裏街

【名前】 裏街
【読み方】 うらまち
【分類】 総称
【備考】 なし
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用語 組織 総称

【詳細】

魔王国で用いられる隠語。

実際に裏街という場所があるのではなく、窃盗、暗殺、誘拐といった後ろ暗く非合法な事柄を請け負う裏の民間組織の総称である。
公にできないものの、公然の秘密として存在し、魔王国で必要悪として活用されている。

いわゆるやくざ者や、マフィア、ギャングとかそういったものの総称と考えたほうがわかりやすいか。
裏稼業を意味するが、魔王国に敵対しているわけではないという。

蛇の道は蛇、という表沙汰に出来ないことをいろいろ任せていたところなのだろう。

だが、魔王大樹の村が出来て16年目の夏頃規模縮小に動き出し、
悪質なものは潰し、従うものは残すという形で整理が行われた。

これに関してはアルフレートティゼルウルザといった大樹の村出身の子どもたちがガルガルド貴族学園に入学することが決まったためであり、数年の間は活動を縮小するよう命令が下ったという。

もちろん、それに素直に従う組織ばかりではなく、抵抗するようなら魔王国の軍隊が潰して周り、表立って魔王に挑戦した組織は、三人のドラゴンによって制圧、排除された。
命知らずにも魔王を暗殺しようとした組織もあったようだが、とあるハイエルフの手引きで露見したとか(恐らくリグネ)。

その結果抵抗が無意味であると悟り、秋頃にはプギャル伯やグリッチ伯のところに仲裁を申し込んできたらしい。

結果として裏街は活動の縮小を受け入れることになるのだが… ぶっちゃけて言えばこれらの騒動は、裏街のような危険な組織がアルフレート、ティゼル、ウルザという、大樹の村の子供達に危害を加えないように、という魔王の配慮の結果である。
配慮というか、石橋を叩いて渡るというか、転ばぬ先の杖というか。

彼らになにか危険が生じようものなら、村長ルーティアハクレンが文字通り飛んで来るだろうし、魔王国としても魔王当人としても、大樹の村、吸血鬼、天使族、神代竜族を敵に回し破滅するのは回避したい。

作中で実際に手を出した某国は、天使族の攻撃で王が立て籠もっていた城が半壊し、ドラゴンにより主要産業の鉱業を支えていた鉱山脈がブレス一発で消え去り、吸血鬼がトップの某宗教の支援により王国が滅亡している。

何より、まずウルザが首突っ込みそうだと私は思う。誰だってそう思う。
力技な事柄にはウルザが、陰謀や謀略にはティゼルが嬉々として突っ込んでくると思う。
何が起ころうとも結果として大惨事になるのは火を見るより明らか、ということもあっての魔王の安全策だが、これが吉と出るか凶と出るかは今後の投稿しだいである。



――――隠してると、見ちゃいたくなるときってあるよね。

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最終更新:2024年02月06日 11:45