アルフレート

【名前】 アルフレート=タイジュ=マチオ
【読み方】 あるふれーと=たいじゅ=まちお
【分類】 人物 / 亜人吸血鬼)/ ハーフ?
【呼ばれ方】 アルフレート、アル兄(ティゼルを含め年下の兄弟達から)
【備考】 【村長とルーの第一子】【厨二病】【キアービットに子種を狙われている】
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ガルガルド貴族学園 ハーフ? ヒト ルールーシー 亜人 人物 吸血鬼 大樹の村 子供 男性 街尾火楽

【詳細】

大樹の村の村長である街尾火楽ルールーシー=ルーの間に生まれた第一子。長男。

村で初めて産まれた子供であり、本来血の契約で増えるらしい吸血鬼が出産した(恐らく)初めての子供。ティゼルは数ヶ月差はあるが同い年の妹。
つまり始祖さん以来となる史上2人目の生まれついての吸血鬼。その特別さも一入である。

幼少時には寂しさからか就寝時に父親の部屋へ訪れることが多々あった。これによって実母であるルー以外の女性と火楽の合体を目撃されるわけにはいかず…火楽の貴重な安眠の機会に繋がったとか(ルーとの合体が減らされたのかは不明)。

村長が時折見る夢ではどうやら父親のように畑を耕しているようだが…?

なお、年齢が近いウルザとアルフレートを婚約者としてまとめる話が出ており、
村長はまだ早いと決定を渋っているが、家中序列2位のルーと6位のハクレンが根回しを済ませているため大樹の村では実質的に婚約者扱いされている。

大樹の村での第一子ということもあり、村の子供達の中では成長の早いリザードマンを除けば一番大人びている。
五村での諍いの時も文句を言ってきた五村重役の子どもたちに対してしっかりした態度で詫びを入れている。(そしてそれを見たウルザが五村の子供の不遜な態度に怒りを燃やして…は、また別の話)

偉大過ぎる父親を持ったことと、周囲から次期村長を継ぐことに期待をかけられていたことが一時期重荷になっていたが、
「村長になるのに父の真似をする必要は無い」という父火楽のアドバイスによって大分気が楽になれた模様。グレることもなく真っ直ぐに育った。
もっとも、インフェルノウルフのケンカの仲裁ができる時点で既に色々おかしいのだが。

父の弛まぬ仕事(農業)をずっと側で見て、その成果を美味しく食べて育ってきたため農家や作物、そして父への敬意は人一倍持っており、
イースリーが学食のニンジンを好き嫌いで残した時は強烈な殺気を放った。というか「殺されたいのですか?」と脅した。
※アッポやグレプなど近縁種が微妙にズレた名前をしている中での「ニンジン」という捻っていない名前を鑑みるにおそらく火楽謹製。そりゃブチ切れ案件である。
このあとイースリーに滅茶苦茶ニンジンを食べさせた。

アルフレート10歳となる作中17年目春、ウルザティゼルと共にガルガルド貴族学園に入学。
自身の派閥名を【漆黒の楽園】にしようとしてウルザティゼルに「将来、絶対後悔するから」と指摘され揉めたせいで派閥名が正式に決まっていない。
一般的には【○○の派閥】になるのだが構成員がそう呼称するとアルフレートに睨まれ、【漆黒の楽園】にするとウルザティゼルに睨まれるため現在のところ派閥名の呼称が乱立する事態になっている。
現在の最有力候補は【お食事会】である。
そのように名称問題で揉めてはいるものの派閥の管理能力は極めて優秀で派閥内での対立は起こっていない。

弟妹であるティゼルヒイチロウのように、母親から受け継いだ能力が分かりやすく描写されたことはなく、
せいぜいが夜目がきく程度というものであったのだが、後に身の危険に直面した際に身体を霧化させ、
物理攻撃を一切無効にするというとんでもない戦闘能力の持ち主だったことが判明。
なお、この状態では自らの体で攻撃することは出来ないのだが、それを補う手段として自らの影から影の兵隊を無数に生み出して攻撃したり、召喚魔法を使うなど間接的な戦闘を可能にしている。

しかし、まだ年若い現在での霧化状態では確実に暴走してしまい、影の兵も無差別攻撃を行うことになる。
影の兵はこれまで村でも散々猛威を奮ってきたウルザの言をして「それほど強くないけど、執拗」と評されるほどの強さであり、
相対した相手は数の暴力で押し潰されることになるため大変危険。実際、村で召喚した時は火楽に滅茶苦茶叱られ自粛した。(ウルザの言から推測するにウルザでは対処できず火楽が呼ばれ、万能農具で処理したのではなかろうか)

火楽は本来はティゼルではなくナートとの3人で入学させるつもりだったのだが、暴走したアルフレートを抑えられないという
他ならぬウルザとナート当人が下した結論からナートの代わりにティゼルが同行して入学することになった。
村長も以前の事があったのですんなりと了承。
おそらくルーとティアの関係よろしく種族相性的に天使族でないと厳しいのだろうが、あのウルザの手に余るというあたり相当な戦闘力である。
当人は父を比較対象に自己評価を低く見ていたが、相性の不利でも尚現行の天使族最強と互角に渡り合う吸血姫(ルー)創造神の遣い(火楽)のサラブレッドが只者のはずがなかった。
…が。

「我は闇の王である!」

なんとなろう版549回で思春期特有のあの不治の病を患ってしまっていることが判明。
と思いきや、始祖さん曰く若い吸血鬼なら誰でもこうなるらしい。ああ、「記憶をリセット」ってそういう……
一時的に20代ほどの青年に成長し、カッコいい(香ばしい)名乗りとカッコいい(香ばしい)ポーズを取りながら派手な(香ばしい)魔法を放っている。非常に香ばしい。

とはいえ先述した戦闘能力は当然健在、むしろ更に強化され、霧化状態を解けば攻撃は通じるのだが即座に回復するうえ、魔法を連発する技量もある。
別の意味での暴走状態と化してはいるが、情に篤く仲間思いなど分別は付いている。
その戦闘力はいくらウルザが10代とはいえ、そのウルザをもってして「ほぼ無敵」と言わしめるほど。
彼が見映えよりも実戦向きの魔法に徹してしまえばそこらの武装集団では手も足も出ないという。
実際、ティゼルが駆けつけるまでに魔王国の正規兵2000人をクロイチとの2人だけで余裕をもって伸してしまっている。
更に追加で鎮圧に来た魔王国正規軍1万以上の軍勢を前にしてもなお不敵な構えで迎えていた。

しかし、彼も夢見る10代の男の子。巨大ゴーレムを見れば燃えずにはいられないロマンを胸に宿している。
(ティゼル)の作った巨大ゴーレムをアースが操縦しているところを見れば憧れないはずがなかった。
残念なことに巨大ゴーレムを精密操作出来るのは同じ土に由来するアースだけ。しかも操縦権はティゼルが握っている。
だが、たとえ隔離・拘留用の罠だと知っていてもゴーレムの胸部が開いて操縦スペースが露出し、「兄さま、合体よ!」とお膳立てされてしまえばノらない男ではなかった。
そう、アルフレートは火楽とルーから日本人の血(ロマンへの造詣)()()()の血を見事に受け継いだのだ。

なろう版647話にて温泉地でヨルゴーレムにガトリング砲を抱かせて運用している事が書かれている。勿論操縦席付き。絶対にアルフレートが見つけてはいけない代物だろう。

なお、当人は父・火楽の手厚い教育もあって割と正常な羞恥の感性を持っており、不幸にも暴走中の記憶はしっかり覚えているのもあって、
暴走状態が終わって平常に戻ると猛烈に後悔して消えたくなり、現実逃避して復活に10日ほど要する。
ティゼルは彼の暴走状態を「例のあれ」と呼んでおり、死体蹴り慰め用に彼の眼帯を携行している。それも複数。

なお、平常時では完全な健常というわけでもなく、言葉の通りに光と闇をそれぞれ纏うヒカルヒミコを見て触発されるなど、
年相応の、つまりは微笑ましい程度には染まっている。

なろう版405回 番外 嘘では成長して何故か戦争に参加しているリリウスリグル曰くアルフレートが戦場に出るとウルザ、ティゼルのみならず、ヒイチロウグラルラナノーンオーロラが駆けつける案件になるという。
エイプリルフール用、かつ火楽が見た夢の中の話であるのだが、少なくともウルザティゼルの部分が実際に起こっているため予知夢の可能性が浮上。
そして当の話の投稿日時は3月31日であって4月1日ではない。副題の「嘘」についても作中でリリウスの「嘘だって言ってくれよ」という台詞があるために予知夢の否定なのかが曖昧である。
色々と、…本当に色々と不穏ではあるが将来が楽しみな御仁である。

アニメ版では第12話(最終話)で出生。火楽が父親の自覚を抱くこの一大イベントを1クールの締め括りにするため、ルーの懐妊・出産の時期が1年ほど後ろにズレている。
具体的には彼の誕生が発端となったラスティ襲来の前だったのが、同じく誕生を聞きつけ来村した始祖さんの帰省後になっている。
また、アニメでは話の都合で妊娠しているのはルーだけとなっている。
また、第12話のEDも最終回仕様になっており、アルフレートが出演している。

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最終更新:2023年10月31日 18:40