ウルザ

【名前】 ウルザ=マチオ
【読み方】 うるざ=まちお
【分類】 人物 / 人間?(作者作成の登場人物表では『英雄?』)
【呼ばれ方】 ウルザ、正体に気付いた者からはウルブラーザ、ウル姉
【備考】 【元英雄女王】【元死霊王】【大樹の村子供集団一の武闘派】【ハクレンの膝蹴り後継者候補】
ページの登録タグ:
ガルガルド貴族学園 ハクレン ヒト 人物 人間 大樹の村 女性 子供 英雄? 街尾火楽 養子

【家族構成】


【詳細】

火楽ハクレンの養女。
初登場時の年齢は、5歳から6歳。

本文では「特徴的な髪の色」と書かれているが、書籍版でイラスト化された際は金髪のロングヘアーに描かれた。書籍版7巻、8巻、12巻表紙に抜擢された。
コミカライズ版169話にてコミカライズ版ウルザが、白金髪碧眼のロングヘアー美少女として登場、容姿は書籍版よりも若干歳上っぽく描かれている。
普段は金髪だが光の反射が虹色になる模様。
大事な事なので重ねて記載する、かなりの美少女である。

性格は良くも悪くも積極的であり、養母のハクレンの影響もあってその猪突度に磨きがかかっている。
また、非常に頑固な面がある一方で責任感は極めて強く、ゴール達が村を離れて以降は村の子供達の姉の立場を背負っている。

その正体は、かつて魔王と相討ちになった英雄女王ウルブラーザ
魔神による世界破滅計画の一環として死霊王として復活させられ、魔神の封印を解く役割を担っていた。
しかし、その途上、遺跡調査に来ていたハクレンに出くわし、しかも彼女の機嫌が最悪級に悪かったため、出会い頭に蹴っ飛ばされた上、聖属性のブレスをこれでもかというほど叩き込まれてしまい、浄化を通り越して、少女として蘇生されたのがウルザである。(※過去の英雄女王としての彼女の詳細は『ウルブラーザ』に記述)
幼女化し且つ過去の記憶が無い状態での復活とはいえ、本人が存在する事が知れ渡ると近隣諸国がややこしい自体に陥るため諸々の事情はふせられた上で火楽が引き取ることになる。
なお火楽はウルザが英雄女王であることを知らず、気付いていた面々も緘口令を敷いているため真実を知る者は多くない。
ただわかる人にとっては、見ただけでわかるらしく、魂を見てウルザが只者ではないと見抜く者や、その正体を見て知ってしまう人物も出ている。極限られた上位能力者に限るが。

蘇生前の記憶についてはほとんど覚えていないが、ハクレンの行動が魂にまで刻み込まれていたのか、当初は彼女だけ嫌っていた。
後に、大事な土人形ハクレンの鱗の粉末で強化したことをきっかけに、彼女にも懐くようになり、事実上の母娘といっていいほど関係が深まる。基本的にハクレンと一緒に同じベッドで寝ている事がコミカライズ版の205話に描かれていた。ローテーションの当番時以外は、一緒に寝ているのであろう。

前世のウルブラーザが身につけていた、人間でありながら神さえも殺せる領域まで上り詰めた武勇とカリスマ性をある程度引き継いでおり、少女としてはありえないほどの戦闘能力と闘争本能を持つ。
7歳程度の時点で、クロと共同で大型のゲートボアを撃破。第8回武闘会(12歳程度)で一般の部優勝している。
また剣聖の剣技はウルブラーザの剣術が元になっているため、元剣聖のピリカと戦った際には相手の動きが手にとるようにわかったらしく、完封勝利をしている。
ヒトエは「一度完成した後、壊してまた作り上げたような…… 英気の塊? 英雄の卵? いや、大人の英雄を無理矢理に卵に押し込んだような……」と表現している。
他にも機会があれば強力な武具に心惹かれたり新たな武術を習得(英雄女王時代の技を取り戻していく?エカテリーゼ曰く「まるで忘れていた技術を思い出しているかのよう」)してより強くなる事に余念がない。

料理の腕は…ナートと一緒にカボチャ料理を作るが、初作品は見様見真似だったので六人の犠牲者を出してしまった。
その後は鬼人族メイドが教えたりしてそれなりに作れるようになったが、基本的に火力が強すぎてしまうという調整に難があった。
しかしそれに気づいた火楽がチャーハンを教えたことでアンも認める料理を作れるようになった。
(書籍7巻表紙での箸の持ち方から、手先は不器用なのかもしれない※髪&眼球色からウルザと思われるが人違いだったらごめんね)

養父火楽の愛情は十分理解しており、彼や彼が作った大樹の村の面子が潰されたと判断した時は即座に実力行使に向かっている。
…殆どとばっちりとなった五村警備隊は哀れとしか言いようがないが。
この騒動の罰として年長組の子供は火楽から謹慎三日を言い渡された。

「謹慎の理由はわかるな?」

「喧嘩の時、手加減したから?」

「違う!」


ハクレンからはアルフレートとの婚約を望まれており、アルフレートとウルザの両方の父である火楽が認めれば婚約が成立するが、火楽がウルザにはまだ早いとして見送られている。

ウルザ13歳となる作中17年目春、アルフレート、ティゼルと共にガルガルド貴族学園に入学。
獣人族の男の子たちが予め形成していた派閥にそのまま入り、後に派閥のナンバーツーとなる。(ナンバーワンはアルフレート)
この学園編で作中としては初めて、ウルザの視点から物語が語られることになるのだが、それまでの暴れ方に反して意外にも思慮深く、むしろアルフレートとティゼルの暴走を抑える側になっていたことが判明。
もっとも、自分を狙っていた暗殺者の集団をあえて誘き出して返り討ちにするという危険な行動を行い、制圧した暗殺者たちと友達になろうとするなど、破天荒ぶりも健在。
同級生のイースリーとはニンジンの食べ残しを咎めていきなり蹴り飛ばすという口よりも先に手が出るという酷い出会いであったが、後にウルザが友人として気に入ったようで、大樹の村に帰省する時には一緒に連れてきたりもした。

+ タグ編集
  • タグ:
  • 人間
  • ハクレン
  • 女性
  • 子供
  • 養子
  • 街尾火楽
  • ガルガルド貴族学園
  • 大樹の村
  • 英雄?
  • 人物
  • ヒト
最終更新:2024年07月21日 08:23