【基本データ】
●全長132mm ●全幅86mm ●全高48mm
●Item No:18046
●本体価格600円 ●1995年2月28日
【本体内容】
TYPE系シャーシのアバンテとしては珍しく、RCカーのJr.版ではなく漫画からの立体化。
シャーシは
TYPE-5。
ギヤは5:1と4.2:1が付属。モーター付き。
ホイールは
アバンテJr.型の蛍光オレンジ。
ボディは
ミニ四駆のアバンテとしては3代目(BSなどは除く)だが、2001Jr.の進化版というわけではなく、
フロントノーズ、リヤウイングやコックピット後方部の形状などからも分かる通り初代アバンテの進化版。
具体的には、
アバンテJr.から
- サスペンションの簡略化
- フロント・サイドウイングの追加
- コックピット両サイドのエアインテーク開口&スリット追加
- コックピット後方のスリット(エアエスケープ?)の形状変更
などの変更が行われている。
アバンテ系のボディとしては珍しく、成型色が白(代わりにステッカーの配色が青系)。
【漫画、アニメでの活躍】
漫画&アニメ「レッツ&ゴー」でフルカウルの原型として登場。
レツゴのシリーズとしては唯一の
レーサーミニ四駆である。逆に言えば、
レーサーミニ四駆としては唯一レツゴからの立体化。
原作漫画ではフロントウイングの根元に小さな垂直翼があった。
土屋博士曰く「私の夢を形にした最初のマシンなんだ!」との事で、こちらでは土屋博士が開発した模様。
原作・アニメ共に、このマシンが
フルカウルミニ四駆の原形となったことが語られている。
上記の通り原作では土屋博士が作ったようだが、アニメ版では岡田鉄心先生が開発したらしいことが示唆されている。
また、原作ではただ単にセイバーのプロトタイプとしての登場だったが、アニメでは伝説のマシンとして一部のレーサーには知られていて、土屋博士いわく「過激なマシンで子供たちの手に余っていた」為に一般に出回らなかったとされる。
…の割にはMAX編で再登場した際に「クラッシックマシン」と馬鹿にされているので、市販化自体は一応されていたか試験販売でもされたのか、いくらか出回ったものの子供たちが扱えずに全く売れなかったとか本格的な市販は断念したとかなのかもしれない。
ちなみに、原作漫画でこのマシンを奪った企業スパイを追跡するのに土屋博士が持ち出した飛行機は、恐らくフォッケウルフFw-190と思われる(機首形状などから多分、高高度飛行能力の低さが問題になった初期型)。
メッサーシュミットMe-109(Bf-109)ではなくFw-190をチョイスするあたり、こした先生も良く分かってらっしゃるw
単純に通、というわけではなく、クルト・タンク氏とメッサーシュミット氏は「戦場に必要なのはサラブレッドではなく屈強な軍馬である」という考えのもとパイロットのみならず整備士のことも考えた機体開発をしていたクルト氏と「機体が高性能ならパイロットの腕は関係ない」と機体性能重視で開発を進めていたメッサー氏の対比は、土屋博士と大神博士の対立構造に通じるものがある。
また、原作で空力研究のサンプルとして使っていた航空機倉庫にゼロ戦がある。
アニメ版の空力研究用航空機倉庫のシーンでは、F-15(ミサイル付きw)やMig-25系の機体、さらに当時試作中だったF-22(YF-22)とよく似た機体まであるw 空力研究なのになんでステルス機まであるんだwww
F-15はアニメ版でスーパーアバンテがジャンプして上昇気流に乗るシーンでも背景に描かれている。
なお、こちらでは追跡は普通に車でやってるw
初登場からだいぶたったMAX編で、ボルゾイを抜けた服部竜平のマシンとして久々登場。本シリーズ唯一の
レーサーミニ四駆である。
フルカウル全盛期であるこのご時世に
レーサーミニ四駆という事でクラッシックカーだと馬鹿にされるものの、フルカウルでもないのに小径タイヤというセッティングや(少なくともアニメ世界においてこの組み合わせは型破りとされている)コースの天候などを計算しつくした竜平のレース構築によって、豪樹の
マックスブレイカーを下しGJCサマーレース関西予選を見事1位で通過する快挙を見せる。
そのままボルゾイにジャックされたサマーレースも走り切ったが、その後は新マシン
ストームクルーザーを開発した事で代替わりしている。
【VIP内での評価】
【公式ページ】
【備考】
さらに、シャーシをS2に変更した
RS版も発売されている。
最終更新:2024年07月06日 21:02