タンジェリネ・プレス 第三号
第二大陸暦986年5月16日
★ブランドバーク卿杯、無事閉会
ショアベルツ最大の祭典が、10日間の行程を無事終了した。
今年は冒険者部門を中心にかなりの波乱が巻き起こった。特にビギナーズ部門の決勝戦では、一時魔族の襲来でダンジョンとの中継が途切れるなど、ハプニングが起こった。
更に、ソロコロシアム部門のコロッセオで爆発物が発見されるなど、多くの妨害工作があったことを終了後にカッツェガッセ市長が公表している。
今年は冒険者部門を中心にかなりの波乱が巻き起こった。特にビギナーズ部門の決勝戦では、一時魔族の襲来でダンジョンとの中継が途切れるなど、ハプニングが起こった。
更に、ソロコロシアム部門のコロッセオで爆発物が発見されるなど、多くの妨害工作があったことを終了後にカッツェガッセ市長が公表している。
料理部門では、ダークホースが優勝の栄冠を手にした。
冒険者を中心とした市民層から支持を得た屋台のシェフ、ゲオルゲ・ホーフェン氏による、4種のテイクアウト料理が今年の優勝者となった。
筆者はホーフェン氏の料理を何度か食したことがあるが、混戦の今年の祭典では地元で食材を手に入れるルートが確立していたことが彼を優勝に導いたに違いない。
一度は食す価値のある、とだけ評しておこう。なぜなら氏のメニューは週代わりで、毎週新鮮で変化に富んだものを食べることが出来る。
冒険者を中心とした市民層から支持を得た屋台のシェフ、ゲオルゲ・ホーフェン氏による、4種のテイクアウト料理が今年の優勝者となった。
筆者はホーフェン氏の料理を何度か食したことがあるが、混戦の今年の祭典では地元で食材を手に入れるルートが確立していたことが彼を優勝に導いたに違いない。
一度は食す価値のある、とだけ評しておこう。なぜなら氏のメニューは週代わりで、毎週新鮮で変化に富んだものを食べることが出来る。
★“七番目の枝”優勝!
市民の注目を集めたギルド総合成績は、事前の人気に違わず、七番目の枝が初代優勝となった。2位となったギルド泉臣とは僅差の勝利であった。
波乱ずくめだったビギナーズ部門は、審議により七番目の枝が勝者とされた。代表者のコメントを手に入れるべく記者はメンバーへの取材を試みたが、取材活動期間中は極秘ミッション中とのことで、コメントを掲載することは叶わなかった。
このまま七番目の枝が前評判どおり押し切るかとも思われたが、アイテム探し部門でまさかの一般人が優勝、カルテットトライアスロン部門ではライバルギルド泉臣、そして大穴のロンリースフィンクスが上位に入り、七番目の枝有利がゆらいだ。
しかし、採点上有利になるライン以上にすべての競技で確実にチームが入賞していた。
しかし、採点上有利になるライン以上にすべての競技で確実にチームが入賞していた。
流れを引き戻したのは、ソロ&カルテットのコロシアム部門でのことだった。
泉臣がカルテットコロシアム部門でつまづいたところで、ソロコロシアム決勝の前日時、ほとんど二つのギルドのポイントが競っていた。
泉臣がカルテットコロシアム部門でつまづいたところで、ソロコロシアム決勝の前日時、ほとんど二つのギルドのポイントが競っていた。
ソロコロシアム決勝リーグでは、優勝候補アガサ・ウェリンディアの応援チーム席に狙撃の矢が入り負傷者を出た上、爆発物騒ぎが起こるなど、一部市議から中止の要請があったにもかかわらず、市長をはじめ祭典実行委員会は決勝戦を敢行。3千人の観客が見守る中で、アガサ・ウェリンディアとメイスケ・ソノエの決勝戦が行なわれた。
激戦の末、アガサ嬢が戦いを征した。
激戦の末、アガサ嬢が戦いを征した。
これにより七番目の枝の優勝が確定した。
七番目の枝には優勝賞品として、ギルドハウスの家賃一年分が贈呈された。
さらに記念として、七番目の枝のギルドハウス内にある喫茶店『誰がための間奏曲』では、優勝記念で優勝日翌日から一週間ドリンク一杯が配られている。
七番目の枝には優勝賞品として、ギルドハウスの家賃一年分が贈呈された。
さらに記念として、七番目の枝のギルドハウス内にある喫茶店『誰がための間奏曲』では、優勝記念で優勝日翌日から一週間ドリンク一杯が配られている。
★ヴェルフェルト市議逮捕
爆発物騒ぎの指示をしたとして、市議であるヴェルフェルト氏が市警備局に逮捕された。
同市議は、市長と対立する保守派の一人。市長の進行させるいくつかの政策で不利益を被る団体を擁護しており、最近では市長の進めるゴミ焼却錬金炉の建設に反対していた。
ヴェルフェルト氏を支持していた人々からは、市長の陰謀説・冤罪説が飛び交っており、祭典が終わった市庁舎の前には、警備局に市議の解放を求める集団が座り込みを始めている。
ヴェルフェルト市議は、現在警備局の独房にいると推定されている。
同市議は、市長と対立する保守派の一人。市長の進行させるいくつかの政策で不利益を被る団体を擁護しており、最近では市長の進めるゴミ焼却錬金炉の建設に反対していた。
ヴェルフェルト氏を支持していた人々からは、市長の陰謀説・冤罪説が飛び交っており、祭典が終わった市庁舎の前には、警備局に市議の解放を求める集団が座り込みを始めている。
ヴェルフェルト市議は、現在警備局の独房にいると推定されている。
★巨大モンスター現る?
シュトラント全域で、従来見られたことのないロック鳥をはじめとした巨大モンスターが目撃されている。
まだ被害などの詳細は明らかではないが、辺境の村落では巨大集落に怯える日々を送っている。
まだ被害などの詳細は明らかではないが、辺境の村落では巨大集落に怯える日々を送っている。
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