「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 夢幻泡影-80

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Retsuya

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2011年10月30日早朝―――R-No.本部にて

「という訳で裂邪さん。早速任務なのだけれど」
「その前に一つだけ訊かせてくれ」
「ほえ?」
「担当の黒服を設定したのに何で結局ローゼちゃんが直接任務の紹介にあたってるんだ?」
「…その事については私が説明します」

横から口をはさんだのは蓮華だった
その真剣な面持ちから、この任務の重大さが目に見えて分かった

「実は今回の任務は、ナユタによる辻斬り事件と並行して起こったとある事件に関連します」
「とある事件、ですか?」
「5月某日、欧州のとある湖で「シーサーペント」らしき都市伝説の目撃例が後を絶たず、
 R-No.の下位ナンバー約500人による討伐作戦を決行しました
 が……帰ってきたのは、“出現したのは巨大兵器だった”という通信のみ
 現場には500人の黒服の遺体だけが残されていました」
「なっ……!?」
「その後、欧米諸国を中心に巨大兵器による破壊活動が次々と勃発
 こちらもR-No.で対処を試みましたが、退けることが精一杯で、討伐には至っておりません」
「ナユタが学校町に来た頃に、一度沈静致しましたけど……
 9月の下旬、貴方が「平行世界」の貴方と戦った日の夜、それはとうとう学校町に現れましたわ」
「アノ時カ……」
「偶然ワタクシやレクイエムさん、ラピーナちゃんが居合わせたお陰で、大事には至らなかったけど…
 結局、その時も逃がしてしまいましたわ」
「かなり手強そうでござんすねぇ…」
「…で、本題は?」
「主に殺戮行動を行っていたのは、R-No.0が対峙した「ミドガルドシュランゲ」というものだと思われます」
「み、みど……何てったバク?」
「「ミドガルドシュランゲ」…名前は聞いた事があるな。ドイツ軍で計画に終わった兵器だったか?」
「えぇ。それが昨夜、南極付近で目撃されたという情報が来ました
 そこで、貴方にはこの「ミドガルドシュランゲ」及び巨大兵器を格納するアジトのようなものが、
 南極の何処かに建造されていないか……それを調査して頂きたいのです」
「初任が危険なもので申し訳ないけれど……ワタクシは、貴方なら無事にこなせると信じておりますの」
「なるほど……お前等、行けるか?」
「危険ハ承知ノ上ダ」
「ご主人様をお守りするのが私の役目ですから、何処へでも行きます♪」
「仕方ないバクねぇ、オイラも付き合ってやるバクよ」
「燃えてきやしたぜい! 必ず成功させてみせやしょう!!」

ん、と満足そうに裂邪は頷いた
そして、ふぅ、と一息吐き、真っ直ぐな目をローゼに向けた

「……引き受けたぜ、その任務」
「お願い致しますわ」
「これが、学校町に現れた時に撮られた「ミドガルドシュランゲ」の画像です。参考程度に」
「おう、有難う――――――――はぁ!?」

プリントされた画像を渡された時、彼は己の目を疑った
そこに映っていたのは、月明かりを反射する曇った鏡のような装甲を持ち、
キャタピラの配備された77のユニットが連なり、その先頭車両には4基のドリルが装備されている
その姿を、裂邪が忘れる訳が無い

「こ、これは……ビオ!?」
「そんな、ビオさんが……どうして!?」
「ッ…それを御存知ですの?」
「主こいつ! 洞窟で見たカッコいいロボットバクよ!」
「ほ、本当ですか!?」
「少し形が違いやすが、間違いありゃせん……しかしこいつぁ……」
「…裂邪、説明シテ貰オウ」
「ビオは…俺の友達だ。あの時も…洞窟で「コッツバラム」にやられそうになった時も、俺を助けに来てくれた
 あいつが無闇に人を殺す筈がない!」
「はぁ……ナユタといい、今回といい……もはや奇跡ですわね」
「行くぞ、皆」

裂邪は紫のパスを取り出すと、それをバックルに翳した
瞬間、パスは紫色の流体に包まれ、膨張し、それは金の柄の剣となる

「ローゼちゃん、俺はビオを殺しはしない
 あいつは常に誰かの命令を受けてるようだった……そいつがビオに人を殺させているに違いない
 俺はあいつを…ビオを助ける」
「裂邪さん、しかしそれは―――」
「蓮華ちゃん」
「R-No.0…」
「…裂邪さん、貴方に何を言おうと止まらないのは知ってるつもりですわ
 貴方の真っ直ぐな心に惚れて「組織」に誘ったんですもの
 でも、これだけは絶対に守って……死ぬ事のありませんように」
「了解…ナユタ、南極だ。行けるな?」
『仰せの儘に』

ふわりと紫の流体が裂邪達を覆ったと思えば、
裂邪達の姿は忽然と、部屋から姿を消した



   ...To be continued

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