FEATO式世界線
概要
世界観について
コア設定との大きな相違点はありませんが、様々な独自解釈が存在します。
独自設定
- この世界において、「界異」の存在は一般に周知されていません。
- ただし「境界異常」「境界災害」と呼ばれる現象は周知されており、これには穢れによる土壌の汚染も含まれます。
- 同じく「祓魔師」は、一般には周知されていません。
- ただし宗教事業法に基づく宗教事業として、地方神祇事務所への届け出によって許認可がなされる一種の「専門的技能を要する職業」であると、世間一般では周知されています。祓魔師とはその中の呼び方の一つであり、一般的には「僧侶」「神主」「イタコ」「拝み屋」などと同じ感じのある種胡散臭い職業であると認識されています。
- コア用語の「呪詛犯罪」の項の説明「儀式技術や祭具を悪用して行われる犯罪の総称。」に従い、霊的な道具全てを一律で「祭具」と呼称しております。同じく儀式もまた、霊的な効果を持つ民俗儀礼などを総称して「儀式」と呼称しております。
- ただし世間一般に対しては文化財保護法に基づく「宗教文化財」であるとして、有形・無形・民俗文化財の中から特定のものが宗教文化財であるとして認定されています。
- 「境界対策課」に関しては、2001年に中央省庁再編によって環境庁へ部分的に統合された旧神祇庁の所轄業務のうち、境界災害の対応ならびに境界異常の浄化を目的とした機関であると、一般的には周知されています。
- 残りの宗教行政ならびに宗教文化財保護の担当部署は文化庁宗務課へ移管されています。
- 祓魔師の組織における「第○祓魔隊」「祓魔隊第○班」設定については、第一祓魔隊を汎用的な祓魔業務に携わる部隊とし、その下に所属する各班が実働部隊として活動します。対して第〇祓魔隊と称される部隊は「東京近傍ではなく地方に配属・常駐する祓魔隊」ないし「特殊な任務・特殊な事情の界異・特殊な祓滅方法などなどの事情によって、通常の祓滅業務とは敢えて異なる祓魔隊」であるとします。
- 「加護」ならびに「穢れ」は四次元的素粒子ないし三次元的物質であるとして理解され、現代科学の範疇として研究がなされています。
- 同じく「物質化した穢れ」、ならびに「物質化した加護」も、例外的ながら元素周期表に記載されるくらいには周知されています。これらは特に物質化した穢れに関しては一般的に「穢晶」と呼称され、これを加工したものが現代における「黒不浄」になります。
- 穢晶を利用した穢力発電所(穢荷霊子炉)が、少なくとも小学校の社会の教科書に登場するくらいには一般的に周知される形で存在します。
- 「幽世」は、少なくとも四次元的空間ではありません。これに関しては諸学説があります。
- カミは全て、四号級以上の界異です。現実浸食によって天災を引き起こすこともあり、通常の号級の他に、一号級以下の「無号級」、五号級のうち特定のものを示す「呪禍級」「崇神級」「天災級」が追加されています。
- 無号級の定義は「一号級程度の現実浸食ならびに存在強度を保持し、なおかつ人間への加害性が弱いもの」、呪禍級の定義は「個体としては一号級・二号級・三号級界異であっても複数個体が密集する事によって五号級界異として認定されるもの」、崇神級の定義は「五号級界異のうち、特に現実浸食が五号級界異を越え、なおかつ個体としての存在強度ないし穢装出力が極めて高いもの」、天災級の定義は「五号級界異のうち、特に現実浸食が通常の五号級界異を越える、なおかつ現実浸食が極めて広範囲にわたり、異界化を以て境界異常を形成するもの」です。
- 一部独自単語がございます(下記にて説明)。
独自単語
- 霊子
- 霊素
- ソシュール=ササキ理論
本来エネルギーを媒介しないと思われていた恩寵子・中性霊子・呪霊子などの霊子スピン数を(ψ(*1)/2)n(*2)と置いたうえで非三次元空間内での不確定性を証明しつつ三次元空間におけるこれらの霊子をフェルミ粒子ともボース粒子ともつかない(*3)素粒子であると仮定したうえでその非三次元力学的な統一モデルを形成したものである。
これによって非三次元的物理学の解明が進み、「穢装に対する加護装の存在」「加護の物質化に関する力学的難度証明」などが明らかとなった
- 霊体
- 禁域
- 穢力発電/穢荷霊子炉
- 呪具
学術的に言うと、恐らくこれらは三次元的材質に対して四次元方向に拡張した場合の霊的な空間において何らかの霊的化学変化が発生した結果霊的に生体構造が生じたものであるとされ、所謂付喪神などはこの類型。人間や有機物のみならず無機物・概念に至るまで霊体が存在するという四次元的物理学の基礎から導き出され、“霊体に有意な霊的効力が発揮された”状態を指す。
主な作成法は古くは実力のある祓魔師など霊的素養の高い者が忌火を代表的な例として作為的・無作為的問わず作成することであるが、近代に至るにしたがって霊的な素養を持たないものでも「大量の死傷者が発生する事に伴う思念ならびに穢れなどがあり、霊的化学変化が生じやすい環境下にある」などの事由によっても発生する事がわかって来た。
ただし近代的な荷霊電気炉方式によって作成された黒不浄をはじめ、タクティカルな方法によって製造された呪具はその製造過程の問題で各材質の霊的変化が均一化されることで概ね一様な効力を発揮するようになることが判明しているものの、霊的素養の高い祓魔師や一般個人が作為的・無作為的問わず作成した呪具や穢れの影響で霊的化学変化を経た付喪神などはそれぞれの場合においてアトランダムな効力が付与されることがあり、むしろ単純に霊素(Ⅲ)を用いた黒不浄や霊素(Ⅰ)を用いた祭具よりも穢化化合物を用いて作成された祭具の方が特徴的かつ唯一無二な祭具となる場合が多い。当然それに伴い一般的な祭具よりも殺傷力や効力が跳ね上がる場合も多々存在するため、環境庁神祇部は呪詛犯罪者による運用に対し警戒を強めている。
- 祓魔師学校
特に境界対策能力開発総合大学校とその研究科は学位を得ることが出来る省庁大学校の一種であるが、その他境界対策事業(*5)として存在する祓魔師の訓練のために境界対策組織法により各地方行政組織に訓練機関を置くことが許可されている。これらの訓練機関のうち東京都に所在する訓練機関であるところの東京都境界対策学校を神官学校と、関東神祇事務所に設置される関東神祇学校を神学院と呼称する事も多い。
その他、クラシカル系の私立大学の専門課程等幾つかあるらしい。
発行する場合は地方神祇事務所に届け出を出し、当地で実施される祓魔免許試験(学科、実技)に合格したうえで地方神祇委員会から交付される形式を取る。
- 障骸等級
これらの障骸者は穢晶産業による労災や穢晶採掘時の慢性的穢染によって発生することが多いが、同時に界異と遭遇した一般人にも発生しがち。ただし一般的には界異の存在が公表されていない以上、これらの被害者は境対課などに入庁させられることもままある。
なお、公式文書では障がい者と表記すると三次元的要因による障害と混同しやすいため、瘴がい者と表記されることもある。
- 義体
厳密には障害者総合支援法(平成17年法律第123号)第76条第1項を根拠とする補装具の一分類であり、保険医が疾病、負傷ならびに身体障害および障骸の治療上必要な行為として装着させることが出来る。一応技術的には現実よりも進んでいるので結構滑らかに動くし結構軽いらしいが、全身義体を成立させるほどの倫理観の欠如は現状出来ていない。
ただし祓魔師や特定の職業に機能を特化させた義肢及び義体に関しては、メガネや補聴器などと同じく日常生活および職業上の理由で装着されるものであると規定され、これらに関しては保険適用外となる。当然これらの購入には多額の資金を実費で払わないといけないため、祓魔特化型の義手や義体を装着したまま戦闘する祓魔師はあまり多くない。
中でも祓魔師向けの義肢および義体はその性能が極めて高いものの、一種の祓魔術を用いたシロモノであるため極めて高額になりがちらしい。
- クローン等遺伝子工学
ただし、一種の祓魔術を用いたソレに関しては、内密理に様々な計画が進行しているらしい。
- 二連星仮説
本来は地動説を中心とした占星術を基盤としてキリスト教圏と非キリスト教圏との間で幽世ならびに界異の出現傾向を比較したうえで、現世と同じように幽世においても「地域差」があるのではないかというものであった。
近代に向かうにつれて時代遅れとされたものであったが19世紀にはこれを基盤としたうえで天動説および天文学の常識を取り入れ「現世と幽世は2つの双子天体であり、相互に公転しつつその接触面において界異の存在が生じる」のではないかと仮定された。カール・マルクスによる“第三の幽世”概念はこの時代の二連星仮説に基づいており、同じく19世紀末のエレナ・ブラヴァツキーおよびアレイスター・クロウリーらのような神智学・近代西洋魔術の勃興に伴う非キリスト教的概念の流入によって“カミ”(*6)と「幽世ではない小規模な特定法則適用時空」即ち異界の存在を説明するために改良が重ねられた。この結果として高号級界異の保持する境界再構成型非三次元的力学の機序や「現世に加護が、幽世に穢れが充満する理由」、現世を維持する加護という存在などに関して説明する事が可能となったが、より直感的理解がしやすい単一世界説(*7)に敗北する形で学会から消滅したという歴史がある。
現状、幽世に関する学説の主流は前述の通り単一世界説であるが、1980年代以降のプレーンワールド仮説との複合性を鑑み現在二連星仮説自体の再評価がなされている。
- 三身説
ただし界異に関する説明のみならず現世の存在に対する解釈が可能であるため、一概にこれが正しいものであるという確証もない。
- 境界戦争(1)
境界兵器規制条約(1978年)や特定有穢性兵器禁止条約(2002年)などによって規制が進みつつある。
- 境界戦争(2)
非三次元戦、全面境界戦争とも。
- 大神災
わかりやすく言えばKクラスシナリオ。この世界では既に一度や二度ほど引き起こされているという説もある。
独自解釈
- 環境庁
2001年の中央省庁再編に伴い環境庁設置法並びに環境庁組織令が改正され、旧神祇庁の史実の環境省と同様の組織系統に加えて神祇部と神祇技監(複官型の次官級審議官。地球環境審議官の対になるように配置される)等境界異常対策に関する部署を保持する大規模な府庁となった。
- 神祇庁
2001年の中央省庁再編に伴い廃止され、宗教行政並びに宗教文化財の管理保護業務は文科省文化庁に移管。境界異常に関する部署は環境庁神祇部として既存の環境庁境界保全局へ統合され、現在の境界対策課に至る。
- 環境庁神祇部
神祇部の下部組織には境界対策課の他に総務課、地域課、医霊課、結界管理課、装備開発課、技術開発課、広報課などがある。
本来の環境庁業務に割り込むように割り込んできた神祇部と旧来環境庁の中で穢れ対策を行っていた残穢規制課・残穢管理課などとの間にはまだもう少ししこりが残っているらしい。
- 境界対策課
あまりにもあまりな予算運用や装備調達、および部隊の動かし方などから、防衛省をはじめとして境界対策課への批判は多い。
- 加護(1)
- 加護(2)
一説には、霊が見えるなどごく汎用的かつ小規模な霊的機能を含む先天的な祓魔師のソレや祓魔術の類もまた何らかの加護によるものではないかという学説もある。
- 霊体器官
本来的には固有術式、即ち「自我境界の成立に伴う成長過程の範疇で生得的に発生した」霊体変質のうち、特定の高号級界異ないし呪具などによる霊体変質を加護(2)と呼称し、霊視や全縁体質などを固有術式と呼称する。この固有術式は霊的素養と言い換えることも可能であるが、加護出力の多寡と比例するものではない事に留意する必要がある。固有術式の存在はナチュラル祓魔師の極めて特異な祓魔能力、即ち再現性のない異能の一例として太古の昔より知られ続けてきた。
対して、人類は古来よりその信仰心や数十年以上に及ぶ宗教的学修と修行ならびにその教理の内面化また霊的作用を持つ儀式としての入れ墨・灌頂・洗礼等によって後天的に霊体器官を敷設・成長させることで固有術式のある程度の形式化と経験則に基づく再現性の発揮を図ることに成功しつつもあった。これによって発現する霊体変質を加護術式と特別に呼称する事も多い。
科学的には加護(2)も固有術式も加護術式も或いは呪具その他による霊体変質も全て霊体器官と総称され、特に「社会生活を行う上で障害となるもの」を障骸と呼び、逆説的に社会生活を行う上で支障をきたさないものを霊体器官と呼称する事も多い。当然これらの霊体器官は人間のみならず他の有機物・無機物にも存在するだろうとみなす事が可能である事から、呪具や祭具の祓魔能力の根源をこの霊体器官に置く学説もある。
これらの分類並びに理論化は長らく行われてこなかったが祓魔技術研究所の八咫烏所長により理論化され、研究開発課の数原氏によって「生体への刻印に伴う霊体器官の後天的な促成敷設」が実験段階にある。境対課の一部祓魔師には数原氏による後天的霊体器官敷設が実行され、様々な霊的素養の後天的拡大が行われているらしい。
- 穢れ
- 結界
- 神祇官
その成立上宗教界からの圧力が極めて強く、全国的に統一された階級区分が為されていなかったが、タクティカル化の始まった1990年代以後独立行政法人神祇官資格支援機構によって行われた旧試験(*11)を経たうえで、2020年代現在は一般社団法人日本神祇官機構が実施する民間試験によって実績や実務経験などに基づいた〇種神祇官認定が為されるようになり、以て甲種から戊種までの5階級で実績や能力による階級区分認定が行われるようになった。
これらの神祇官たちは基本的に、加入義務はないものの各地方の神祇官会に所属する事が暗黙の了解となっており、神祇官として独立開業して活動するためにはその地方の神職や僧侶や司祭とメンバーが何故か一緒な○○県神祇官会に所属する事を余儀なくされる。ただしこれは2013年頃の公益法人改革によって大打撃を受けており、ユーキャンで神祇官資格を取る若者も出ている様子。
- 呪詛犯罪者
この判決を以て、「一般的にその機序が三次元的物理学による理解の埒外であるがゆえに不能犯となるべき刑事訴訟に対し、霊的効力という特殊な事例およびそれを用いて他を故意に害し社会規範を毀損せしめる行為の悪辣さに基づく例外的主観的危険説の適用により有罪とみなされる事件」を呪詛犯(じゅそはん)、ならびにこのような霊的犯罪を実行する犯罪者を呪詛犯罪者と呼称する。
- “第三の公安”
- 医霊技術
日本においては元来医師法に基づく医師の所轄業務であったが、1952年に発生した惨讐の河事件による大規模穢染によって広島県内の医師ならびに民間宗教事業者(厳島神社・広島護国神社・広島別院などの神祇官を含む)のキャパシティーが破綻。1958年には厚生労働省国立予防衛生研究所とアメリカ原爆傷害調査委員会による日米両者の合意が行われ、原爆被害のみならず穢土汚染に伴う医療の認知が進み、この反省を以て1963年心霊医師法が成立。医師法に基づく医師を三次元的要因に伴う医師であるとし、1950年代以後の穢晶バブルに伴う障骸者の増加により心霊医(心霊医科)が発展した。
神祇部の他、産業医や各地の病院にも心霊医科があったりする。一般的には“お医者さん”の一部であり、民間人は障骸等級の認定の為に必要な診断書の発行のほか穢染健康被害および呪詛犯罪の疑惑のある霊体損傷などにおいてこの心霊医と関わることも多い。
また別途、厚生労働省の所轄として救急医霊士・臨床医霊士など多種公的資格もあるらしい。
- 穢装等級
- 存在強度
| 号級 | 定義 | 代表例 | 被害規模 | 代表的な事件 |
| 無号級 | 一号級のうち、人間への加害性が弱いもの | “銃創” | たまに民間人が死ぬ。祓魔師なら造作もない | しばしばある。事件にすらならない |
| 一号級 | 現実浸食が弱く、かつ個体として干渉する | “黒虫”・“歩骸” | 民間人が最低でも1人は死ぬが、祓魔師なら打破可能 | 事件にはならない。日常的な祓滅作業 |
| 二号級 | 現実浸食が明確に発揮される | “赤夜児” | 民間人が気楽に死ぬ。新人祓魔師も危ない | 事件にはならない。日常的な祓滅作業 |
| 三号級 | 動物くらいの知恵が出てきて、現実浸食が強くなる | “波狼注意報”・“マヨヒガ” | プロ祓魔師でも少し危ない | ちょっとだけ強い祓滅作業。一般には明かされない |
| 四号級 | 言語を解するくらいの悪辣さがあり、現実浸食が強い | “禍地蟲”・“英霊” | 比較的大規模な地震と同じくらいの被害を及ぼす。班長級が何とか食い止めるしかない | 安芸灘四号級禍災(2001年)・大阪北部四号級禍災(2018年) |
| 五号級 | 現実浸食が凄い強く、無茶苦茶賢い | “秋彼岸”・“鬼種五型” | 大規模な地震や水害と同じくらいの被害を及ぼす。班長級複数人による祓滅が必須 | 京都五号級禍災(2014年)・恐山五号級禍災(2015年) |
| 呪禍級 | 個体では一号級から三号級程度であっても群体として五号級界異に相当するもの | 一号級界異“蜃霧牢”・無号級界異“銃創” | 地域レベルでたいへんなことになるが、対処も簡単なことが多い | 平成26年京都呪禍災害(2014年) |
| 崇神級 | 五号級のうち、個体として無茶苦茶強いもの | “烏有先生”・“瞑婚” | 最低でも1000人規模で人が死ぬ。祓滅が困難であることも多く、封印で対処する場合もある | 渋谷崇神級災害(20■■年) |
| 天災級 | 五号級のうち、天災を引き起こすほどの現実改変を行うもの | “流れを変える神”・“嶽火の神” | 班長級を大量に投入して撃破するか、儀式による封印でなんとかするしかない | 阪神淡路大天災(1995年)・東日本大天災(2011年)・御嶽山天災(2014年)・平成30年西日本天災(2018年) |
- 加護装/霊装
一般的には祓魔師や式神ならびに一部障骸(*12)等の身体性能や自己保存能力に関して説明づけられることが多い。
- 縁起
縁起の特例的使用は縁起特例法に基づき祓魔免許中縁起免許を保持するものに限られ、それ以外は動物愛護法ないし鳥獣管理法に基づき違法である。
- 黒不浄
- 忌み火
しかし近年では"雷丘の神"および代替方法である"天満の神"の招来コスト高騰や霊素(Ⅰ)の高騰のため、単純な聖化酸素・聖化水素等を用いる荷霊電気炉も増えているという。
- 式神
基本的には何らかのコアを用いた擬似霊体の構成を以て形成され、「事前に定義された運用方式に従って媒体を動かす」安倍式(*13)式神と「媒体を前もって定義することで運用方式を逆算して構築する」ラビ・レーフ式(*14)式神との二種類が存在するとされる。
- ナチュラル祓魔師
一種の才能であり、障骸と併用されることも多い概念。古来より現在まで多数のナチュラル祓魔師が生まれ、規格化されないその特異な祓魔能力を以て活躍し続けてきたという。
- クラシカル祓魔師
宗教や伝統に則る事が多く、現在では宗教組織をベースとした民間祓魔組織ならびに1990年代以降の宗教離れによって失業した人材の登用や2014年の石名坂事件による組織的混乱にともなうヘッドハンティングで、境対課でもクラシカル祓魔師の割合は比較的多く存在する。
- タクティカル祓魔師
1990年代以降の宗教離れと2000年代前半からの時田平郎前境界防災特命担当大臣による境対課のタクティカル化によって、この傾向は顕著なものとなった。
独自組織
- 国立研究開発法人極東境界異常・幽世事象蒐集研究所
メタ的に言えばF式カノン創作者どもの擬人化。便利に使う。
- 内閣府特命担当大臣(境界防災担当)
- 内閣府政策統括官(境界防災担当)
- 内閣官房境界防災会議
- 境界対策事業能力開発総合大学校
- 内閣府国立界異研究・知識活用センター
- 林野庁鎮守部
- 水産庁鎮守部
- 警察庁警備局公安課第9班
- 対界異機動隊および呪詛犯罪対策部隊
- 宮内庁御陵職
その都合上厳密には宮内庁ではなく“陛下”よりお給料を賜る内廷職員という扱い。凄く強いクラシカル祓魔師たちの巣窟。
- 出入国在留管理庁河原支局
- 厚生労働省労働基準監督署西院事務所
- 厚労省国立障骸者自立支援センター
- 法務省粕倉特呪矯正センター
その他、恵伏木刑務所や幾つかの呪詛犯罪刑務所・呪詛犯罪者収容房があるらしい。
- 外務省大臣官房儀来官/儀来課
- 日本
内閣情報管理局 越典第451班
「現在完成していないモノ或いは理論的概念を式法として運用する事が出来る」という正体不明の式法を保持する極めて近未来的なタクティカル部隊である。
独自呪詛犯罪/民間祓魔組織
- 時田派
主な事業は「クラシカル祓魔師の影響力減退」「式法絶印など霊体奇形の科学的説明」「式法を持たない人間でも用いることのできる汎用祓魔術の制定」「生体祭具の研究」「クローン祓魔師の製造」「人間の界異化に関する研究」などなど。
現在は時田平郎が死んだことから影響力が削がれているといううわさもあるが……?
- “奉行”
武術の中に儀式手順を含めることで武術と共に加護防壁によく似た武技を用いることが可能であり、地味だが便利に強い。
- 浅間重工
- 特別広域指定呪禍抗争暴力団
「自ら指を断ち、刺青を彫り、暴力を以て恐怖を受ける」ことによって、人間社会から外れ界異にも似た膂力を得る手法が公然と使われている。
独自法令
- 神祇庁設置法(昭和23年法律第44号)
- 神祇庁組織令(昭和23年政令第9号)
- 神祇官法(昭和23年法律第49号)
- 宗教事業法(昭和26年法律第127号)
2015年の法改正で丁種祓魔免許が追加された。
- 境界対策組織法(平成15年法律第224号)
- 霊子力基本法(昭和31年法律第184号)
- 穢化元素及び穢荷霊子炉の規制に関する法律(昭和31年法律第89号)
- 有穢性祭具運用規則(昭和33年総理府・神祇庁令第13号)
- 境界災害等対策特別措置法(昭和36年法律第224号)
- 心霊医師法(昭和38年法律第321号)
- 境界保安法(昭和45年法律第304号)
- 穢化元素等基準法(昭和50年法律199号)
- 有穢性弾頭ならびに穢性元素の規制に関する法律(平成元年法律第341号)
- 境界兵器規制条約(1978年)
- ウェストミンスター条約(1987年)
- ルルド議定書(1990年)
- 特定有穢性兵器禁止条約(2002年)
独自の事件
- 室戸大瘋(1934年)
- 鴨川禍災(1935年)
- 鳥取地震(1943年)
- 昭和東南海地震(1944年)
これによって日本の霊的防護のバックアップを担っていた三種の神器のうち八咫鏡が破損し、続く1945年の原爆投下によって日本の霊的防護は完全に破綻する。
- 三河地震(1945年)
- 枕崎大瘋(1945年)
- 昭和南海地震(1946年)
- 福井地震(1948年)
- 惨讐の河事件(1952年)
この事件後、大量に発生した障骸者救済のため医霊技術が発展していく。
- 三鷹事件(1949年)
- 南山城水害(1953年)
- 洞爺丸事故(1954年)
- 伊勢湾大瘋(1959年)
- 浅沼稲次郎暗殺事件(1960年)
- 昭和36年梅雨前線豪雨/三六災害(1961年)
- 淡路穢染公害訴訟(1968年)
- 畔筵智道斎事件(196■年)
- 四生ヶ辻交差点事件(1972年)
- 千日デパート禍災(1972年)
- 穢腕討伐作戦(1975年)
- 境港祓串行政事件訴訟(1978年)
- 立山有穢性祭具配備訴訟(1981年)
みたまや事案(19■■年)
警告 当記録は対ミーム禍災防護目的のため秘匿されています。 平成元年総理府・神祇庁令第44号附則1項に基づき内閣総理大臣、内閣官房長官、防衛大臣、環境庁長官ならびに同政令平成13年4月附則1項に基づき内閣府特命担当大臣(境界防災担当)および境界保全局長ならびに神祇部部長の全員の合意に基づく書面上での決裁と、平成13年内閣府訓令第1号に基づく神祇技監、環境庁長官官房技術統括審議官ならびに神祇秘書官3名以上の同意および承認を以て、ミーム関連事例機密情報管理官および境界対策情報システム管理官ならびに環境参事官1名以上の同席のもとでのみ閲覧する事が出来ます。
- 八咫ノ川事件(198■年)
現在では様々な要因によって市内の様子が知られることがないが、だいたい総括すると多数の界異がひしめく魔境と化しており呪詛犯罪者と犯罪組織の温床になっているらしいことが判明している。
死者、行方不明者は統計上に残っておらず、不明。
- 石名坂神祇官襲撃事件(1984年)
- 日本航空123便墜落事故(1985年)
- 高柳事件(1991年)
- 石薬師事件訴訟(1993年)
- タクティカル二二六事件(1995年頃)
- 真理教会事件(1995年)
“真理教会”は秘密のヴェールに覆われた日本において偶然にも界異の存在に辿り着いた新興宗教の一つであり、ミタマ様と呼ばれる神が1999年7の月に降臨するとするドゥームズデイカルトであった。
恐らく何らかの儀式を用いた「人間の霊的昇華(*20)」を目論んだものであるとされており、東京都内をはじめ各所で呪詛テロを実行した後警察・自衛隊・神祇庁などによって鎮圧された。
- 阪神淡路大天災(1995年)
実はこれによって当時子供だった山神班長たちの人生が変わっている。
- 警視庁長官狙撃事件(1995年)
- 那智穢染浄化手順違憲訴訟(1997年)
- 都内女子学生連続不審死事件(新宿七人ミサキ事件)(1999年)
- ボーイング製戦闘機輸入事件(2003年)
でもそれはそれとして機動班は勝手に導入してくる。なんだあいつ!?
- 神居古潭禍災事件(2003年)
- 東日本大天災(2011年)
- 奉斎組合新宿襲撃事件(2012年)
- 石名坂事件(2014年)
死者・行方不明者12万人以上。これに伴う界異の出現に対応するため境界対策課および日本各所の官民問わぬ祓魔師が5000人規模で犠牲となり、富士樹海・八咫ノ川・恐山に次ぐ日本最大級の禁域が発生することで収束した。
現在では石名坂禁域に眠る大量の穢晶を採掘・活用する計画があったり土壌改良の後に新規の宗教事業都市を建築する計画があったりするらしい。
- 想起騒動(2015年)
- ロシア極東紛争(2015-2016年)
日本はPKOを実施。国際連合極東境界和平安定化ミッションの発生。
- 2016年9月下関天災
- 熊本地震(2016年)
- 横浜祓串銃乱射事件(201▮年)
- 中日本特異災害(2018年)
- 新型コロナウイルスによる全世界的パンデミック(2019年末-)
主犯として目される武漢大学の元学生梁淑に対しては呪詛犯罪者としての国際指名手配が掛けられている。
- 呉市日本製鉄瀬戸内製鉄所事件(2020年)
- 白道市事件(2022年)
- ロシア・ウクライナ戦争(2022年-)
その他多数の境界兵器(縁起兵器)が用いられていた形跡があるとされ、国際社会からの批判は強まっている。
- 次期在日米大使爆殺事件(2025年)
- 内閣府国立界異研究・知識活用センター襲撃事件(2026年)
- 台湾海峡国際紛争(202■年)
実質的な交戦時間が短かったことも併せて一般的な認知は少ないが、同境界兵器運用者であり主犯である元台湾界巡署職員殷丞琳に対しては呪詛犯罪者としての国際指名手配が掛けられている。
- 比礼増人事件/比礼・増戸事件
独自の国際事情
- アメリカ
その他アメリカ軍に祓魔部隊の存在が確認されている。
どうやら宇宙人という、「現世に存在する超常存在」との関連性が大なり小なり存在するらしい。
また非政府主体として、スターコートと呼ばれる空間置換型祭具で武装した四号級相当の祓魔師たちがいるようだ。
界異はユーマノイズ、界異の号級はハザードクラスと呼ばれる数値で呼称される。
- ロシア
ソ連時代にはKGB、現在はFSBの一部部署が境界治安を担っている。
ただしその真価は全面境界戦争に備えた軍事偏重・イデオロギー主流の祓魔開発と、“第三の幽世”を用いた人造の異界法則運用者「連邦少女」や呪具によって構成されるハイエンド軍用義体運用型人造人間「儀体化狙撃兵」など軍事に関してなら金に糸目をつけない異様なまでの祓魔技術実証が特徴的。その特性上、縁起運用と調伏に関しては一日の長がある。
不確定情報ではあるが、近代ロシア史の至る所において未来人による干渉が行われていると見られている。
- 中国
自称4000年の歴史がある巨大な文化圏の中核であり、古代中国から伝わる華夏二十四条と呼ばれる呪具をはじめ、崇神級・天災級の界異を討ち果たした後に作られた神造祭具(あるいは神製祭具)を複数所有しているものとみられている。
その古い歴史から複数の個所に禁域が存在し、中には封印が施されているだけの禁域も多い。その最たるものが“龍”と呼ばれる天災級界異であり、全面境界戦争時において解放されることがあるようだ。
ただし現在の中華人民共和国政府はクラシカル運用に関して否定的な見解であるようで、界異化した兵士の開発計画も進んでいるのだという。
仙人という、数千年前から生きる半ば界異化した祓魔師(?)の存在が示唆されている。
- イギリス
- EU圏
さる高貴なる女主人という名の界異がこれに協力しているとみられる。
境界異常関連組織図
重要人物
- “陛下”
ただし儀式的に言えば「現人神ではなくなった“陛下”」と「何も持たない人民の国になった日本国」といういわば2つの管理者が並列する状況は極めて悪いらしく、戦後から80年程度経った今現在では日本国内のそこかしこに界異が頻発している。
ちなみに、三種の神器は1940-50年代ごろに全て破損している。本来霊的鎮護――『全土結界』のバックアップを果たしていた三種の神器が破損したことによって、全土結界の張り直しは事実上不可能となった。
- 総理大臣
今の総理大臣は恐らく日本で最も有名な某中道保守政党の総裁。
霊的に言えば、儀式として何かを為す力は一切ないが――「主権者たる国民の代表」という地位にある。
- 環境庁長官
- 中臣藤之慎 内閣府特命担当大臣(境界防災担当)
現在の境界防災担当大臣は中臣藤之慎。旧子爵家にして神祇官中臣家の現当主であり、恐らく昭和の時代からの衆議院議員であるクソジジイ。中臣千萱の祖父に当たる。
- 堀川瑞帆 内閣府政策統括官(境界防災担当)
- 白川佐伯 神祇技監
平安時代から続くクラシカル祓魔師の家系であり、1950年代にはちょっと色々あったものの何とかなった世界線の白川伯王家の子孫であるらしい。
- 吉田兼己 環境庁長官官房技術統括審議官
吉田兼好法師の子孫である……と自称しているが、よくわからない。何事も飄々と切り替えしてくる性別不明な人物。
- 忌部芥 環境庁長官大臣官房審議官(境界保全局担当)
“殯”と呼ばれる儀式を用いるクラシカルな祓魔師であり、どこかの時代の当主が“石女の神”――崇神級界異“瞑婚”による加護を得ていることもあって、この家系は60歳で必ず死ぬという呪いが掛けられている。
- 弓削道兼 環境参事官(境界防災担当)
一般家系に身をやつした古代日本の氏族、弓削家の末裔。彼個人としても中々苦労して旧帝大を出てキャリア官僚になったらしいが、それはそれとして出世欲と金銭欲が高すぎることから親戚一同には本気で嫌われている。なぜならば親族の葬儀にも出ず議員たちとゴルフをしていたからであり……。
参事官補佐に中臣千萱。弓削参事官が殆ど仕事を行っていないため、ほぼ全ての業務が中臣千萱参事官補佐に回されているらしい。
- 葛城絢子 環境参事官(国際関係担当)
“高見の神”の加護を持つ葛城家の末裔。正式には「かつらぎ・じゅんこ」であり、しばしば「あやこ」と間違えられる。
「視点を遥か上空に設置し、リアルタイムで監視が出来る」という加護を持つもののその強度は高くはないらしく、各国との折衝には外務省などとの連携も行っている。
参事官補佐に蘇我冨治仁。大化の改新で有名な蘇我家の末裔であるが、一般家庭に身をやつした士族(元地下人)の生まれ。頑張って学を為したらしく祓魔能力は殆どない。
- 野見阿曾三 環境参事官(特種境界災害対策担当)
御年60歳の神祇官。元相撲取りであり、野見家の祓魔術として「1on1の領域を形成し、真に肉体のみの勝負を以て敗者の“核”を破壊する」という術式を用いる。
参事官補佐に大江いつき。鬼種を祖先に持つらしく、先祖返り的に二号級界異“鬼種二型”と同規模の存在強度を持つ。おかげでちょっとした祓魔術が使える。
- ▮▮▮▮ 境界保全局局長
- ▮▮▮▮ 神祇部部長
- ▮▮▮▮ 境対課課長
関連ページ
ノベル/祓魔四班
ノベル/宗教事業法30条1項に基づく有穢性祭具運用規則31条並びに32条及び附則1項の規定に基づく有穢性弾丸残穢基準改正専門委員会準備会
カノン/FEATO式世界線/歴史
組織/自衛隊(FEATO式世界線)
祭具・用語/祓魔免許
- キャラクター/中臣千萱(なかとみ・ちがや)
- キャラクター/烏有先生(うゆう • せんせい)
- キャラクター/憑坐ミケ(よりまし • みけ)
- キャラクター/鮫島ちゃん(さめじま)
- キャラクター/伊勢御鶴(いせの・おつる)
- キャラクター/ピオトル・マウォポルスキ
- キャラクター/ズナーニエ
権利情報
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