ミームセル

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yukke

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ミームセル 工事中

初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった
新共同訳,ヨハネによる福音書 第1章第1節

概要

このカノンは情報、思考、ミームが我々が存在している現実に対して影響を与えるということを中心に独自設定、独自解釈などコンセプトにして作られています。
矛盾や間違い、無理な設定があるかもしれませんが、作成者の面白そうを最優先にして作っていくのでいろいろとご容赦ください。

タクティカル祓魔師内部でご使用する分にはどの様に扱ってもらっても大丈夫ですが、外部に出すのはやめてください。

このページの書き方はFEATO式世界線様を参考にして作られています。この場をお借りして感謝を申し上げます。

世界観について

現代よりも少しだけ未来のお話となります。
界異との戦い、他国や国内派閥との政治を中心においていますが、このカノンでの祓魔組織や界異、穢れ、加護などは秘匿されてるのが特徴です。

そして何よりも大きいのが、人間は人間のままでは人間基準の行動しかできません。握力を1t出すことも、時速300kmで走ることも、頭をハンマーで殴られ生き残ることも不可能でしょう。
詳しくは後述しますが、だからこそ祭具があり、人体改造があります。もしも、素の状態でそれらができていれば、その存在は人間ではなく別の生物であり、人間では到底理解できない何かでしかありません。

簡易独自設定まとめ

  • この世界では祓魔師を初め、加護、穢れ、界異、オカルト的な事は一般には知られていない。
  • ここで登場する日本国内閣情報管理局(2001年までに存在した環境庁神祇部を内閣情報調査室が吸収したもの)は界異から人命を守るものとして超法規的組織である。
  • この世界では人間という存在、情報であることはオカルト的、世界の法則的にも重要な意味がある。これは身体能力やオカルト能力の上限、下限を指すものや、他の生物からどのように認識されるかなどであり、世界からどのような影響を受けるものか規定するものである。
  • 祭具とは他者に対して情報を与える事に秀逸な道具を指す。そのため、加護や穢れを上書きでき、境界災害の対処現場で運用される。
  • 祭具のうち、狩衣は人間として出来る限界を、自身に他存在の情報を与えることによって突破、書き換えを行う道具を指す。
  • 穢れや加護は人間の都合によって分けられているだけであり、どちらもただの情報であり、その情報が人間に対して利を与えるならば加護、害を与えるならば穢れとして分類される。
  • 宗教事業法に基づく宗教事業は存在するが実際にオカルト的な効果を持つとされる組織に関しては日本国内閣情報管理局 神祇部 境内清掃課による認可を受けなければならず、それを受けていない者たちを呪詛犯罪者と呼ぶ。
  • 「幽世」は、広義的にはこの現実以外のすべての世界をさすが、主に祓魔師が使うものとしての幽世は人間の脳内にある情報によって組み立てられた世界を指す。
  • 界異とは別に神や悪魔、その他幻獣と称されるカミが存在する、それらの定義は他の情報から自身の情報を害されない存在とされている、一説によれば界異はこのカミを目指しているのではないか?と言われる。
  • 号級はその界異の総合評価として使われ、界異の評価基準として存在強度、存在規模、被害規模、発見難易度等々が使われる。

詳細設定

界異について

界異の定義では様々な情報をもってそれを知的生命体に伝播させることによって自身の存在を補強して、現代を侵略しながら最終的にカミとなる存在である。界異が与える影響全てを総称して境界異常と呼ぶ。何故ならば界異が存在する時点で現世と幽世を隔てる境界を突破してこちら側に顕現しているため。

界異の性質はとても感染症に近い。というのも界異はコアとなる情報(以下情報コアと記述)を知的生命体(以下から生命体と記述)が知覚することで生命体の脳の内部に入り、その後、脳の中にもともとあった情報を自身に取り込みながら自身の存在を補強していく。補強していく内容に関しては情報コアや生命体によって異なるが、基本的に有名なものへと近づいて行くことが多い。もちろん例外もある。
ここでは以上のことが起こる期間をまとめて潜伏期間と呼ぶ。

潜伏期間を経て、自身の存在をミームとして他者が理解できるまで成長した界異は、自身の生命体に対して自身の存在を知覚させたり、その精神を乗っ取るために耗弱させる活動を起こす。例えば自身の存在を幻覚として見せたり、体の一部を異常に重くしたり、周囲の物を落としたり、一般的に霊に取りつかれているといわれる現象がおきる。
ここでは以上のことが起こる期間をまとめて記述期間と呼ぶ。

感染期間を経て、自身の存在を生命体に存在すると思い込ませ、心身耗弱にした界異は生命体を操り自身の存在を他者に広げようとする。自身のミームを他者に広げ、多くの生命体の中にある情報を糧に自分をさらに補強を行う。この時、情報を得た生命体(以下一番最初に界異を取り入れた者を元始体、伝承期間以前に感染した者を複製体と記述)は本来ならば潜伏期間を経て感染期間へと移行するのだが、界異への理解度によっては潜伏期間を飛ばして感染期間、伝承期間、後述する発現期間へとフェーズを進める。
ここでは以上のことが起こる期間をまとめて伝承期間と呼ぶ。

伝承期間を経て、複数人で共有する強固なミームとなった界異は低い現実強度をもってこの世界に現れる。その時、元始体、複製体は界異を補強するミームの一部となってしまう。例えば第一発見者、信奉者、祠を異常に怖く伝承する人等々、界異のミームを補強する役割を無意識的に果たす。この時期の界異を見た者、影響を受けた者(以下偽知体と記述)は元始体、複製体とは異なり、確実にミームの一部となるわけではないが、精神が強くなければ徐々に自身もミームの一部へととらわれていく。元始体、複製体によって界異を理解したものは精神が強くない限り、ほぼすぐさま、ミームの一部へとなる。
界異はこの時から複製体、元始体が存在しない場所での現実世界へと影響を与える行動ができるようになる。とはいえ、ミームの原本を持つ生命体である複製体、元始体が存在しない場所では世界を上書きする情報量は出せないのでそこで必要となるのが偽知体である。偽知体は複製体、元始体とは異なり、原本は持っていないが、その存在や表面上ではあるがそのもの自体がいると信じているため、複製体、元始体と同じような動きを界異に与える。
ここでは以上のことが起こる期間をまとめて物語期間と呼ぶ。

物語期間を経て、世界の一部を上書きするほどの情報量で自身を補強することができた界異は特定の地点に止まり、元始体、複製体の増加によって劇的に変化していく自身の存在変化
に自身の情報コアが上書きされないように力を貯め、長時間の蛹状態に入る。
基本的にここで情報コアは他の情報とともに混ざり、跡形もなくなってしまう。インターネットなどの高速な情報伝達がなかった時代は孵化にかかる時間は数百年、数千年単位でその途中で複製体、元始体が新たな生命体を確保できず、死亡してしまうなどが起きてしまうことが多かった。とはいえ、現代よりも科学が進んでいなかった当時は現代よりも界異の発生は多かったようで、そこら中で界異の蛹が作られ、弱い界異でもカミになることができたとか。ちなみに現代では数年、早ければ数ヶ月でカミになってしまう界異が現れる、とはいえ昔と比べて数はめっぽう減っているため対処ができないレベルではない。
界異によって上書きされた空間のことを禁域と呼び、その中央、もしくは最深部に界異の本体がいることが多い。禁域では様々な不可思議なことが起こり、基本的には内部に侵入した生命体を複製体、元始体にしようと様々な現象が起こる。禁域で界異を理解したものは複製体、元始体、偽知体とは異なる、禁域で受けた被害で辺りにミームを広げ、界異を補強する者(以下被害体と記述)となる。例えば禁域で行方不明となった。禁域に行った後、死亡した。禁域から帰った後に精神が不安定となった。とかである。
ここでは以上のことが起こる期間をまとめて神話期間と呼ぶ。

完全に孵化し、カミとなった界異がどの様な影響を与えるかは様々な仮設があり、現代の科学力では完全に特定はできないが以下に国立情報学研究機構から一定の基準を満たしている者が観覧できる論文の一部を抜粋して記述させて頂いた。


  「界異がカミになろうとする理由は何か。ここでは彼らにとってのDNA、自己複製子というものが彼らにとっての伝播していく情報、ミームであるとして考えてみよう。カミとなった界異はその過程で様々な形で我々人類の文化に影響を与える。それはどの様な形にな ろうとも消えないものとして残り続けるだろう。例えば河童や鬼、天狗などである。では、鬼に注目して考えるとするならば鬼は我々の世界ではきっとカミとなっている。そう言える根拠の一つとして鬼というミームは酒呑童子や追儺として自身を複製しているからである。

略称

  カミとなった界異は我々の脳内で文化として生き残り続ける。ならば彼らの目的は我々と同じ自身のDNAを持つ個体を複製することといえるのではないだろうか」(1)

(1)東京大学大学院情報学教授 犬飼裕樹..界異のミームと動物DNAに関する類似研究. 東京大学. 2006、 p.21-23.

祭具について

簡易独自設定に書かれたように祭具とは他者に対して情報を与える事に秀逸な道具である。
というのも、界異とは上記の定義で話したように様々な情報によって自身を補強する、そんな界異の存在を消滅するには二つの方法があり、一つは界異の大部分を閉める情報を終わらせる、そしてもう一つは界異が所有する情報以上の情報で上書きすること。
一つずつ説明しよう。
まず、界異の大部分を占める情報を終わらせること、これは界異が物語期間であるときに有効である、物語として組み立てられたものにエンドロールを流すということである。
例えばアーサー王を情報コアとして持つ界異ならばそれを倒せるのはモルドレッドとなる、だがもちろん、祓魔師はモルドレッドではない。その為、利用するのが祭具である、自分を構成する情報のうち、自身が管理できる、影響がない範囲でモルドレッドという情報で上書きする。そうすることでアーサー王vsモードレッドという構図が出来上がり、界異を倒せるようになるというもの。

もう一つが情報の上書きである。こちらも単純、相手の情報上、我々が倒せないもしくは相手の影響力が高すぎて攻撃が通らないのならば攻撃が通るように相手の存在を書き換えてやればいい。アーサー王の情報を持っているならお前はアーサー王ではなく、ちゅーちゅーと鳴くことしかできないねずみであるとすればいい。
そのために使うのがまた祭具である、相手に攻撃を与え、その時に現れた情報の傷を補強するようにこちらが望む情報を入れる、1回2回だけでは少ないが何回もすれば蓄積していき、一定量になった情報はミームとなり、あたりの情報を飲み込み伝播していき、最終的に界異の情報コアを飲み込み界異を支配する。

以上のことからもわかるように祭具とは他者の情報を上書き、書き換えを行い自身の望む存在へと変化させる力と、自身の情報を上書き、書き換えを行い自身の望む存在へとなる力を持つものである。

穢れや加護、霊体について

穢れや加護に関しては本質的にはそこまで変わらない。どちらも現世、もしくは幽世に存在する情報である。人体に悪影響を及ぼすか、それとも良い影響を及ぼすかの違いであり、状況や場所によって穢れは加護となり、加護は穢れとして形容される。
祓魔を行わない場合に限っては現世には加護が多く存在しており、それに対して幽世には多くの穢れが存在する。
これは穢れという人体に悪影響を及ぼす憎、殺、悲、恨、怯、恐などなどの感情が人間から生まれる事が多いものだからである。

霊体はその存在を構成する記憶や技術などの情報とそれらを纏い、中心に存在する性格や意思などの精神の二つによる総称を霊体と呼ぶ。

医霊技術




Tactical Research - 国立情報学研究機構

界異


理論


祓魔術


組織


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