ
呼び易いから皆使っているがな」
「へぇ……」
「あ、シェイドさん達の結果が出ましたよ」
蓮華の言葉に反応し、裂邪達はディスプレイに釘づけになった
とは言え、半分は何が書かれていて何を示しているのかさえ分からない
とは言え、半分は何が書かれていて何を示しているのかさえ分からない
「シェイドさん……都市伝説名「シャドーマン」
主な能力は“影から影への移動”、“異空間生成能力”、“一時的な都市伝説能力の無力化”、
“ポルターガイスト現象”、そして“変身”……といった具合ですか
無形故の高い防御能力と、音速に匹敵する移動能力が武器と言えますね
個体としては攻撃力は少し高いくらいでしょうか」
「殆ド裂邪ト共ニシカ戦ッテイナイカラナ」
「次は誰だ?」
「ウィルさん……都市伝説名「鬼火」
様々な「鬼火」の伝承が入り混じってるようですね
幾つもの火の玉が連なった「狐火」、火の鳥のような姿は「火魂」、物を持ち上げて落下させる「釣瓶落とし」
それに「ウィル・オ・ウィプス」の拡大解釈で異空間生成能力に近いものもありますね
熱を使った攻撃が得意で、霊体故に物理攻撃は無力……」
「何だ、結局ウィルってどの「鬼火」でも無かった訳か」
「そういうことになりやすねぇ」
「理夢さん……都市伝説名「獏」
夢を食べるだけでなく、吐き出して相手に見せる事も可能であり、また相手の夢に入る事も出来る
そして夢を食べた分だけ力を増していくそうですね
スピードはシェイドさんに劣らず、攻撃力で言えば裂邪さんの契約都市伝説の中ではトップクラス
鉄のように固い毛皮は炎や弾丸さえも通しません
でも小さいと何もできないんですね」
「ほっとけバク!」
「あれ、そういやナユタは?」
「幾ら貴方と契約したからとは言え、こちらも「組織」としての立場がありますので
殺人鬼を本部に呼び出す訳には行かないと判断しました」
「そっか…じゃあ最後はミナワか、楽しみだな」
「ミナワさん……「シャボン玉」「くるくる回るシャボン玉」の元契約者」
「「「「「へ?」」」」」
「彼女は元人間ですよ」
「えええええええええええええええええええ!?」
「わ、私……都市伝説に飲まれてたんですか……?」
「そもそも年齢の概念が無い都市伝説が幼気を持っている事がおかしいんですよ、我々のような元人間を除いて、ですが
それにミナワさんの場合、明らかに幼気では説明のつかない行動まで行っている……
ずっと気になっていましたが、今日ようやく分かりましたよ」
「へ、へぇ……こりゃたまげたバク」
「キャラ変ワッテルゾ」
「主な能力は幼気を絡めて“シャボン玉の操作”、“物体の操作”、“空間の移動”
それと気になるのが「くるくる回るシャボン玉」の能力から発動するのが殆ど氷系なんですよ」
「『蒼龍』とか『フリーザブル』とかか」
「私の推測では、生前の両親のどちらかが氷や冷気に関係した都市伝説だった…つまり「ネフィリム」の可能性がある、と」
「「ネフィリム」?」
「旧約聖書における、天使と人間との間に生まれた子供の事を指した語だ
転じて、都市伝説と人間の間に生まれた子孫を指す語として利用されている
まだ詳しくは分からないが、両親の都市伝説の力を引き継いでいたり、
都市伝説との結びつきが極端に強く、または極端に弱くなったりするらしい」
「その事を研究していたマッドサイエンティストがかつて「組織」にも何人かいましたが…
あまりにも度が過ぎて、何者かに粛清されました」
主な能力は“影から影への移動”、“異空間生成能力”、“一時的な都市伝説能力の無力化”、
“ポルターガイスト現象”、そして“変身”……といった具合ですか
無形故の高い防御能力と、音速に匹敵する移動能力が武器と言えますね
個体としては攻撃力は少し高いくらいでしょうか」
「殆ド裂邪ト共ニシカ戦ッテイナイカラナ」
「次は誰だ?」
「ウィルさん……都市伝説名「鬼火」
様々な「鬼火」の伝承が入り混じってるようですね
幾つもの火の玉が連なった「狐火」、火の鳥のような姿は「火魂」、物を持ち上げて落下させる「釣瓶落とし」
それに「ウィル・オ・ウィプス」の拡大解釈で異空間生成能力に近いものもありますね
熱を使った攻撃が得意で、霊体故に物理攻撃は無力……」
「何だ、結局ウィルってどの「鬼火」でも無かった訳か」
「そういうことになりやすねぇ」
「理夢さん……都市伝説名「獏」
夢を食べるだけでなく、吐き出して相手に見せる事も可能であり、また相手の夢に入る事も出来る
そして夢を食べた分だけ力を増していくそうですね
スピードはシェイドさんに劣らず、攻撃力で言えば裂邪さんの契約都市伝説の中ではトップクラス
鉄のように固い毛皮は炎や弾丸さえも通しません
でも小さいと何もできないんですね」
「ほっとけバク!」
「あれ、そういやナユタは?」
「幾ら貴方と契約したからとは言え、こちらも「組織」としての立場がありますので
殺人鬼を本部に呼び出す訳には行かないと判断しました」
「そっか…じゃあ最後はミナワか、楽しみだな」
「ミナワさん……「シャボン玉」「くるくる回るシャボン玉」の元契約者」
「「「「「へ?」」」」」
「彼女は元人間ですよ」
「えええええええええええええええええええ!?」
「わ、私……都市伝説に飲まれてたんですか……?」
「そもそも年齢の概念が無い都市伝説が幼気を持っている事がおかしいんですよ、我々のような元人間を除いて、ですが
それにミナワさんの場合、明らかに幼気では説明のつかない行動まで行っている……
ずっと気になっていましたが、今日ようやく分かりましたよ」
「へ、へぇ……こりゃたまげたバク」
「キャラ変ワッテルゾ」
「主な能力は幼気を絡めて“シャボン玉の操作”、“物体の操作”、“空間の移動”
それと気になるのが「くるくる回るシャボン玉」の能力から発動するのが殆ど氷系なんですよ」
「『蒼龍』とか『フリーザブル』とかか」
「私の推測では、生前の両親のどちらかが氷や冷気に関係した都市伝説だった…つまり「ネフィリム」の可能性がある、と」
「「ネフィリム」?」
「旧約聖書における、天使と人間との間に生まれた子供の事を指した語だ
転じて、都市伝説と人間の間に生まれた子孫を指す語として利用されている
まだ詳しくは分からないが、両親の都市伝説の力を引き継いでいたり、
都市伝説との結びつきが極端に強く、または極端に弱くなったりするらしい」
「その事を研究していたマッドサイエンティストがかつて「組織」にも何人かいましたが…
あまりにも度が過ぎて、何者かに粛清されました」
各々感嘆の声をあげていると、蓮華の手元の電話が鳴り響いた
「もしもし」
《あら蓮華ちゃん? 測定は順調かしら?》
「えぇ。もう全ての工程が終わったところです」
《流石に早いですわね。でしたら、裂邪さんをワタクシ達のデスクにご案内して差し上げて下さる?》
「ッ……そ、それって大丈夫なんですか?」
《ワタクシが許可しますの》
「後で何言われても知りませんからね……すぐに向かいます」
《あら蓮華ちゃん? 測定は順調かしら?》
「えぇ。もう全ての工程が終わったところです」
《流石に早いですわね。でしたら、裂邪さんをワタクシ達のデスクにご案内して差し上げて下さる?》
「ッ……そ、それって大丈夫なんですか?」
《ワタクシが許可しますの》
「後で何言われても知りませんからね……すぐに向かいます」
がちゃん、と受話器を下ろすと、聞こえていたのか、日天が頭を押さえていた
「…オレも行った方が良さそうだな」
「そうですね…」
「ん、何処か行くのか?」
「裂邪さん、それに皆さん、こちらへ」
「そうですね…」
「ん、何処か行くのか?」
「裂邪さん、それに皆さん、こちらへ」
蓮華と日天の後ろについて、裂邪達はぞろぞろと歩き始めた
まるで社会科見学か何かのようにして歩いていると、一同はとある扉の前で止まった
『R-No.上位』と書かれた部屋に
まるで社会科見学か何かのようにして歩いていると、一同はとある扉の前で止まった
『R-No.上位』と書かれた部屋に
「ここが我々の部屋です」
「普通なら『Rangers』どころか、下位ナンバーでも許可された者しか入れない部屋だ
無礼を振舞うならそれなりの処置を取らせて貰うからな」
「ここまできて暗殺なんて考えてないよ」
「では」
「普通なら『Rangers』どころか、下位ナンバーでも許可された者しか入れない部屋だ
無礼を振舞うならそれなりの処置を取らせて貰うからな」
「ここまできて暗殺なんて考えてないよ」
「では」
蓮華がドアノブを捻り、扉を開ける
部屋の中には、ローゼ達上位メンバーがずらりと並んで待っていた
部屋の中には、ローゼ達上位メンバーがずらりと並んで待っていた
「おほほほほ……裂邪さん、ようこそ。ここg」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああぁ!?」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああぁ!?」
互いに指を差して叫んだのは裂邪ともう一人、胸に晒し布を巻いて黒い上着を羽織った灰色の髪の少女だった
「い、ゆ、ゆゆゆゆ、幽霊ぃ!?」
「ち違う!? この通り足も生えてるし生きてるよ!?」
「えっと、その、あ、あの時は、その……ご、ごめんなさいぃ……」
「あぁいいよ、てか君「組織」だったんだな」
「う、うん、まぁ……R-No.√2、ルート・ライフアイゼン」
「ルート、知り合いか?」
「ちょっと、ね」
「この男には近付くなよ、レジーヌさんを男にしたような奴だからな」
「心外」
「ねぇご主人様、あの子とはどーゆー関係なんですか?」
「馬鹿、そんなんじゃなくて」
「コホン!!」
「ち違う!? この通り足も生えてるし生きてるよ!?」
「えっと、その、あ、あの時は、その……ご、ごめんなさいぃ……」
「あぁいいよ、てか君「組織」だったんだな」
「う、うん、まぁ……R-No.√2、ルート・ライフアイゼン」
「ルート、知り合いか?」
「ちょっと、ね」
「この男には近付くなよ、レジーヌさんを男にしたような奴だからな」
「心外」
「ねぇご主人様、あの子とはどーゆー関係なんですか?」
「馬鹿、そんなんじゃなくて」
「コホン!!」
むすっとした表情でわざとらしく大きな声で咳払いをするローゼ
その一瞬後、すぐに笑顔を作り、裂邪を出迎えた
その一瞬後、すぐに笑顔を作り、裂邪を出迎えた
「ようこそ裂邪さん♪ ここがワタクシ達、R-No.の本部ですわ♪」
「お、おう……もっと豪勢だと思ってたが案外普通なんだな」
「どんな想像してるバクか」
「おー!可愛いもふもふナマモノゲットー☆」
「お、おう……もっと豪勢だと思ってたが案外普通なんだな」
「どんな想像してるバクか」
「おー!可愛いもふもふナマモノゲットー☆」
突如としてリムはチューブトップにミニスカというとんでもない格好をした美乳の茶髪少女に誘拐された
後を追ってオレンジツインテールと黒髪ポニーテールが襲撃する
後を追ってオレンジツインテールと黒髪ポニーテールが襲撃する
「ラピーナももふもふしたいよー!」
「次はウチやで!」
「バ、バクゥ~~~~~!?」
「旦那、リムの旦那が真っ青になってやすぜ?」
「どうみても顔は灰色だが……苦しそうだから優しくやってくれないか、えっと、ロビィちゃんとラピーナちゃんと凛々ちゃん」
「たった1回会っただけなのに何で覚えてるんですかぁ?」
「俺の記憶力が良すぎるんだ、あと海でも会っただろ;」
「はいはい皆さんお静かに!」
「次はウチやで!」
「バ、バクゥ~~~~~!?」
「旦那、リムの旦那が真っ青になってやすぜ?」
「どうみても顔は灰色だが……苦しそうだから優しくやってくれないか、えっと、ロビィちゃんとラピーナちゃんと凛々ちゃん」
「たった1回会っただけなのに何で覚えてるんですかぁ?」
「俺の記憶力が良すぎるんだ、あと海でも会っただろ;」
「はいはい皆さんお静かに!」
ロベルタ、ラピーナ、凛々はローゼに猛抗議したが、観念してリムを裂邪の元に返した
改めてローゼは裂邪の隣に立ち、もう一度咳払いをした
改めてローゼは裂邪の隣に立ち、もう一度咳払いをした
「えーっと、今日から新しく『Rangers』に加入して頂く事になった黄昏裂邪さんですわ♪」
「ん、宜しく」
「因みに担当はワタクシ、R-No.0ローゼ・ラインハルトですの♪」
「そう、担当は―――――――え?」
「「「ちょっと待て!!」」」
「ん、宜しく」
「因みに担当はワタクシ、R-No.0ローゼ・ラインハルトですの♪」
「そう、担当は―――――――え?」
「「「ちょっと待て!!」」」
突っ込んだのは蓮華・日天・レクイエムの3人だった
ローゼはわざとらしく“何で突っ込まれたのか分からないフェイス”を決め込んだ
ローゼはわざとらしく“何で突っ込まれたのか分からないフェイス”を決め込んだ
「あらぁ、皆さんどうかなさって?」
「どうもこうもありませんよ! No.0が担当だなんて前代未聞過ぎます!」
「そもそもトップが一契約者のサポートなど、他のNo.に知れたら示しがつかん!!」
「2人の言う通りだ! ここは相応しい下位ナンバーを――――――」
「裂邪さんの担当は私がやります!」
「いや!裂邪の担当は私がやる!!」
「あんたら脳味噌に蛆でも湧いてるのか!?」
「どうもこうもありませんよ! No.0が担当だなんて前代未聞過ぎます!」
「そもそもトップが一契約者のサポートなど、他のNo.に知れたら示しがつかん!!」
「2人の言う通りだ! ここは相応しい下位ナンバーを――――――」
「裂邪さんの担当は私がやります!」
「いや!裂邪の担当は私がやる!!」
「あんたら脳味噌に蛆でも湧いてるのか!?」
わいわいがやがやと揉め始めたR-No.達を前にして、
裂邪はどうすれば良いか分からずただただその様子を傍観していた
裂邪はどうすれば良いか分からずただただその様子を傍観していた
「……どうする?」
「私ニ訊クナ」
「とりあえず、一度部屋から出た方が……」
「それが賢明だね」
「私ニ訊クナ」
「とりあえず、一度部屋から出た方が……」
「それが賢明だね」
声がした方を見ると、足元に小さな白い毛のネコがちょこちょこと歩いてきた
どうやら都市伝説らしい
どうやら都市伝説らしい
「お、こりゃまた可愛らしいネコでい」
(ぬぅ……何かライバルの予感バク)
「お前は確か、あのルートちゃんの?」
「こう見えても彼女と同じR-No.の一員なんだ。君の担当についてはこれから彼女達と一緒に慎重に話し合うから、
申し訳ないけどここから先の休憩エリアで待っていてくれないかな?
一応、無料で飲み放題だよ」
「そうか、有難う」
(ぬぅ……何かライバルの予感バク)
「お前は確か、あのルートちゃんの?」
「こう見えても彼女と同じR-No.の一員なんだ。君の担当についてはこれから彼女達と一緒に慎重に話し合うから、
申し訳ないけどここから先の休憩エリアで待っていてくれないかな?
一応、無料で飲み放題だよ」
「そうか、有難う」
裂邪はそろりそろりと喧騒の絶えない部屋を抜け出し、
足早に教えられた休憩エリアを目指して歩き始めた
足早に教えられた休憩エリアを目指して歩き始めた
...To be Continued