「うへぇ……氷の中がこんなことになってるたぁ思いやせんでしたねぇ…」
氷山の中には広い通路があった
それも氷の通路ではなく、近未来を思わせるメカニカルな通路
あちこちに赤や緑に明滅するLEDがあり、何処かを適当に触れば爆発でもしてしまうんじゃないかと考えてしまう
それも氷の通路ではなく、近未来を思わせるメカニカルな通路
あちこちに赤や緑に明滅するLEDがあり、何処かを適当に触れば爆発でもしてしまうんじゃないかと考えてしまう
「「氷山空母」……しかも改造されてるな
内装だけじゃない、さっきの「ゼンガー」とかと同じで他の都市伝説を無理矢理くっつけられてる」
「くっつけるって…そんなことが出来るんですか?」
「同ジ機械系都市伝説ダト考エバ容易イノカモ知レンガ……
少ナクトモ普通ハ無理ダロウナ」
『というより通常なら考えもしないだろうね』
「全くだぜ。なんつーか、悪趣味だよな」
「もっと悪趣味な奴が出てきたぞ」
内装だけじゃない、さっきの「ゼンガー」とかと同じで他の都市伝説を無理矢理くっつけられてる」
「くっつけるって…そんなことが出来るんですか?」
「同ジ機械系都市伝説ダト考エバ容易イノカモ知レンガ……
少ナクトモ普通ハ無理ダロウナ」
『というより通常なら考えもしないだろうね』
「全くだぜ。なんつーか、悪趣味だよな」
「もっと悪趣味な奴が出てきたぞ」
裂邪が足を止める
その視線の先には、3つの影があった
「サイボーグ」―――生命体が機械によって改造された存在
1つは上半身は人間のもののようだが、下半身が機械で出来ており、足のように長く伸びたブースターで浮いていた
1つは四肢が蜘蛛のように長いもので、その先端は刃物らしく鋭かった
1つは右腕から光の剣が伸びており、口はプロテクターで覆われていた
その視線の先には、3つの影があった
「サイボーグ」―――生命体が機械によって改造された存在
1つは上半身は人間のもののようだが、下半身が機械で出来ており、足のように長く伸びたブースターで浮いていた
1つは四肢が蜘蛛のように長いもので、その先端は刃物らしく鋭かった
1つは右腕から光の剣が伸びており、口はプロテクターで覆われていた
《β07-Cyborg-TekeTeke-Jetbooster+Launcher-Sky-1960……目標確認》
《β08-Cyborg-DarumaGirl-QuadrupleSword-Land-1960……目標確認》
《β09-Cyborg-SlitMouthWoman-LaserBlade+PlasmaCannon-Land-1960……目標確認》
「「テケテケ」、「ダルマ女」、それに「口裂け女」ぁ!?
魔改造も大概にしろよ!!」
「胸糞悪い……命を弄んでるとしか思えんな」
《β08-Cyborg-DarumaGirl-QuadrupleSword-Land-1960……目標確認》
《β09-Cyborg-SlitMouthWoman-LaserBlade+PlasmaCannon-Land-1960……目標確認》
「「テケテケ」、「ダルマ女」、それに「口裂け女」ぁ!?
魔改造も大概にしろよ!!」
「胸糞悪い……命を弄んでるとしか思えんな」
3機は同時に動き出す
ホバー付き「テケテケ」―――β07は、ブースター噴射口からミサイルを吐き出し、
足付き「ダルマ女」―――β08と、サイボーグ「口裂け女」―――β09は裂邪達に接近した
ホバー付き「テケテケ」―――β07は、ブースター噴射口からミサイルを吐き出し、
足付き「ダルマ女」―――β08と、サイボーグ「口裂け女」―――β09は裂邪達に接近した
「『バリアブル』! 『夢現』!」
「はい、ご主人様!」
「はい、ご主人様!」
ロッドの先端のリングから大きなシャボン玉が作り出され、ミサイルを全て受け止めて破裂する
続いて長い鼻から白い煙が噴き出されてβ08とβ09を包み込んだが、それらは平然としているどころか、その足を止めない
続いて長い鼻から白い煙が噴き出されてβ08とβ09を包み込んだが、それらは平然としているどころか、その足を止めない
「ちっ、効いてねぇみてぇだぜ!?」
「機械は夢を見ないってか…『角刀影』!」
「了解シタ」
「機械は夢を見ないってか…『角刀影』!」
「了解シタ」
シェイドが黒刀に変わると、裂邪は「レイヴァテイン」も刀に変え、
右手に黒刀、左手に「ティルヴィング」、そして口に「レイヴァテイン」を咥えて、
β08の足先の刃とβ09のレーザーブレードを受け止め、弾き返した
が、β09は更に大口を開いて砲口を出現させたと思えば、光線を放った
右手に黒刀、左手に「ティルヴィング」、そして口に「レイヴァテイン」を咥えて、
β08の足先の刃とβ09のレーザーブレードを受け止め、弾き返した
が、β09は更に大口を開いて砲口を出現させたと思えば、光線を放った
「どんだけ改造してんだよ…!!」
「ティルヴィング」を構えて光線を綺麗に跳ね返し、β09の頭部に命中する
ぼんっ!!という鈍い音と共に頭部が爆発し、白煙と血のような液体を垂れ流してがちゃりと倒れる
その様を確認し、続けて裂邪は3本の剣を構えて狙ったのはβ08だった
接近する裂邪を返り討ちにすべく刃を振るうが、ことごとく受け止められる
そして弾き返し、回転して竜巻の如き勢いで突撃し、切り刻んだ
ぼんっ!!という鈍い音と共に頭部が爆発し、白煙と血のような液体を垂れ流してがちゃりと倒れる
その様を確認し、続けて裂邪は3本の剣を構えて狙ったのはβ08だった
接近する裂邪を返り討ちにすべく刃を振るうが、ことごとく受け止められる
そして弾き返し、回転して竜巻の如き勢いで突撃し、切り刻んだ
「『シュトゥルム・ウント・ドランク』……からのぉ!!」
今度は裂邪をウィルが包み込み、彼はそのままβ07の元へと走り出した
ミサイルを発射して威嚇するβ07だが、全て無惨に切り落とされ爆発四散した
ミサイルを発射して威嚇するβ07だが、全て無惨に切り落とされ爆発四散した
「『焼き鬼斬り』!!」
横一文字に切り裂かれたβ07は、
「テケテケ」本来の姿を一瞬だけ取り戻し、跡形も無く砕け散った
ふぅ、と裂邪が溜息を吐くと、ウィルとシェイドが元の姿に戻る
「テケテケ」本来の姿を一瞬だけ取り戻し、跡形も無く砕け散った
ふぅ、と裂邪が溜息を吐くと、ウィルとシェイドが元の姿に戻る
「何とか片付きやしたね」
「今回理夢さんはお休みですね」
「馬鹿野郎、夢は見せらんなくともぶっ潰す事くらい出来らぁ……つぅかさっきから一々刺さるんだが」
「今は進もう、この狭い中で大量に来られると厄介だ」
「今回理夢さんはお休みですね」
「馬鹿野郎、夢は見せらんなくともぶっ潰す事くらい出来らぁ……つぅかさっきから一々刺さるんだが」
「今は進もう、この狭い中で大量に来られると厄介だ」
全員が頷き、更に奥へと進み始めた
その矢先だった
その矢先だった
「ッ! ご主人様、あれ!」
奥の方から新たな敵と思しきものがぞろぞろと顔を出す
それはさながら生物のように見えた
鋭い爪のある6本の腕、先端がハンマーになった尾、胸部には赤い水晶体があり、
目は左右に4つずつ、口はX字に裂けていた
裂邪達はその姿を見て驚愕した
それはさながら生物のように見えた
鋭い爪のある6本の腕、先端がハンマーになった尾、胸部には赤い水晶体があり、
目は左右に4つずつ、口はX字に裂けていた
裂邪達はその姿を見て驚愕した
《《《G...G...Z...G...Z...》》》
「コレハ……「平行世界」ノ裂邪ノ「ミュータント」デハ……!?」
『……そういえば、あのロボットはあの事件の後に学校町に現れたと言っていたね?』
「それって、細胞か何かを回収した、ということですか?」
「…待て、それどころじゃないぞ」
「コレハ……「平行世界」ノ裂邪ノ「ミュータント」デハ……!?」
『……そういえば、あのロボットはあの事件の後に学校町に現れたと言っていたね?』
「それって、細胞か何かを回収した、ということですか?」
「…待て、それどころじゃないぞ」
裂邪の言葉に、全員が「え?」と聞き返した
確かに姿は「ミュータント」と瓜二つだったが、下半身が異なるものだった
足ではなく、巨大な車輪だったのだ
この姿の意味が何か理解したのだろう、裂邪の表情は青ざめていった
確かに姿は「ミュータント」と瓜二つだったが、下半身が異なるものだった
足ではなく、巨大な車輪だったのだ
この姿の意味が何か理解したのだろう、裂邪の表情は青ざめていった
「ま、とにかくぶっ潰しゃあ良いんだろ? やってやるz―――」
「ミナワ、理夢に乗って大きめの『バリアブル』、理夢は割と急いでここを突破しろ」
「へ?」
「はぁ? 何で――――」
「良いから急げ!!」
「ミナワ、理夢に乗って大きめの『バリアブル』、理夢は割と急いでここを突破しろ」
「へ?」
「はぁ? 何で――――」
「良いから急げ!!」
裂邪に急かされ、ミナワは裂邪も乗った事を確認して理夢にバリアを張り、
理夢は舌打ちしつつ、迫りくる「ミュータント」の群れを縫うように走り始めた
瞬間、「ミュータント」が轟音と共に爆発し始めた
理夢は舌打ちしつつ、迫りくる「ミュータント」の群れを縫うように走り始めた
瞬間、「ミュータント」が轟音と共に爆発し始めた
「な、何があったんでい!?」
「言っとくが俺様じゃねぇぞ!?」
「やっぱり、あの身体は「パンジャンドラム」! イギリスで計画されていた自走地雷だ!」
「地雷って……それってもしかして……!」
「あぁ、こいつらは自爆専門の神風特攻隊だ!」
「言っとくが俺様じゃねぇぞ!?」
「やっぱり、あの身体は「パンジャンドラム」! イギリスで計画されていた自走地雷だ!」
「地雷って……それってもしかして……!」
「あぁ、こいつらは自爆専門の神風特攻隊だ!」
何分かかったのだろうか
爆煙の海を暫く走り続けていると、ようやく光が見えた
そこは部屋、というよりも広間に近く、これまで通っていた廊下とは比べ物にならない程広かった
先程の「ミュータント」達の姿も、何処にも見当たらなかった
爆煙の海を暫く走り続けていると、ようやく光が見えた
そこは部屋、というよりも広間に近く、これまで通っていた廊下とは比べ物にならない程広かった
先程の「ミュータント」達の姿も、何処にも見当たらなかった
「御苦労だった理夢、ここまでくれば大丈夫だろう」
「ぜぇ、ぜぇ………後で鱈腹夢喰ってやるからな」
『随分広いね、何も無いというのもおかしな話だ』
「ぜぇ、ぜぇ………後で鱈腹夢喰ってやるからな」
『随分広いね、何も無いというのもおかしな話だ』
シャボン玉が弾け、裂邪とミナワが理夢から降りた時だった
「フフフフ……無事にここまで辿りつけたようだね」
全員が声のした方を向いた
広間の向こうから歩み寄るのは、白衣を着た色素の薄い青年だった
広間の向こうから歩み寄るのは、白衣を着た色素の薄い青年だった
「ようこそ、歓迎するよ…黄昏裂邪くん?」
...To be Continued