【名前】 |
マルビット |
【読み方】 |
まるびっと |
【分類】 |
人物 / 亜人(天使族) |
【呼ばれ方】 |
マルビット |
【備考】 |
【天使族の族長】【ガーレット王国の天翼巫女】【陰険天使】 【チェスチャンピオン】 |
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- チェス ヒト マルビット 亜人 人物 天使族 天使族の里 天翼巫女 女性 母親
【詳細】
キアービットの母親。書籍版9巻の巻頭カラー絵で
ルィンシァ共々登場。
キアービットの母親ではあるが、髪を背中まで伸ばしてリボンの代わりに翼の冠のようなサークレットを着けた
ティアといった風体。書籍版カバーイラストでは上半身はティアと同程度の肌露出であるが、下半身はティアはスカートの下にズボンを履いているのに対してマルビットは履いていない事が確認できる。
おっとり、ほんわかした喋り方をし、きっちり几帳面な娘とは逆のキャラクターをしている。本当に親子なのだろうか。
キアービットが
大樹の村に移住して以降、「ゴービット」という偽名を用いて
ガーレット王国の
天翼巫女を代理で務めている。
料理上手らしいが、村での美味な食生活に慣れきっていたキアービットの舌には物足りなかったらしい。
かつて他の天使族の伴侶はそれなりの試練を突破した立派な男性ばかりの中、顔がいいだけの人間の男性に惚れ簡単な試練を与えて突破させ伴侶にしたことがある。
天使族とただの人間では寿命が異なるため数百年前に死に別れているようだが特に引きずっている様子はない。
里帰りしたキアービットについていく形で村にやってくると、娘が意中の男性ではなく
その息子を伴侶にしようと逃げ腰でいたのを悟り、
自分の友人(つまり未婚の独り身)を体験談に出して鼓舞した。
それがうまくいくかはわからないが、旦那と死に別れ数百年たっているから新しい恋に生きたって良いとして、自らも村長を狙っているような行動を取っている。
村では半纏を着用してコタツにもぐるなどぐーたらな生活をしているようだが、その実
クロヨンに対して
チェスで勝ち越すなどスペックは高い。チェスでクロヨンと互角になってからはチャンピオンになる時期もある。
さらにこっそり村で使われる技術を調べデータを取っていたらしい。
ガーレット王国の仕事を放棄して大樹の村に移住するつもりも見せていて、最初はさすがに冗談だろうと思われていたが、
ルーに家を建てる相場や村での仕事について相談しているのでかなり本気だったと思われる。
春になると同時に
ルィンシァ共々名残惜しみながら里に戻っていった。
その後もルィンシァと冬になる前に村にやってきてはそこで冬を越して里に戻るというサイクルで訪れている。
マルビットといえばコタツであり、村にやってきた時にまだコタツが出されていなければ早く出すよう火楽にせっつき、また春にコタツが片付けられそうになるとしがみついて抵抗するのが風物詩となっている。
「コタツがないけど!」
冬にコタツにこもってぐうたらし過ぎた結果、18年目の春には余分な栄養が体に贅肉としてつくのではなく翼に行く天使族の特性から、厚みがあって羽量が多いゴージャス感五割増しな翼になってしまいティアやルィンシァ、キアービットたちから責められた。
表向きは前述した通りだらけた姿を見せ、ルィンシァには度々しばかれ…と威厳の欠片も見せないが族長の地位は伊達ではなく、
村長の知らないところでは
魔王国や
コーリン教等の重要人物が集まる村を利用して情報交換等しているようだ。
天使族の長という立場ゆえか他の種族の重鎮にも顔が知られており、魔王の妻の
アネ=ロシュールが初めて大樹の村にやって来た時には「長がこんなところでグダグダしてるんじゃない」と激しく罵倒されたり、
リグネとも500年前に顔見知りで以前は「陰険天使」という悪口を言われていた。なおリグネからは「模擬戦での敗北を政治で取り返そうとするやつ」という微妙な評価ももらっている。
また、大樹の村で天使族の集団飛行を行う際には編隊の中心で指揮を執ったり、魔王都でアルフレート達が襲撃された報復をゴールゼン王国に行った際には天使族の一編隊を率いていたり、長らしい行いを見せる機会もある。
最終更新:2024年08月06日 21:37