タンジェリネ・プレス ブランドバーク卿杯特別号第一弾
第二大陸暦986年5月4日
★ブランドバーク卿杯、明日から!
我が国古参の商家にして現市議であるブランドバーク家主催の祭典、『ブランドバーク卿杯』が明日開幕となる。
既に市城壁内の宿泊施設はすべて満室、開会式チケットは売り切れとなっている。
既に市城壁内の宿泊施設はすべて満室、開会式チケットは売り切れとなっている。
ブランドバーク卿杯は全行程10日で、間違いなくシュトラント一番の祭典である。
長い伝統を持つこの祭典に、今年からあるルールが追加された。冒険者部門でのギルド総合評価ルールである。
長い伝統を持つこの祭典に、今年からあるルールが追加された。冒険者部門でのギルド総合評価ルールである。
ショアベルツをはじめとして、グランツランドの国々にはこれまでギルドの総合評価システムは存在しなかった。しかし、一昨年大陸統一の冒険者協会が発足。我が国でもその運用開始が急がれる中、お試し企画として、今回冒険者部門の6フィールドにおいて仮採点が行なわれることとなった。
これに対し、採点主催者が上位入賞ギルドへの商品贈呈を決定。何が優勝記念品になるかは、開会式で発表されるという。
ちなみに、冒険者部門に規定された種目は、ソロコロシアム部門、カルテットコロシアム部門、ビギナーズ部門、ダンジョンアタック部門、アイテム探し部門、カルテットトライアスロン部門の6つである。
これに対し、採点主催者が上位入賞ギルドへの商品贈呈を決定。何が優勝記念品になるかは、開会式で発表されるという。
ちなみに、冒険者部門に規定された種目は、ソロコロシアム部門、カルテットコロシアム部門、ビギナーズ部門、ダンジョンアタック部門、アイテム探し部門、カルテットトライアスロン部門の6つである。
材料確保問題に悩まされていた料理部門だが、数日前に“七番目の枝”に所属する冒険者によってエルミナ近郊で発見されたドラゴンパピーが駆除されたため、昨日安全宣言がなされ、現在は通常通りの漁業・往来船の運行が行なわれている。
辞退を表明したシェフたちには、主催者側が試食時期の延期を発表した。
やはり料理対決部門はこの祭りの花形であるため、どうしても参加者の減少は止めたいようだ。
辞退を表明したシェフたちには、主催者側が試食時期の延期を発表した。
やはり料理対決部門はこの祭りの花形であるため、どうしても参加者の減少は止めたいようだ。
ソロコロシアム部門でも、懸念された前回優勝者アガサ・ウェリンディア嬢が代理人を通じ参加を表明。現在彼女はミッションのため、ショアベルツ帰国の祭典2日目に帰国、エントリー予定である。
尚、当紙では本選直前のアガサ嬢へのインタビューを予定しており、その内容は祭典3日目の特別号2をお待ちいただきたい。
尚、当紙では本選直前のアガサ嬢へのインタビューを予定しており、その内容は祭典3日目の特別号2をお待ちいただきたい。
★緊急参戦!
ギルドの仮採点を聞き、国外の有名ギルドが続々参戦を発表している。
まず、通常興行目的で来国していた“ホーフェッツ一座”が参加表明。エンターテイメント性の高い「見せる」戦闘に定評がある。
まず、通常興行目的で来国していた“ホーフェッツ一座”が参加表明。エンターテイメント性の高い「見せる」戦闘に定評がある。
更にガスパール探索に参加していたメイスケ・ソノエ氏のギルド“泉臣(センシン)”が既に国元で派遣チームを結成。メイスケ氏はショアベルツで派遣隊と合流し、その責任者になる予定である。尚、泉臣はサムライをはじめ武闘派として名高く、真剣勝負一騎打ちを好む。他の冒険者ギルドとは違い、戦闘を通した自己鍛錬に重点を置いた集団で、今回はコロシアム部門とダンジョンアタック部門に集中的に参加するのではないかと予測される。
次回 5月7日夕方 特別号2
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