忘我(ぼうが)
基本情報
仮想全高 | 1.5~2m |
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仮想質量 | 30kg |
存在規模 | 二号級 |
穢装等級 | Ⅱ |
ステータス
存在強度 | D |
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疑似知覚 | D |
穢装出力 | D |
空間機動力 | C/二足歩行。人間より少し劣るが物体をすり抜けてくる |
知能 | あまり賢くはないが、悪知恵は働く |
概要
捻じれた手足に異様な細さの胴体を持つ、概ね人型の界異。顔のあるべき部分には奇妙な渦巻き模様が絶えず回転しており、これを正面から覗き込んでしまった人間は一種のトランス状態に陥る。
忘我の手によってトランス状態へと陥った人間は外部からの暗示を受け入れやすくなってしまい、簡単な指示を無意識化に埋め込んだり、認知を若干捻じ曲げたりといったことが可能になる。本人が強烈に忌避感を抱くことはさせられないが、長期間にわたり忘我の暗示を重ね掛けして忌避感に関わる認知を少しずつ捻じ曲げることで最終的には言うことを聞かせられたりもする。
忘我の手によってトランス状態へと陥った人間は外部からの暗示を受け入れやすくなってしまい、簡単な指示を無意識化に埋め込んだり、認知を若干捻じ曲げたりといったことが可能になる。本人が強烈に忌避感を抱くことはさせられないが、長期間にわたり忘我の暗示を重ね掛けして忌避感に関わる認知を少しずつ捻じ曲げることで最終的には言うことを聞かせられたりもする。
主に人家に紛れ込み、家主や住人の人格を徐々に捻じ曲げてゆっくりと人間関係を破綻させていく。日本に起こるDV事件の何割かは忘我の仕業と言われており、温和な人が急に乱暴な性格に変わり始めた際は注意が必要。
忘我によるトランス状態や暗示の解除方法は既に境界対策課によりマニュアル化されているが、それでも呪詛犯罪者が使役している場合は対応に慎重さが求められる。忘我によるトランス状態への移行は即効性であり、それを受けた祓魔師はひどく無防備な状態に陥るからだ。
ただし、トランス状態においても動けるほどに行動規範が明白な人物――――自分の感情に関わらず、一定の基準を自分の外に設けて盲目的に従う事のできる人物は忘我の影響下に居ながら行動が可能である。
関連ページ
権利情報
権利情報は全ての項目を必ず記入するようにしてください。
権利者 | クサリ |
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コンタクト先 | https://x.com/kusari13 |
他作品での使用範囲 | 自由にご使用ください |
登場作品 | ノベル/泥中散華、未だ遠く |