概要
『大佛廻國』は、キングコング映画とほぼ同時期に公開された、日本最古の特撮映画の一つである。また、1900年代初頭の日本映画の長年の主力であった枝正義郎が監督・製作した最後の映画でもある。
この映画は特殊効果に重点を置いた特撮映画に分類され、ストーリーは、高さ 33 メートルの巨大な仏像に焦点を当てている。大仏は生き返り、主に観光名所を見て回り、雲の中を飛んで東京に向かう。雑誌での説明でのみ知られているこの映画には、芸者が手のひらで踊っている間に仏像が休んでいるシーンなど、いくつかの注目すべきシーンがある。また、天国と地獄を舞台にしたカラーシーケンスもいくつかある。
この映画は複数の映画シリーズの第1弾として計画されていたが、限られた数の劇場でのみ上映され、その後紛失した。この映画の制作に関わった何人かの人々によると、彼らが持っていた唯一のコピーは第二次世界大戦中に破壊されたとのことである。唯一知られている画像は雑誌の記事からのものであった。
2018年には、枝正氏の孫の承認の元リメイクした『大仏廻国 The Great Buddha Arrival』が日本の劇場で公開された。
メディアギャラリー










外部リンク
- Daibutsu Kaikoku (lost Japanese kaiju film; 1934)
- BEHOLD! The Giant Buddha Statue Comes Alive!
- J・KOYAMA・LAND番外地
- https://www.imdb.com/title/tt1278031/
- リメイク版のFacebook