手巻首巻縊巻(てまきくびまきくびりまき)
ある組頭が江戸の麹町で酒宴を開き、ある同心も客の1人として来るはずだったが、なかなか現れない。やがて現れた同心は「急用があるので断りに来た」と言って帰ろうとした。組頭が訳を問いただすと「首をくくる約束をした」と言い、しきりに帰ろうとした。組頭はその同心が乱心したと見て、酒を飲ませて引き止めたところ、やがて同心は落ち着いた。──Wikipedia『縊鬼』
基本情報
仮想全高 | 6m |
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仮想質量 | - |
存在規模 | 三号級 |
穢装等級 | 等級Ⅲ |
ステータス
存在強度 | F / 基本的な攻性祭具を弱点とする。 |
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疑似知覚 | ? / 五感があるかは不明。ただし希死念慮は遠距離でも知覚する。 |
穢装出力 | A / 強力な精神汚染能力を持つ。 |
空間機動力 | E / 浮遊しながら一般的な歩行速度で移動する。 |
知能 | 人間と同程度と推測される。言語は発さない。 |
概要
骸骨のようにやせ細った人型が、白い着物を左前に纏った姿をした不気味な界異。額部から1~2本の角が生えている。
伝承上の妖「縊鬼(いき、いつき、くびれおに)」の類縁種と考えられている。
伝承上の妖「縊鬼(いき、いつき、くびれおに)」の類縁種と考えられている。
半径100m範囲の人間に対し、精神に影響する穢れによって強烈な希死念慮を発生させる。この穢れに影響された人間はどんな事情を差し置いても、即座に自殺を行おうとする。
また、自身の1m付近まで対象を疲弊させる効果のある特殊な穢れを発しており、生物が接近すると倒れるほどの気だるさに襲われる。この効果は物品にも影響し、遠距離攻撃は速度を失い命中前に落下する。
また、自身の1m付近まで対象を疲弊させる効果のある特殊な穢れを発しており、生物が接近すると倒れるほどの気だるさに襲われる。この効果は物品にも影響し、遠距離攻撃は速度を失い命中前に落下する。
界異本体は物理的な攻撃を行わないが、敵対者に対しては天井ないし上空から首つり縄を下ろし、首に引っかけて吊り上げることで窒息死を誘発させるという行動を行うこともある。
この縄も穢れでできており、首に穢れの痕をつける。穢れの痕が消えるまで(1ヶ月~半年)の間、対象者は鬱の傾向が強くなる。
この縄も穢れでできており、首に穢れの痕をつける。穢れの痕が消えるまで(1ヶ月~半年)の間、対象者は鬱の傾向が強くなる。
推奨対処法
最も大切なのは被呪耐性のステータスが高く、精神の強い祓魔師で対応にあたること。
精神汚染効果の穢れを突破してしまえば、近接系攻性祭具であれば数発命中させるだけで討伐が可能である。
精神汚染効果の穢れを突破してしまえば、近接系攻性祭具であれば数発命中させるだけで討伐が可能である。
発生場所
過去に自殺した人の多い場所(自殺名所)を好む。また、ストレス値の高い環境のオフィスビルや学校などにも出現が確認されている。
逆に活気のある場所や幸福度の高い場所には近づきたがらない。
逆に活気のある場所や幸福度の高い場所には近づきたがらない。
関連ページ
随時追加予定...
権利情報
権利者 | 霧島明 |
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コンタクト先 | Twitter:https://twitter.com/museum1127 |
他作品での使用範囲 | 自由にご使用ください。縁起としての使用も可。 |
登場作品 | 『20██年8月-12月 呪詛犯罪記録(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21735012)』 |