リアクティブ・アーマーは、
数字落ちとなった『十神(
遠上家)』の魔法。
個体装甲魔法で、破られると同時に『その原因となった同種の力』に対する抵抗力が付与されて再構築される。
特徴としては、
CADを使用せずに即時展開出来る。最初に片手を覆うほどの
想子の膜(
無系統魔法のシールド)を形成し、それを踏み台に全身を覆う本格的な魔法シールドを展開する。十の魔法師には劣悪な状況下、
CADを使用出来ないケースでも任務を遂行できることが求められたからである。
ただし、
CADを使用しないといっても
超能力によるものではなく、ちゃんと
魔法のシステムに則って作動している。
遠上茉莉花には生まれつきリアクティブ・アーマーを瞬時に作動出来るショートカットがあり、
超能力者並みの高速発動が可能である。
元老院・
安西勲夫の部下である
紀藤友彦が
遠上茉莉花を「
魔法師と
超能力者との素質を併せ持つ特異な個体」と表現し、
千葉エリカが「へえ……『ハイブリッド』なんだ」と発言したのは、このような性質のゆえである。
もう一つの特徴としては、二酸化炭素を一方向に排出する一方で酸素や窒素などを透過して(外部から取り入れて)シールド内で酸素不足を起こさないようにする「選択的透過性」である。
十神家は、自分自身を守るリアクティブ・アーマーしか開発出来なかったために
数字落ちしてしまったが、他の「能力不足」で
数字落ちした家とは違い、装甲の強度は
十文字家や
十山家に劣らない。
ゆえに、十の家に課せられた『防御』ではなく、『特攻』の用途を求められて改良された。
使用者
登場巻数
キグナスの乙女たち1巻、
キグナスの乙女たち3巻、
キグナスの乙女たち4巻、
キグナスの乙女たち5巻、
メイジアン・カンパニー1巻、
メイジアン・カンパニー2巻、
メイジアン・カンパニー4巻、
メイジアン・カンパニー5巻、
メイジアン・カンパニー8巻
コメント
用語 魔法
最終更新:2024年11月23日 16:10